MOVIEW SNS:Bluesky Threads Twitter Instagram YouTube

コラム

映画館や試写室で観た映画・アニメ・特撮のレビューです。ネタバレはいたしません。映画鑑賞や映画選びの参考にどうぞ。

Vol.165 『テンペスト3D』

テンペスト 第一巻 春雷マスコミ試写にて『テンペスト3D』観賞。NHK BSで放送されたドラマ『テンペスト』を3D化し、劇場版とした作品。
19世紀、琉球王朝末期。日本(薩摩)と清の両属関係となっていた琉球を舞台に、性別を捨てても国を守ろうとした一人の女性がいた。孫寧温(真鶴)。史上最年少で官吏登用試験に合格した寧温は、類い希なる政治手腕を発揮し重用されていく。しかし、陰謀渦巻く王朝内の人々、野心をもった清の宦官、さらに開国を迫るアメリカなど、琉球を取り巻く情勢は過酷極まるものだった……。

→続きを読む

コラム, 歴史物・偉人物映画          

Vol.164 『聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-』

聯合艦隊司令長官 山本五十六 オリジナル・サウンドトラック楽天地シネマズ錦糸町にて『聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-』観賞。
戦争前夜の海軍省から前線基地視察時の戦死まで、山本五十六の物語を通じて、なぜ日本が勝つ見込みのない戦争に傾き、突入し、負けていったのかを描いた作品。戦争映画というよりも山本五十六の伝記映画といったほうがいいでしょう。

→続きを読む

コラム, 戦争映画          

Vol.163 『連合艦隊』

連合艦隊観賞映画振り返りコラムの61回目は1981年に観た『連合艦隊』。一般試写でイイノホールで観ました。
真珠湾攻撃による太平洋戦争の開戦から、ミッドウェー海戦を経て敗戦の道を進んでいく日本海軍。レイテ、そして大和の沖縄特攻作戦までの戦争の流れを縦軸にしながら、歴史に翻弄された2組の家族、特に親子の物語をオールスターキャストで描いた作品。中井貴一さんのデビュー作でもあります。

→続きを読む

コラム, 戦争映画          

Vol.162 『さようなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』

さようなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅観賞映画振り返りコラムの60回目は1981年に観た『さようなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』。昨年のうちに1981年の作品は終わらせておきたかったのですがまだ夏の作品。先は長いなぁ。この作品は友人と浅草東映パラスで観賞しました。
この作品の2年前に公開された『銀河鉄道999』の続編として制作され、“すべての謎が明らかになる”と銘打たれて公開された映画。しかし、すべての謎といっても前作で疑問に残った部分、あるいはここをもっと知りたいと思った部分はないのでなんのことだろう?という感じで観ました。

→続きを読む

コラム, 劇場版アニメ・イベント上映          

Vol.161 『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコルシネマメディアージュにて『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』観賞。もう1週間以上前に観たのに全然書いてる時間がありませんでした……。
もはや説明する必要もない『M:I』シリーズの4作目にして最新作。主演はもちろんトム・クルーズ。今回はミッションを受けるというよりも、イーサン・ハント自身にかけられたクレムリン爆破の容疑をはらすための行動が描かれています。

→続きを読む

コラム, スパイアクション映画          

Vol.160 『ペントハウス』

Tower Heist完成披露試写にて『ペントハウス』観賞。TOHOシネマズ六本木。
『ナイト・ミュージアム』シリーズで知られるベン・スティラーと、数々のヒット作で知られるエディ・マーフィの豪華顔合わせによるコメディ要素たっぷりの娯楽作品。お話しとしては「金持ち階級VS一般市民階級」の物語で、『大逆転』に似た雰囲気の作品です。

→続きを読む

コメディ・ギャグ映画, コラム          

Vol.159 『007/ユア・アイズ・オンリー』

ユア・アイズ・オンリー観賞映画振り返りコラムの59回目は1981年に観た『007/ユア・アイズ・オンリー』。友人達と日比谷で観賞。日比谷映画だったか有楽座だったか……。
前作の『007/ムーンレイカー』があまり評価できる作品ではなかったこともあり、007シリーズ自体を映画館で観るべきかどうか迷っていたところ、原点回帰ともいうべき肉体を使ったアクション映画となっているという評を受け、観ることにしたのですが、いろいろな面でシリーズの中で指折りの作品になっていました。

