記憶を消す薬を受け取り魔法学園を去る葉月『メルヘン・メドヘン』第5話
好評放送中のTVアニメ『メルヘン・メドヘン』。
その第5話の場面カットが届きました。
●第五話「さよなら、私の魔法」
脚本:松 智洋・金月龍之介
絵コンテ:名村英敏
演出:上田 繁
総作画監督:森川侑紀
総作画監督補佐:阿部島瑠珠
作画監督:末田晃大、立石 聖、みやち、中島大智
原書との契約を打ち切り、記憶を消す薬を受け取った葉月は魔法学園を去る。そんな葉月の前に現れた学園長が語る、ある一人のメドヘンの昔話とは……。
葉月抜きで諸国連合との最終予選に挑む決意をした静、有子、舞。決戦の時はクリスマス、逃げることをやめた葉月は静のもとへと急ぐ。走れ葉月!
●第四話アフレコ後キャストインタビュー公開!
毎週アフレコ終了後に、収録直後の感想や放送話について語っていただくインタビュー連載。第4回目に登場していただくのは日高里菜さんと大津愛理さんです。
Q:『メルヘン・メドヘン』の最初の印象はいかがでしたか?
日高さん:童話とか魔法少女って女の子の憧れで、通ってきた道なんです。それが「このキャラクターにはこの物語」って決まっているのが新しいなと思いました。あとは絵もすごくかわいいなって。でも、私が演じているリンちゃんのセリフは、オーディションの段階からすごく黒くて(笑)。こんな可愛いのに腹黒というところに、最初から惹かれていました。なので決まったよと言われたときは、すごく嬉しかったです。
Q:今日もアフレコを見てても、ピッタリだなと。
日高さん:それは、喜んで良いのかわからないんですけど(笑)。よく周りからも言われるんですよね、う~ん。
Q:でもリンはすごく可愛いですよね。
日高さん:超可愛いんですよ! 見た目も個人的には一番タイプだったので気になっていました。あと、いろんな表情をしてくれるので、演っていても楽しいんですよね。
Q:大津さんはいかがですか?
大津さん:日高さんもおっしゃっていたように、個々のキャラクターに物語があてがわれているというところで、その物語の内容にリンクした何かを持っているからこそ、その原書に選ばれてるんだろうなっていうところが面白いなと思いました。私の演じてるマリヤさんは、“善良なるおせっかい”と(資料に)書いてあったんですけど、だから原書が『おおきなかぶ』(ロシアの民話)なんだなってすごく納得したんです。なので日高さんのリンちゃんが、何で『マッチ売りの少女』なのか。そこが気になるというか。
Q:確かに、そこは気になるところですね。
大津さん:だって『マッチ売りの少女』って、か弱くて切ない物語なのに、何でリンちゃんが選ばれたのかって、気になりますよね!?
日高さん:戦い方も、か弱いとは正反対ですもんね。
大津さん:毒物出してますからね(笑)。
Q:何か繋がりがあるのかもですね。ちなみに童話は好きでしたか?
日高さん:小さいときにいっぱい読んでました。それこそ『マッチ売りの少女』も『シンデレラ』も。タイトルを見るたびに懐かしい!って感じです。
大津さん:今になって読み返したくなるんですよね。ニコ生でもお話したんですけど、私の役者人生の大元、初めてお芝居に触れたのが『おおきなかぶ』だったので。幼稚園の頃ですけど。
Q:何役でしたっけ?
大津さん:かぶです(ドヤッ)
日高さん:あはははは(笑)。
大津さん:主役をやりました。しかも立候補して。
日高さん:自ら。
大津さん:立候補したけど、クラスの大多数がかぶ役だったから、手を挙げなくてもなれたんですけどね。
Q:それが今、マリヤに選ばれるわけですから、運命ですよね。
大津さん:はい。かぶに選ばれた!って思いました。
Q:やはり喜びも大きかったですか?
大津さん:私はアニメーションの経験があまりなくて、海外ドラマの吹き替えのお仕事がほとんどだったんです。いつもテロリストを追いかけたり、殺人犯を捕まえたりしていたので、知らず知らずのうちに心がギスギスしてくるんですね。でも今日は、リンちゃんの大暴走はあったけど、基本的には夢と魔法のお話なので、心が洗われました。参加してみて、アニメってキラキラしてるな、もっとやりたいなって思いました。
Q:アフレコはいかがでしたか?
