MOVIEW SNS:Bluesky Threads Twitter Instagram YouTube

コラム

映画館や試写室で観た映画・アニメ・特撮のレビューです。ネタバレはいたしません。映画鑑賞や映画選びの参考にどうぞ。

Vol.65 『東のエデン 劇場版I The King of Eden』

東のエデン オフィシャルナビゲートBOOKプレミア試写にて『東のエデン 劇場版I The King of Eden』観賞。今年の春、フジテレビのノイタミナ枠で放送されたテレビアニメ『東のエデン』の半年後を描く2部作の1作目。
この国を救うという義務を与えられた12人のセレソンたちのゲームはまだ続いていた……。テレビシリーズで人知れず日本を救った主人公・滝沢朗が姿を消してから半年。行方を探す森美咲が滝沢と再会するとき、ゲームの第二ステージの幕が上がる。再び記憶を消した滝沢と明らかになるその過去、初登場となる新たなセレソン、それぞれの思惑が交差するセレソンたちの行動……ニューヨークを舞台に描かれるネクストステージ!

→続きを読む

コラム, 劇場版アニメ・イベント上映          

Vol.64 『Dr.パルナサスの鏡』

A Tribute to Heath Ledger: The Illustrated Biographyマスコミ試写にて『Dr.パルナサスの鏡』観賞。テリー・ギリアム監督のファンタジー映画で、この撮影中、ヒース・レジャーが急逝したため、一時完成が危ぶまれましたが、ジョニー・デップ、コリン・ファレル、ジュード・ロウの協力により無事完成したヒース・レジャーの遺作です。
ヒース・レジャーというとアカデミー賞を取った『ダークナイト』というイメージが強くなっていますが、個人的にはデビューしたての『パトリオット』『チョコレート』のころのほうが印象が強いです。どこか頼りない、初々しい青年というイメージでしょうか。当時、いい役者が出てきたなぁと思っていました。

→続きを読む

コラム, ファンタジー映画          

Vol.63 『ラスト・シューティスト』

ラスト・シューティスト観賞映画振り返りコラムの21回目は1979年公開の『ラスト・シューティスト』。有楽座で一人で観ました。
デュークことジョン・ウェインの遺作となったこの作品は、数年前に撮影されていたにも関わらずなかなか公開されず、彼が亡くなった直後にまるで亡くなるのを待っていたかのように公開されました。
20世紀最初の年である1901年、老ガンマンが知人の医者のもとを訪れ、診断してもらった結果、末期ガンだと判明する。その街で静かな最期を迎えようとするが、名の通ったそのガンマンを狙うやつらが現れる……。

→続きを読む

コラム, 西部劇映画          

Vol.62 『リトル・ロマンス』

リトル・ロマンス観賞映画振り返りコラムもようやく20本目。まだまだ先は長いぞと。さて20回目は1979年公開の『リトル・ロマンス』。これはどこで観たのかなぁ。日比谷の映画館だったような気がするんですが……。
主演はこの映画がデビュー作となるダイアン・レインは当時14歳。そのかわいらしさもさることながら、演技力でも評価され、一躍人気者になりました。このころはテイタム・オニールやブルック・シールズといった若手女優の作品がわりと多く製作されていて、何か一つのジャンルのようにその女優名でPRをしていたような気がします。

→続きを読む

コラム, 青春映画          

Vol.61 『よなよなペンギン』

アミーゴペンギンマスコミ試写にて『よなよなペンギン』観賞。2本はしご(^_^;)
同じファンタジーという分野ですが、さきほどの『アサルトガールズ』とはいわば対局をなす、りんたろう監督が初めてフルCGに挑戦した作品。絵本をアニメ映画にしたというとわかりやすいでしょうか。友情・信頼を縦軸に、闇の帝王との戦いを描いた冒険活劇としても楽しめます。

→続きを読む

コラム, 劇場版アニメ・イベント上映          

Vol.60 『アサルトガールズ』

押井 守 INTRODUCTION-BOXマスコミ試写にて『アサルトガールズ』観賞。押井守監督の実写SFファンタジーアクション映画で、『アヴァロン』の世界の別フィールドを舞台した作品。
押井監督の作品というと『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』『機動警察パトレイバー 劇場版』といったアニメ作品は観ていますが、実写は『ケータイ捜査官7』の監督エピソードくらいしか観てません。どの作品を観ても独特の世界観があり、これが実写となるとどのように表現されるのかがちょっと楽しみでした。

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.59 『金田一耕助の冒険』

金田一耕助の冒険観賞映画振り返りコラム19回目は1979年公開の『金田一耕助の冒険』。有楽町のスバル座で1人で観賞。
東宝の『犬神家の一族』から始まった横溝正史のブームは他の映画会社をも巻き込んで次々と長編が映画化されましたが、この年に公開された金田一耕助最後の事件となる『病院坂の首縊りの家』で一段落という雰囲気が漂っていました。そこに登場したのがこの映画。しかも金田一耕助役にはテレビの『横溝正史シリーズ』で金田一を演じた古谷一行さんが抜擢されているとのことで、これは観なくては!と映画館に足を運びました。