→続きを読む

コラム, スパイアクション映画          

Vol.158 『ブルース・リー 死亡の塔』

死亡の塔観賞映画振り返りコラムの58回目は1981年に観た『ブルース・リー 死亡の塔』。ブルース・リーの大ファンだった友人に誘われて観ました。丸の内東映パラスだったかと。
多くのファンを生み出した『燃えよドラゴン』が日本で公開されたとき、すでにブルース・リーは故人となっていました。その後、過去の作品が『ドラゴン』の名の下に公開されていったわけですが、1970年代中盤には底をついていました。その後、亡くなったときに撮影を中断していた『死亡遊技』に代役を使った追加撮影を行って公開したわけですが、「また未公開フィルムが見つかった」という名目で作られたのがこの作品。

→続きを読む

アクション映画(一般), コラム          

Vol.157 『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』

タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密完成披露試写にて『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』観賞。TOHOシネマズ六本木にて3D上映。
スピルバーグ監督の『インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国』から3年半振りとなる新作映画は、全世界ベストセラーのコミック『タンタンの冒険』の3DCG映画。製作には『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソンも名を連ねています。

→続きを読む

コラム, 劇場版アニメ・イベント上映          

Vol.156 『1911』

マスコミ試写にて『1911』観賞。ジャッキー・チェン出演100作目にあたる記念作品。
清王朝末期の中国を舞台に、列強に蹂躙される祖国を憂い立ち上がった者たちによる革命と中華民国成立を描いた歴史物。この作品の主役は孫文で、ジャッキー・チェンはその盟友である黄興を演じている。

→続きを読む

コラム, 歴史物・偉人物映画          

Vol.155 『カウボーイ&エイリアン』

カウボーイ&エイリアンTOHOシネマズ錦糸町にて『カウボーイ&エイリアン』観賞。豪華なスタッフ・キャストによるSF映画で、初めて予告編を観たときから観に行こうと決めていた作品。
タイトルを一見すると、劇場公開もされないようなB級映画のようなイメージを受けますが、内容はきちんとSF映画であり、西部劇である、しっかりとした作り。スピルバーグが製作総指揮、ロン・ハワードが製作、そして『アイアンマン』のジョン・ファブローが監督。そこにジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグと、インディアナ・ジョーンズのハリソン・フォードの共演が実現。これだけを並べても贅沢感あふれる感じがしますよね。

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.154 『インモータルズ -神々の戦い-』

Immortals完成披露試写にて『インモータルズ -神々の戦い-』観賞。TOHOシネマズ六本木にて2D上映。
ギリシャ神話をモチーフに作られた、壮大な戦いのドラマ。『300<スリーハンドレッド>』の監督をはじめとするスタッフが作っただけあって、あの独特の空気感、カメラワーク、そして迫力ある大軍勢による戦闘シーンを楽しむことができます。

→続きを読む

コラム, 冒険活劇映画          

Vol.153 『琉神マブヤー THE MOVIE 七つのマブイ』

琉神マブヤーTHE MOVIE 七つのマブイ サウンドトラックマスコミ試写にて『琉神マブヤー THE MOVIE 七つのマブイ』観賞。沖縄で圧倒的な人気を誇るローカルヒーローがついにスクリーンへ。
15分番組として製作された第1シリーズから3年。現在第3シリーズ(外伝1シリーズを除く)がTV放映中の『琉神マブヤー』。その劇場版となる今作は、沖縄オールスターズとも言えるキャストが集結した長編作品。

→続きを読む

コラム, 特撮映画          

Vol.152 『スーパーマンII 冒険篇』

スーパーマンII 冒険編観賞映画振り返りコラムの57回目は1981年に観た『スーパーマンII 冒険篇』。一般試写で丸の内ピカデリーで観ました。
スーパーマンと言えば、その名を知らない人がいないくらい有名なアメリカンヒーロー。しかし悪と戦うヒーローとしての描かれ方が主で、スーパーマンそのものの物語にスポットを当てた作品はありませんでした。その誕生から地球へきて、ヒーローとして活躍するようになる下りを描いた前作『スーパーマン』と合わせ、当初2部作として企画された後編がこの話となります。しかしリチャード・ドナー監督の途中降板などでその構成自体が崩れてしまうのですが。