日高さん:初めてお会いする方が多かったんですよ。それこそ大津さんもそうですし、他にも初めましての方が多かったので、それはドキドキでした。かつ4話から参加だったので、また違う緊張感があったんです。でも実際に始まったらすごく楽しくて安心しました。これからみんなと頑張れそうだなと思ったし、大津さんが、本当に学級委員長みたいな感じで。
大津さん:ちょちょちょ! ちょっと待ってください!
日高さん:いつもテストをやったあとに休憩があって本番があるんですけど、本番前に音響監督さんがディレクションをしてくれるんですね。そのときにブースの外にいる人に「はじまるよー!」って声をかけてたりして、それでみんなが和んで雰囲気が良くなったりしたので、この4話の収録だけでも、大津さんに助けられてるなって思いました。
Q:大津さんも4話からなんですけど、溶け込んでますよね?
大津さん:一度ニコ生を挟んで、メインのお三方にはお会いしていたので。
Q:Lynnさんとはもともと面識があったんですよね?
大津さん:私の大好きな海外ドラマでヒロインを演じていて、一方的に好きだったんです。それでご一緒したときに、「よろしくお願いします」よりも先に「好きです」って言っちゃって。それこそ葉月ちゃんが静ちゃんに言ったみたいな感じですよね。ちょっと気持ち悪いテンションで言ったんですけど、「ありがとうございます」って大人な感じで返してくれて。そこからちょくちょく吹き替えでもアニメでもご一緒するんですけど、面倒を見てくれている感じです。
Q:そっちなんですね(笑)。
大津さん:そっちです。Lynnさんが私の面倒を見てくれてます(笑)。
Q:それぞれのキャラクター紹介をしていただきたいのですが、リン・デイヴスは先程から出ていますが、腹黒キャラですね。
日高さん:そうですね。オーディションときから結構腹黒さを全面に押し出してたんですけど、今日はちょっと抑えめでテストをやっていたら、「もうちょっと出しても大丈夫です」と言われたので、自由にやらせてもらいました。でも、思ったよりも早く性格の悪さを出していたから、逆に良い子なんじゃないかなって思ったんですよね(笑)。ここまで出したら、むしろ裏がないんじゃないかと。あと、戦うときはクールで強い子なので、カッコ良くて凛々しいところも見えたりして嬉しかったです。
大津さん:マリヤ・ラスプーチンは、先程も言った“善良なるおせっかい”に集約されていると思います。オーディションのときに、もっと軍人度を上げましょうというディレクションがあって、真面目な堅物な子なのかなと思ったので、オーディションのセリフなども自分なりに解釈して今日持ってきました。マリヤは自分で軍人のコスを作っちゃうくらい真面目が振り切ってるんですよね。度が過ぎると何でもおかしくなるじゃないですか。だから真面目過ぎて空回りしているタイプのお姉さんだと思います。
そこに集まってくるロシア校の子たちもひと癖ある子たちだと思うので、基本的にはカッコよくなんですけど、仲間とのシーンでは空回っておかしくなっちゃうところもちょいちょい挟んでいけたらいいなと思ってます。
Q:大津さんと似てますよね?
大津さん:それ、ディレクターさんにも言われたんですよ! 「大津、ままでやれば大丈夫だから!」って。どういうことなんだろう~、全然さっぱりわからないです(笑)!
日高さん:でも、確かに面倒見がいい感じがしますよね! キャラクターとどこかしらは似るって言いますし。
Q:ということは日高さんも腹ぐ…。
大津さん:可愛らしくて、ふわっとしてるところが似てるんですよね~。
日高さん:ありがとうございます(笑)、優し~。
Q:4話で気になったシーンなどはありますか? ほぼ肌色だった気もしますが…。
大津さん:そこですよね!
日高さん:湯気が活躍する回ですね。
Q:戦ってはいたんですけど……。
大津さん:まぁ、裸(ら)ですよね。
日高さん:リンちゃんはちゃんとタオル巻いていましたけど。
大津さん:私は裸(ら)で仁王立ちしてましたから。どう考えてもアウトです。
日高さん:結構内容としてはシリアスだったんですよね。どうなっちゃうの!?って感じだったじゃないですか。でも、よくよく考えたらお風呂だし……。あと、アフレコ段階ではタイトルが……。
大津さん:「露天風呂の戦い(仮)」(笑)。
日高さん:そうそう! まぁそうなんですけど……っていう(笑)。
Q:正式タイトルは『いるべき場所、帰る場所』です。
日高さん:めっちゃ良いタイトルになってる(笑)!
大津さん:すごくシリアスになってる(笑)!
