松田優作氏がデジタルヒューマンとしてショートムービーに! 誕生日である本日9月21日公開
今年春に発表された松田優作氏をデジタルヒューマンで復活させるプロジェクトの第2弾情報として、ショートムービーが公開されました。
デジタルヒューマン専門チームを編成し、2019年からの3年間に及ぶデジタルヒューマン研究開発プロジェクトを進めてきた東映ツークン研究所。松田優作氏の独特の雰囲気やオーラをデジタルヒューマンとして蘇らせるため、顔の復元にはツークン研究所が運用するスキャンシステム「Light Stage」で取得した複数人の超高精細3DCGデータをもとに、機械学習で生成した顔モデルが利用。表情の動きにはトラッキング技術を使用し松田優作氏のボディダブルの表情を解析し、アニメーションをつけています。
声の復元に関してはAIによる音声復元およびAI音声ディレクション全般をゲーム開発から映像、メタバースコンテンツ開発などの制作を幅広く行っているORENDA WORLDが担当。そして音声合成分野で有名な名古屋大学発の企業であるTARVOのAI音声変換技術「Suara」を使用して復元に挑みました。
映像内容としては松田優作氏が夜のトンネル内を車で運転する姿、そして彼が触れたことのないはずの現代のスマートフォンを使っての通話姿、逆に昭和を感じさせるようなジッポーでの煙草に火をつける姿など情緒漂った映像になっています。
一連の自然な仕草に往年の松田優作氏の姿が思い出され、まるで松田優作氏が現代に蘇った、もしくは自分が過去にタイムスリップした、そんな感覚を覚えることでしょう。最後には「YUSAKU MATSUDA」のクレジットで締めくくられたアーティスティックな映像となっています。
そんな現代と過去が融合された映像の監修には松田優作氏のクリエイティブ全般を担う松田美由紀さんが務めました。
・松田美由紀さんコメント
青いライト、煙草の香り。俳優、松田優作の短編映画ができあがりました! 亡くなって33年経った今、皆さんの想いで新作が作られた気持ちです。
監修ではパソコンに向かって少しづつ、時間をかけて、優作の世界に入っていきました。形を追い求めるのではなく私の中の記憶、優作への想いを頼って一歩一歩近づいていく。圧倒的に強いオーラ。それだけを感じながら制作のお手伝いをしました。どんどん顔に魂が吹き込まれていくから不思議。ぜひ現代の優作に会ってみてね。
●松田優作デジタルヒューマンショートムービー
企画・制作:東映ツークン研究所
監修:松田美由紀
協力:有限会社オフィス作
東映ツークン公式サイト:https://zukun-lab.com/
東映ツークン公式Twitter:@ToeiZukunLab
松田優作公式Twitter:@yusaku70
©東映ツークン研究所
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