→続きを読む

コラム, 特撮映画          

Vol.151 『ニューヨーク1997』

ニューヨーク1997観賞映画振り返りコラムの56回目は1981年に観た『ニューヨーク1997』。友人2人と日比谷映画で観賞。ジョン・カーペンター監督の近未来SF。
島全体を高い壁で囲い、重犯罪者のみを収容する刑務所となっているマンハッタン島に大統領専用機が墜落してしまう。乗っていた大統領を救うために白羽の矢を立てられたのは元軍人の犯罪者スネーク。小型爆弾を体内に注入されてしまったスネークが大統領救出にかけられるタイムリミットは24時間。力こそがすべての刑務所からはたして大統領を救い出すことができるのか?

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.150 『世界侵略:ロサンゼルス決戦』

世界侵略:ロサンゼルス決戦TOHOシネマズ錦糸町にて『世界侵略:ロサンゼルス決戦』観賞。東日本大震災の影響で4月の公開から延期されていたSF作品。
突然、前触れもなく現れた流星群。それは地球を侵略しようとする異星人の襲来であった。侵略の目的も、その正体もわからない異星人たちの攻撃により、世界中の都市が壊滅状態に陥る。そんな中、ロサンゼルスで市民救出の命を受けた海兵隊員たちは生存者とともに、敵の猛攻にさらされながらサンタモニカの前線基地を目指すのだった……。

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.149 『ナイトホークス』

ナイトホークス観賞映画振り返りコラムの55回目は1981年に観た『ナイトホークス』。この作品は一般試写で観たのですが、会場がどこだったか思い出せません。イイノホールだったような気もするんですが……。
『ロッキー』でスターダムにのし上がり、その続編で、肉体派俳優としての地位を不動のものにしたシルベスター・スタローン。このあと『ロッキー』シリーズに加え、『ランボー』も始まるというタイミングで、まったく違うイメージのキャラクターを演じたのがこの『ナイトホークス』。スタローンが演じるのはひげ面の刑事。肉体美を封印していたので、別人に見えましたね。しかも冒頭から女装ですし(^o^)

→続きを読む

コラム, 刑事・警察映画          

Vol.148 『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』

三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船完成披露試写にて『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』観賞。TOHOシネマズ渋谷での3D上映。
『バイオハザード』のポール・W・S・アンダーソン監督による、これまでにない、まったく新しい『三銃士』。17世紀のフランスとイギリスを舞台に繰り広げられる、ダルタニアンと三銃士の冒険活劇。愛と友情、策略と陰謀、剣劇と飛行船……これでもかといわんばかりにエンターテインメント要素が凝縮された作品になっています。

→続きを読む

コラム, 冒険活劇映画          

Vol.147 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』

『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』 1/6スケールフィギュア キャプテン・アメリカマスコミ試写にて『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』観賞。マーベル・コミック最初のヒーローを映画化した作品。
第二次世界大戦下の1941年。アメリカ軍の秘密実験“スーパーソルジャー計画”によって強靱な肉体を得たスティーブ。しかしその力は活用されることなく、アメリカ国内での戦費獲得のための国債販売のマスコット的存在“キャプテン・アメリカ”となっていた。そのスティーブ一行が戦地の慰問に訪れたとき、親友の所属部隊の窮地を知り、単独で救出に向かう。それは、ナチスのカルト集団ヒドラ党とのすさまじい戦いの幕開けであった……。

→続きを読む

コラム, 特撮映画          

Vol.146 『スフィンクス』

スフィンクス観賞映画振り返りコラムの54回目は1981年に観た『スフィンクス』。振り返りコラム、今年に入ってまだ3本しか書いてませんでした。まだ30年前。いかん、いかんちょっとペースを上げないといつまで経っても終わらない。内容的にはみゆき座向きの作品でしたがみゆき座でなかったのは確かなので、有楽座で観た気がします。
この年の初めには以前Vol.123で書いた『ピラミッド』を観ていて、少々拍子抜けしたこともあり、またエジプトが舞台と言いながらだまされるかもなぁなどと思いつつ観たのですが、まったくの杞憂で、よくできたラブサスペンス映画でした。

→続きを読む

コラム, サスペンス映画