日高さん:でも、本当に国や人によって目的が全然違うんですよね。全員が目的を果たすためにバトルをしてるんですけど、そういう意味でリンちゃんや他の人たちが何故戦うのかは、ちょっとずつ見えてきたりしたので、大事な回だったと思いました。
Q:あと、最後の葉月と静のシーンは切なかったですよね?
大津さん:不器用ですよね、あの2人(興奮)!
日高さん:静ちゃんは、もう△$×¥○&%(言葉にならない)。
大津さん:言葉が足りないんですよ、あの子。
日高さん:でも、表情がつらさや心情を物語ってるんですけど、葉月ちゃんからだと後ろ姿だから見えてないわけじゃないですか! 振り向けばわかるよ~って思いながら。
大津さん:伝わらないよー、それじゃあ!って。
日高さん:そういうもどかしさもありつつ、次週が気になりました。
Q:リンちゃんでいうと、カザンさんとはどういう関係なんですか?
日高さん:私も“まさか”だったんですよ! 台本をいただいてAパートまでは、それこそ敵だと思っていたら裏で繋がっていて。まさかそこまでやってるのかコイツーって思いました(笑)。しかもリンちゃんは態度もめっちゃでかいんですよ。すっごく上からで、すぐ馬鹿にする。いつか誰かにやられるんじゃないかと気が気じゃないんですよね。でもそうやって強気に出るところがアメリカ校ぽいですけど。
Q:ロシア校はどうですか?
大津さん:参戦は表明してたけど、基本的には争って勝敗を決めるより手を取り合って、「世界中みんな同志!」みたいな方だと思うんです。なので、彼女がヘクセンナハトで叶えたいことが何なのか、それは大きな謎だと思いました。今後その目的が判明していくと思うんですけど、そこからまた面白くなるんじゃないかなって思います。
Q:続きがいろいろと気になりますね! 他に見どころのシーンなどはありましたか?
日高さん:今回、リンちゃんはマッチを使ってたり、戦い方というところでは見どころだったと思います。
大津さん:でも、ほぼ裸(ら)だったけど……。本来はブーフ・ヒュレをしますからね。だからこの回の見どころとしては、裸(ら)になるんですかね?
日高さん:裸(ら)にかぎりますね(笑)。
Q:気になるキャラクターはいますか?
大津さん:今日、各国の代表以外のキャラクターデザインも見させていただいたんですけど、それもみんな可愛いんですよ。それで言うとうちのロシアにはタチアナちゃんという、めちゃくちゃ可愛い子がいるので、そこは推していきたいなと思ってます。ロシア校の同志はみんなとにかく可愛いです。あと原書に『てぶくろ』という、私が大好きな童話があるんですけど、その原書と契約してる子がワイルド系で…。童話自体は動物たちが落ちた手袋の中に住んでいくという可愛らしいものなんですけど、どうやってリンクしていくのかも気になってます。
日高さん:私は諸国連合のシャルルちゃんとモリーちゃん。掛け合いがすっっごい可愛かったんです!
大津さん:おバカ可愛い。
日高さん:もうそのバカさ加減が見ててほっこりします。
大津さん:諸国連合は家族ですよね。
日高さん:そう! 仲間意識も強いし、応援したくなっちゃいますよね。だって飲み物を買いに行くだけで3日かかるんですよ。どういうこと?って思うんですけど(笑)。
大津さん:世界規模の方向音痴だからね(笑)。
Q:では最後に、自身のキャラクターにメッセージをお願いします。
日高さん:私はもう「ほどほどにな」って(笑)。ひとりだけじゃなく、全員が敵になってもおかしくない接し方をしてるので。我慢しろとは言わないけど、やり過ぎないように。でも、やっているほうとして楽しいので、複雑な気持ちなんですけどね(笑)。
大津さん:じゃあ私も別ベクトルで「ほどほどに……」。彼女は周りが見えなくなっちゃうので、周りを振り回しちゃってるぞって思うんです。ロシア校にはストッパーもきっといると思うので、早くチームメイトと合流してくれたらなと思います。
あと、今はリンちゃんがある意味独走状態なので、そこはマリヤさん的にも放っておけないと思うんですよ。誰かがリンちゃんに手を差し出してほしいなって思ってます。それは葉月ちゃんなのかもしれないけど、最終的に大団円になりたいのでマリヤには「あなたならできるから、世界平和を目指して頑張ろう!」って言いたいですね(笑)。
アニメ公式サイト:http://maerchen-anime.com
作品公式twitterアカウント:@maerchen_anime
©MMM/メルヘン・メドヘン製作委員会
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