「牙狼10周年記念 魔界ノ宴-GARO FES.-」オフィシャルレポート到着!
特撮シリーズ『牙狼<GARO>』は2005年にテレビドラマとしてスタートし、テレビ、映画、そしてアニメなど、これまでに多くの作品を生み出しており、2015年10月で10周年を迎えました。この度、牙狼10周年記念イベント「牙狼10周年記念 魔界ノ宴-GARO FES.-」が2月11日(木・祝)に、舞浜アンフィシアターにて開催!
雨宮慶太総監督をはじめ、シリーズを担うキャスト、スタッフ陣が一同に集結し、牙狼シリーズの出演者からなるユニット『魔戒歌劇団』やJAM Projectによる豪華ライブ、過去に放送されたシリーズ、今後放送・公開となるシリーズのスタッフ・キャストによる貴重なトークイベントや、牙狼の世界観そのままに迫力あるアクション演武を披露。
そして歴代魔戒騎士による夢の共演や牙狼の新プロジェクト発表も行われ、大盛況のイベントとなりました。
ステージ中央の空間に突如登場したザルバのプロジェクションマッピング映像によりイベントの開会が告げられ、今朝描き上げたという雨宮監督によるドローイング映像から幕を開けた「魔界の宴-GARO FES.-」。
オープニングアクションショーでは、『牙狼<GARO> -GOLD STORM-翔』から栗山航さん、南里美希さん、井上正大さん、松野井雅さんが出演。魔戒騎士・道外流牙対ホラー集団や宿敵ジンガが、ステージを上下に舞う激しい決闘を熱演し、早替えやワイヤーアクションを交えたアクションに会場は一気に牙狼の世界観に包まれました。
その後のトークステージでは、『牙狼<GARO> -GOLD STORM-翔』のメンバーに加え、MCアシスタントとして魔戒歌劇団から桑江咲菜さん、黒木桃子さんが登壇し、和気あいあいとした雰囲気に。井上さんはジンガの役柄そのままに「楽しんで行けよ、ホラーたち!」とノリノリで挨拶すると、女性ファンから歓声が上がる一幕も。
舞台で久しぶりに役を演じた栗山さんは、滝のように流れる汗を他のメンバーからいじられ、苦笑い。次なるスタートに向け栗山さんは「僕はGOLD STORMは完全に燃え尽きた感覚で芝居をしていたけど、流牙も莉杏のことも、もっと深く知りたいという気持ちはあります」と決意を表明し、南里さんが「二人がビジネスパートナーを越えて夫婦になるかも?」と漏らすと、あわや公開プロポーズかという場面に会場は和やかな雰囲気に包まれました。
アニメ『牙狼-紅蓮ノ月-』について語られたアニメトークステージには、キャストの中山麻聖さん、大橋彩香さん、野村勝人さん、大関英里さん、そしてキャラクターデザインの桂正和さんがキャラクターの決め台詞と共に登壇。
声優の先輩として野村さんは中山さんの声優ぶりについて「とにかく叫びがパワフル。戦いや召還するときの叫びが力強く、空気が震えているくらい。雷吼はやっぱり麻聖さんだなと思う。」とコメント。中山さんはアフレコの舞台裏について「台本をすべて覚えて、本を読まないようにしたことがあります」という仰天のエピソードを明かし、一からの挑戦となった声優業への苦労を明かしました。
また、本作のキャラクターデザインを担当した桂正和さんのデザイン画を見ながら、「シルエットでわかる髪型と平安という舞台に合ったデザインを心掛けています。“ネオ平安”を意識して十二単も変形させたりするのが楽しかったです」と、その華麗なるデザインの極意を明かしました。
先日発表となった2016年5月公開の『牙狼<GARO> -炎の刻印-』の劇場版『牙狼<GARO> -DIVINE FLAME-』の話題に移ると、会場に来ていた『炎の刻印』の林監督も登壇し、特報映像を本邦初公開! アルフォンソ役の野村さんが「実施版に負けないアニメを目指した」と語る本作の迫力ある映像に、登壇メンバーも一様に「かっこいい! 鳥肌が立つ!!」と声を揃えました。
『牙狼<GARO> -魔戒ノ花-』から中山麻聖さん、石橋菜津美さん、秋元才加さんが登壇。スタッフからみた三人のそれぞれのイメージに合った動物や色・漢字が発表され、中山さんが金色のイメージと答えられた理由が、オーディションの際金髪だった驚愕のエピソードや、もはや恒例となった秋元さんの筋肉話など、これまで知られなかった3人の新たな一面が色々と垣間見え会場は笑いに包まれました。
『絶狼<ZERO>』から涼邑零役の藤田玲さんと松山メアリさんアクション監督が登場。牙狼のアクション撮影を手がける横山監督からの指導の下、撮影現場さながらに、実際にワイヤーを使ったアクション撮影シーンを披露しました。
松山さんの華麗なワイヤーアクションに拍手が沸き起こる中、負けてはられないと藤田さんは7メートルもの高さからワイヤーを外し下にいるホラーを切りつけるという本番さながらの緊迫したアクションシーンに挑戦。見事にホラーを切りつけ、会場からの大歓声に包まれました。リハーサルよりも高く吊るされたという藤田さんは、「お客さんが見ているので気合が入った」と話しました。
