小西&肘井「あり牙狼ございました」牙狼MAKAISENKI発表会(再編集版)
Twitterで開催した「第1回ニッポンヒーロー人気投票」において、牙狼(冴島鋼牙)が初代No.1に輝いたのを記念して、7年前にあるサイトに掲載した『牙狼<GARO>~MAKAISENKI~』の製作発表会の様子を再編集しました。
牙狼オールスターとも言える本作の製作発表会には雨宮慶太総監督、横山誠アクション監督、それから小西遼生さん、肘井美佳さんをはじめとするキャストがずらりと並び、豪華な顔ぶれの製作発表会となりました。
●『牙狼<GARO>~MAKAISENKI~』製作発表会
日時:2011年8月25日
場所:スペースFS汐留
登壇者:雨宮慶太監督、横山誠アクション監督、小西遼生、肘井美佳、中村織央、螢雪次朗、藤田玲、山本匠馬、さとうやすえ、松山メアリ、倉貫匡弘、影山ヒロノブ、ひし美ゆり子
・登壇者からの主なコメント
雨宮慶太監督:まだ仕上げをしている最中なんですけど、やっと牙狼ができたなっていうのでほっとしています。
横山誠アクション監督:1年前に撮り始めて、やっとお披露目できるというのをうれしく思います。
小西遼生さん(冴島鋼牙役):この作品は長い間やらせていただいてますが、前回のTVシリーズがあり、スペシャルがあり、映画があり、そしてまたTVシリーズとして帰ってくることができました。お話を長いスパンでできるというのは、作品を深めていくこともできますし、こうしてたくさんのメンバーと一緒にできるのも本当にうれしいです。
肘井美佳さん(御月カオル役):6年前のTVシリーズがまた再び戻ってくるなんて、当時は考えられませんでした。この作品は去年の7月にクランクインして、この日を迎えられてすごくうれしいです。みなさんの心に届く、質の濃い作品に仕上がっている自信があります。
中村織央さん(レオ役):僕は今回の作品でニューキャラクターで、新参者という感じで入ったんですけど、みなさんすごく暖かく、とてもやりやすいというか、やっていて楽しい現場でした。そしていま皆さんの前でこうしてお話しできていることにとても感動しています。
螢雪次朗さん(倉橋ゴンザ役):冴島家の執事でございます倉橋ゴンザともうします。鋼牙様がお生まれになる前から冴島家に使えておりまして、鋼牙様がお生まれになったときにへその緒を切ったのはこの私でございます。今でもそのへその緒はこの腹巻きの中に大事にとってございます。ゴンザはお客様がいらっしゃると、いつも紅茶を入れておもてなしするのですが……
(雨宮監督から「長い」の声)
藤田玲さん(涼邑零役):僕はTV版、そして「白夜の魔獣」をやらせていただいて、今回久しぶりに出演させていただくことになりました。このメンバーとまた一緒に、こういうすばらしい作品を作れるということを本当に感謝しています。
山本匠馬さん(山刀翼役):いま玲くんが言った通り、「白夜の魔獣」からもう5年くらい経つんですが、久々に皆とこうやって顔を合わせてもすごく久しぶりの感じがしない現場だなと思いました。みなさん暖かく見守ってくれている現場なので、一話一話それを楽しんで観ていただけたらなと思っています。
さとうやすえさん(邪美役):私もTVシリーズから「白夜の魔獣」に出演して、とても久しぶりでした。邪美はとても大好きな役柄で、今日こうしてみなさんと会えて、監督とメンバーと会えて、そしてこの衣装を着られてとてもうれしいです。私がいちばん舞い上がってると思います(笑)
松山メアリさん(烈花役):劇場版から参加させていただいているんですけど、まさかTVシリーズに出演させていただけると思ってなかったので、本当にうれしく思います。
倉貫匡弘さん(シグト役):僕も劇場版からの参加なんですけど、またこうやってこういう場所に立つことができてすごくうれしいです。
影山ヒロノブさん(ザルバ役(声)・主題歌担当):牙狼がこうやって帰ってきたことを本当にうれしく思います。
ひし美ゆり子さん(グレス役):この度、初めて参加させていただきますひし美です。役名は元老院の神官。40年経って、ただの平隊員が、今度はすっごい役をいただきまして(笑) 昔と頭の中は変わらないのにこんな偉い役やっていいんだろうかと、なかなか難しかったです。
