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ウルトラマンシリーズ日本国外利用権の米国訴訟、勝訴判決が確定

ウルトラマンシリーズの日本国外における権利の帰属と損害賠償についてユーエム社との間で行われていた米国訴訟(控訴審)は2019年12月5日、円谷プロの勝訴判決が出されていましたが、3月4日までの期限にユーエム社が上告しなかったため、勝訴判決が確定しました。

この訴訟は、日本を除く全世界におけるウルトラマンシリーズの利用権を許諾する契約書(1976年に代表であった円谷皐氏が署名したとする契約書、以下「1976年書面」と記す)をユーエム社がタイ人実業家であるサンゲンチャイ・ソンポテ氏から承継しているとし、その権利帰属と損害賠償の支払いを提訴されたものです。

第一審で敗訴判決を受け、ユーエム社は一審判決を不服として控訴しましたが、控訴裁判所において2019年12月5日、1976年書面が真正に作成されたものではないという一審判決及び陪審員の評決を全面的に認め、円谷プロが勝訴しました。

この控訴審での判決に対し期限である3月4日までにユーエム社から上告がなされなかったことで、ウルトラマンシリーズの権利帰属及び損害賠償請求についての円谷プロの勝訴判決が確定しました。

円谷プロではこの確定判決について「長い時間と膨大な労力をかけた精緻な証拠開示手続きに加え、各当事者の主張を補完する多数の証人の証言、筆跡鑑定の専門家の鑑定意見等を経て出された結果であり、極めて高い信頼性と真実性が伴ったものであります。この判決を踏まえ、現在進めているウルトラマン作品の積極的な海外展開をより一層強化し加速させていく所存でございます」とコメントしています。

円谷プロダクション:https://www.tsuburaya-prod.co.jp/

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