→続きを読む

コラム, 推理小説・ミステリー映画          

Vol.58 『2012』

2012 オリジナル・サウンドトラック新宿ミラノ1での完成披露試写にて『2012』観賞。ローランド・エメリッヒ監督によるディザスタームービー。
古代マヤ文明の暦は2012年12月21日で終わっている。これは2012年に地球が滅亡するためである……古くから囁かれているこの説をもとに、地球滅亡とそれに立ち向かう人々の姿を描いたこの映画は、2時間38分という長さを感じさせないスペクタクル映像の連続。大地震、大噴火、大津波、大洪水……ありとあらゆる災害がこれまで見たことのない迫力の映像で展開されます。

→続きを読む

コラム, パニック・ディザスター映画          

Vol.57 『Mr.Boo! インベーダー作戦』

Mr.Boo! インベーダー作戦観賞映画振り返りコラム18回目は1979年公開の『Mr.Boo! インベーダー作戦』。これは江東リッツだったかなぁ、友人2人と観たのは覚えてるんですが。
前回書いた『Mr.BOO!ミスター・ブー』のスマッシュヒットのおかげか、間を3ヵ月も置かずに公開されたシリーズ第2弾。しかし、シリーズといっても出演者が同じというだけで作品的な関連性はまったくなし。そもそもタイトルは日本で独自につけられたもので、『Mr.Boo!』というシリーズがもともとあったわけではありません。

→続きを読む

コメディ・ギャグ映画, コラム          

Vol.56 『Mr.Boo! ミスターブー』、『ブルース・リー/電光石火』

Mr.BOO!ミスター・ブー観賞映画振り返りコラムも17回目にしてようやく1979年に突入。1980年代が遠い……。今回は1979年公開の『Mr.BOO!ミスター・ブー』。錦糸町のキンゲキで友人3人と観賞。
最近あまり聞かなくなった香港映画。1970年代半ばに登場したドラゴンことブルース・リーのブームもあって、香港映画といえばカンフー映画というのが当たり前だった時代に登場したのがこの『Mr.BOO!ミスター・ブー』。配給側もそのあたりが不安だったのか、『ブルース・リー/電光石火』という映画を同時上映にしていました。

→続きを読む

コメディ・ギャグ映画, コラム          

Vol.55 『ルパン三世』

ルパン三世観賞映画振り返りコラム16回目は1978年公開の『ルパン三世』。錦糸町のキンゲキで弟と観賞。
いまでこそ国民的アニメとして知られる『ルパン三世』ではあるが、テレビの1stシリーズはさほど視聴率が取れず、夕方の再放送で人気を得て2ndシリーズが1977年から製作されました。その視聴率の良さから企画されたのがこの劇場版の『ルパン三世』。しかし、絵柄もストーリーも大人をターゲットとした感じで、放送中の2ndシリーズよりも1stシリーズに近いイメージでした。ジャケットは2ndシリーズと同じ赤なんですけどね。

→続きを読む

コラム, 劇場版アニメ・イベント上映          

Vol.54 『火天の城』

火天の城 オリジナル・サウンドトラック丸ノ内TOEI 1にて『火天の城』観賞。織田信長の居城・安土城を造った大工の物語。これまでの時代劇とは違い、合戦シーンがなく、あくまでも城造りがメイン。
織田信長の話は多くの小説を読みましたし、映像としても機会があれば観てきました。しかしその多くは人物としての信長を描いているわけで、今作のように城造りにスポットを当てたことはなく、考えてみたら時代劇の舞台となる城などはいつのまにか完成しているわけで、誰が設計したかというようなことが描かれるのはほとんどないですよね。墨俣の一夜城や大阪城については多少ありますが。

→続きを読む

コラム, 時代劇映画          

Vol.53 『ナイル殺人事件』

ナイル殺人事件観賞映画振り返りコラム15回目は1978年公開の『ナイル殺人事件』。アガサ・クリスティの推理小説を豪華な出演者で映画化したミステリー映画。こうしたオールスターキャストの映画、最近はほとんどなくなりましたね。
ナイル川をさかのぼる汽船の中でハネムーン中の資産家令嬢が何者かに殺害される。その汽船に乗り合わせていた名探偵エルキュール・ポアロが捜査を開始するが、乗客はみなその令嬢との間に因縁を持ち、誰もが殺人の動機を持っているのだった……。