・質疑応答
Q:新TVシリーズ、見どころはどんなところにあるのでしょうか。
雨宮監督:今回の見どころは、成長してたくましくなった冴島鋼牙&小西くん。役柄も成長して、役者さんも成長して、それをまた撮れるというのもうれしいです。また、スペシャルなどでできなかった鋼牙とカオルの物語のその後がきちんと描かれています。
そして、これまでに鋼牙と出会った名優達とのドラマがすごく熱いものになっているので、ぜひそこは観ていただけるとうれしいなと思っています。
Q:今日の会見では監督から、一人三つ以上のダジャレをという指令が出ているようですが……
雨宮監督:小西くんがちゃんとやってくれると思います(笑)
小西さん:怖いなぁ(苦笑)
Q:横山監督にお聞きします。今回、力を入れているということはございますでしょうか。
横山監督:(製作発表会前に)ご覧いただいた1話なんかは、ギアでいうとローに入るんですけど、セカンド、サード……サードかトップぐらいのところで、96mのビルの中に吹き抜けがありまして、じゃあ小西くん、飛び降りようかと(笑) でも、ロープが足りないんでとりあえず40mから(笑) 何回飛んだかね? 20回くらい飛んだかな。
小西さん:けっこう飛びましたよ。
横山監督:小西くんとカメラマンと何人か飛んでますけども、それがサードかトップぐらいで、そこからオーバー・ザ・トップへいくまでがたいへん。みんな大活躍してます。みんな暴れてますね。このみんなの活躍を2クールにわたってやるのを楽しみにしてもらえるとうれしいですね。
Q:小西さんにお聞きします。今回の『牙狼<GARO>~MAKAISENKI~』でいままでとは変わった点、また新しく取り組んだことなどございましたら教えてください。
小西さん:うちのヒロインが最近グンソクさんと仲が良くて、僕はそれに負けないように(笑) 僕自身はともかく鋼牙は意外と負けないんじゃないかな。
鋼牙という役が元々とても強くて、ヒーローとしては敵がなかなかいないような役なんですけど、人間として欠けている部分というのが何かあったんですね。それがこの作品では冒頭から何か感じるんですけど、やっぱりそこに少し人間味というものが加わって、より完成に近づいた役だなと感じたので、それを表現できるようにがんばりました。
Q:肘井さんから見た、鋼牙の魅力はどんなところにあるでしょうか?
肘井さん:鋼牙は本当にブレないというか、宿命を背負っているというのがすごく彼の魅力につながっていると思っています。それを彼は受け止めて、それを強くもって生きているというのは彼の一つ一つの行動に現れています。
もしかしたらカオルが心の雪解けというか、あたたかいものを与えられたからちょっと変化が起こったのかなと私は思っています。そういう変化が起こる彼というのもすごく素敵だなと思います。
小西さん:ありがとう
肘井さん:小西くんじゃなくて(笑)
Q:中村さんにお聞きします。撮影での思い出、印象に残ることはございましたか?
中村さん:ただただすごいなということをたくさん感じました。男としては小さな頃に一度はヒーローに憧れますよね。そのヒーローが目の前にいて、小西さんが演じる鋼牙がいて、それを観ながらそこに自分がいるというのがすごいなと。
Q:蛍さんにお聞きします。牙狼の魅力を一言でお願いします。
蛍さん:一言で……「白い大きなおっぱい」。さきほど第1話を拝見いたしまして、いちばんいまでも脳裏に焼き付いて離れないのは、あの白い大きなおっぱいでございます。竹中直人のあのクサ……いやいや濃い芝居よりも、濃い顔よりもあの豊かな胸が私は忘れられません。
昔から偉大な芸術家は白い大きな胸にこだわるもんでございますね。私は雨宮監督の作品にずっと関わってまいりましたけども、ずっと一貫してそこにこだわってこだわっていらっしゃいます。それが魅力でございますかね。
Q:藤田さん、山本さん、さとうさんにお聞きします。牙狼再始動にあたって、どのような気持ちで臨まれましたか?