続いては牙狼シリーズの出演者キャストからなるユニット「佐咲紗花 with 三狐神囃子」から佐咲紗花さん、鵜殿麻由さん、佐藤依莉子さん、そして「魔戒歌劇団」から松山メアリさん、桑江咲菜さん、大関英里さん、黒木桃子さんによる豪華LIVEステージ。そして藤田さん率いるDUSTZが圧巻のパフォーマンスを披露すると会場の熱気はボルテージに。
そして、『絶狼<ZERO>』から涼邑零役の藤田玲さん、『牙狼<GARO> -魔戒ノ花-』から冴島雷牙役の中山麻聖さん、『牙狼<GARO> -GOLD STORM-翔』から道外流牙役の栗山航さんら歴代魔戒騎士が集結して決めポーズを披露。
作品では共演することのない3人が集まった10周年記念イベントならではの夢のクロストークでは、それぞれが「ベストバトル」や撮影での思い出を発表。藤田さんは、「ベストバトルといえば、嬉しかったのがミニ雷牙との闘い。二刀流の扱いをのちに雷牙が覚えることの伏線になっている。麻聖さんに剣の使い方を教えたのも思い出」と語り、中山さんは「松方弘樹さんとの対峙が印象に残っている。向こうは竹なのに殺気が凄くて、二度できる体験ではないかも」と豪華キャストとの共演秘話を明かしました。
アクションで気を付けることについては中山さん、藤田さんが声を揃え「ケガをしないこと」と振り返るも、アクションシーンが多かった栗山さんは「画角ですかね。とにかく画面に迫力を出すことが何よりも大事。剣を光らせる演出は本当に難しく、うまく光らないとアクション監督の横山監督にスター性がないと言われてしまう」と牙狼あるあるを漏らすと、思わず他の二人も共感。
「それぞれに戦いたい戦士は?」とのお題に栗山さんと藤田さんは迷わず中山さんを指名、2対1の状況に少し焦る様子の中山さんは「三つ巴でやりたいです!」と話しファンを喜ばせました。シリーズが変わるごとに、異なった魅力や変化を発揮しながらも、世界観を共有する魔戒騎士たちの豪華クロストークに、会場は大きな盛り上がりを見せました。
本イベントの見せ場でもあるライブステージには、JAM Projectが登場。10年間ザルバの声を務めた影山ヒロノブから「10周年おめでとうございます。牙狼FES.を応援しに来ました!」と叫び、牙狼メドレーでは10年という歴史の中で生み出された名曲の数々を贅沢に詰め込んだ圧巻のパフォーマンスを見せ、観客を沸かせました。
影山さんは「本イベントが今年のライブ始めでした。JAM Projectも15周年を迎え、僕たちにとっても10年間牙狼と一緒に成長出来たことは何よりの糧となりました。是非今後も成長を続ける映像に負けない様な曲を作って応援していきたい」と熱く語りました。
そして、いよいよ最終ステージではこの日集まった牙狼出演キャストがフル集合。牙狼シリーズの原作・総監督の雨宮監督も登場し、改めて『牙狼10周年』を迎えての喜びを、まさに「言葉にならない、感無量です。10年はあっという間だったけれど、こうして本当に多くのキャストとスタッフが関わった作品であることを再確認し感謝でいっぱい。影山さんや、スタッフ、ファンもずっと変わらないから、10年間たったという感覚がないんだなとわかりました。ずっと応援してくれる人たちのおかげです。宴で10周年という節目を迎えられたことは嬉しいですが、何よりも作品を観てお客さんに喜んでもらえたり、感動してもらえることが1番嬉しいです。これからも実写とアニメともども牙狼を宜しくお願いします」と感謝の気持ちを語りました。
夜の部では、最後に邪美役の佐藤康恵さんがサプライズ花束ゲストとし、往年のファンからは歓喜の声が。「こうやって来てくれるのも牙狼っぽいよね」と雨宮監督は喜びを表していました。
さらなる飛躍を誓うように、今後ますます盛り上がりを見せる牙狼プロジェクトが続々とお披露目。2014年10月より放送されていたアニメ『牙狼<GARO> -炎の刻印-』の劇場版『牙狼<GARO> -DIVINE FLAME-』が5月に劇場公開、さらには10周年を飾る歴代キャストが集結し、豪華オムニバス形式で描かれる作品『牙狼<GARO> -魔戒烈伝-』が4月から放送されます。
「放送を見た時にビックリしてほしいために、今回はどの放送回で誰が登場するなどの情報をシャットアウトしていますが、確実に楽しい作品に仕上がっています」と雨宮監督が熱く語りました。そして歴代GAROと共に戦う新体験のピンボールアクションゲームが楽しめるスマホアプリ「牙狼<GARO> -魔戒の迷宮-」が春リリースとなります。
最後は出演者による、牙狼オープニング主題歌「牙狼~SAVIOR IN THE DARK~」をオールメンバーで大合唱。会場中が一体となっての大熱唱で盛り上がり、会場にいる全員で“ありがとう”の言葉で締めくくられるなど、興奮冷めやらぬ中、10周年を記念するにふさわしい大盛況のうちに終了しました。
『牙狼<GARO>』Project公式サイト:http://garo-project.jp/
©2005 雨宮慶太/Project GARO
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