→続きを読む

コラム, 推理小説・ミステリー映画          

Vol.52 『BALLAD 名もなき恋のうた』

BALLAD 名もなき恋のうた オリジナル・サウンドトラックTOHOシネマズ スカラ座にて『BALLAD 名もなき恋のうた』観賞。今年のラインナップの中でもっとも楽しみにしていた1本。草なぎ剛さんの逮捕騒ぎで上映が危ぶまれましたが、予定通り公開されて何より。
この映画、何を楽しみにしていたかといえば、山崎貴監督がVFXを駆使して時代劇を撮るということです。『ジュブナイル』以降、その時の最新技術を用いてリアリティを追求した映像を提供してくれる山崎監督が時代劇をどのように撮るのかがすごく気になっていました。

→続きを読む

コラム, 時代劇映画          

Vol.51 『銀河鉄道999』(HDリマスター版)

銀河鉄道999新宿バルト9で行われた「銀河鉄道999映画祭」最終日に『銀河鉄道999』HDリマスター版観賞。Blu-rayの発売と劇場公開30周年の記念上映イベントで深夜2時からの上映というのに満席でした。席数が70弱しかなかったからかも知れませんが。
この映画は1979年8月4日公開初日に観ましたが、あれから30年ですか。半分仕事とはいえ、この映画を再び(正確には1979年年末のアンコール上映を含めて3回目)スクリーンで観ることになるとは思っていませんでした。本来であれば振り返りコラムで書くべきなのですが、そちらがまだ1978年の映画で止まっていて本作までたどりついていない(こちらも早いとこ進めなきゃ(^_^;))ので、内容などは追ってそちらで書くとして今回はHDリマスターという点を中心に書くことにします。

→続きを読む

コラム, 劇場版アニメ・イベント上映          

Vol.50 『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』『侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦』

劇場版仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー オリジナルサウンドトラック『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』をTOHOシネマズ錦糸町で観賞。同時上映は『侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦』
まずはシンケンジャーから。映画館によっては3D映画として上映されていますが、それを除くとテレビとの違いがよくわかりませんでした。これまでも劇場版ライダーと併映されて、短編ながらも番外編的なストーリーだったりしましたが、今回のはわざわざ映画として作る必要があったのかどうかという気はしました。軍勢といって申し分ない敵の数や、アクション面での見せ場は確かにあるのですが……。
さてライダーのほうですが、

→続きを読む

コラム, 特撮映画          

Vol.49 『G.I.ジョー』

G.I.ジョー丸の内ルーブルにて『G.I.ジョー』の完成披露試写を鑑賞。アメリカのフィギュアメーカー・ハズブロ社のフィギュアを元にした映画。40代以上の男性であれば、だいたい知っているのではないでしょうか。
ということでなんの前知識も入れずに観に行ったのですが……G.I.ジョーだったら戦争映画じゃないの?とちょっと驚き。私が知っているG.I.ジョーはベトナム戦争時のアメリカ兵をモチーフにしたアクションフィギュアでしたが、その後、正義の味方シリーズとしてサイボーグになってたんですね。今回の映画はそれが下敷きになっている近未来SFアクション映画で、『X-MEN』のようなアメコミヒーロー映画になっていました。

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.48 『真夏のオリオン』

映画「真夏のオリオン」オリジナル・サウンドトラックTOHOシネマズ日劇にて『真夏のオリオン』鑑賞。特に観ようと思っていた作品ではなく、たまたま特別観賞券が手に入ったので……という程度でたいした期待もせずに観たわけですが……。
我々はすでに数多くの戦争映画や潜水艦映画を観てきている。その上で提示された映画がこの作品というのはどうなんでしょうか?というのが素直な感想です。

→続きを読む

コラム, 戦争映画          

Vol.47 『ターミネーター4』

ターミネーター 4TOHOシネマズ錦糸町にて『ターミネーター 4』鑑賞。人気シリーズの第4作にして、新しい3部作の第1作となる今作は、舞台を未来に移し、審判の日の後の人間と機械の戦いを描いた作品。これまでの3作の中で語られた近未来の戦争を具体的に映像化したというところでしょうか。
その映像は確かにすばらしいものがありますし、アクションシーンも盛りだくさん。前作『ターミネーター3』がまったく目新しさもアクションの迫力もなかったことを考えると、比較にならないぐらい進化したなぁという気はします。
が、それだけ。

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.46 『トランスフォーマー:リベンジ』

トランスフォーマー:リベンジ完成披露試写にて『トランスフォーマー:リベンジ』鑑賞。世界最速公開ということで、夜には華々しいワールドプレミアが開催されたらしいですが、私が観たのは朝8:30開場、9:30開演という朝早い試写会。これまでの最高記録10時開演のマスコミ試写を上回る時間……TOHOシネマズ六本木だったので6時台に起床……4時、5時まで仕事してる身にはちょっとつらい時間(^_^;)
この映画は『トランスフォーマー』の続編になるのですが、スケール、映像ともに格段にパワーアップしていました。最初から最後まで息つく暇なく展開されるアクションシーンはまさに圧巻。音響もすごいことになってたせいか、終わったときには耳鳴りがする感じでした。

→続きを読む

SF映画, コラム