藤田さん:涼邑零に関しては6年前のTVシリーズではまだ騎士でもなかったんですね。そこから6年経って、鋼牙以外のキャラクター達もどのように成長したのかっていうのをぜひ観ていただきたいですね。
山本さん:「白夜の魔獣」がさきほど5年前と言ったんですけど、5年前と今の自分、27歳なんですが、その年齢というか体力的に、あのときの翼をもう1回できるのだろうか?というのはまず悩みでした。
「白夜の魔獣」の撮影入る前は近くの公園で棒を振り回したり練習してたんですけど、いま引っ越ししてできないんです。それで横山監督とか雨宮監督に怒られたり、玲くんとか小西さんにいじられたりするんじゃないかという不安がたくさんあったんですけど、久々に顔合わせた瞬間にみんな笑顔で迎えてくれたというのが一つ大きなことでした。
さとうさん:いちばん最初にお話をいただいたときは、本当に邪美というキャラクターを完璧にできるかという不安で、横山監督にもたくさんアクション指導していただいて緊張しながらやったんですが、今回このお話をいただいたときは待ってました!とばかり、自分もすごいパワーアップして、今度は絶対邪美自身に負けないぞという気持ちで強く取り組めたのではないかと思います。
邪美はとても強くてストレートで、ちょっと切ないような女性なので、今回は思い切りやれたのではないかなと思いました。
Q:松山さん、倉貫さんにお聞きします。劇場版から参加されたわけですが、このTVシリーズの製作現場はいかがだったでしょうか?
松山さん:劇場版のときに牙狼のTVシリーズをたくさん観て勉強させていただいたので、実際に現場に行ったとき、TVシリーズで観ていたキャラクターの方たちの中に烈花というキャラクターが入ることが本当にすごくうれしくて幸せでした。
倉貫さん:映画版からTVといってもそんなに現場の中は変わらなくて、映画と同じように撮ってたように感じました。いちばんうれしかったのは、TVシリーズで一度だけ横山監督にやらせてもらえたので、それはすごくうれしかったです。
シグトってあんまりなんか牙狼のキャラクターの中にはなかなかいないちょっとヘナチョコだったりする役なんですけど、TVシリーズの中でもそのニュアンスができたらいいなと思ってます。
Q:影山さんにお聞きします。新シリーズでザルバを演じるにあたって何か新しくなった点はございますでしょうか。
影山さん:新シリーズなんで、みなさんと同じように自分が役者として進歩しました!と言いたいぐらいなんですけど、やはり歌のようにはいかず、今回もたいへんな思いをしてます。でも、前回よりも気持ちがすごく、愛情の部分で増してると思うので、ベストを尽くしています。そこを聞いていただければ。
Q:ひし美さんにお聞きします。初めて雨宮作品に参加されていかがだったでしょうか?
ひし美さん:もう一言です、こんな愛のある監督はいままでいませんでした。ほんとに監督、ありがとうございました。だいたい別撮りなもので、実はみなさんに1回もお会いしたことないっていうか(笑)
・最後のメッセージ
小西さん:ほんとにこの作品を長い間やらせていただいたのは、たくさんの人の応援があり、この作品を愛してくださって方が求めてくれたからこそだと思っています。いままで牙狼を観てきた方というのは牙狼のクォリティを知ってくださっていて、どんどんどんどんハードルが高くなっていくんです。でもその高いハードルを超えようと努力しながら、皆で力を合わせて作りました。自分達にとっては満足のいく作品ができたと思います。
(ダジャレ指令に)あぁ、勇気がない……(肘井さんに)一緒に言って、夫婦で。あれ、夫婦だっけ?(苦笑)
小西さん・肘井さん:あり牙狼ございました。
雨宮監督:本当に作っているスタッフも牙狼愛の強い人達で、それに支えられた作品だなといつも思ってます。前のTVのときもスペシャルのときも映画のときも、あまり映画とかテレビとかあまり意識してなくて、牙狼という作品の中でどういうベストを尽くせるんだろう? 時間などの制約はありますが、その中でいちばんいい形のいいものにしようと思って作っています。そういうスタッフ・キャストの熱い思いも画に出てますから、観てほしいなと思います。
・みんなでお祝い
質疑応答の後、最後にサプライズが!
8月24日生まれの雨宮監督、8月26日生まれの横山監督、8月27日生まれの蛍さんのお祝いとしてケーキが登場、スタッフ・出演者のみなさんでお祝いをしました。
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公式サイト:http://garo-project.jp/MAKAISENKI/
(C)2011 雨宮慶太/東北新社
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