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Extra 『機動戦士ガンダムUC』episode 7「虹の彼方に」

機動戦士ガンダムUC関係者・マスコミ試写にて『機動戦士ガンダムUC』episode 7「虹の彼方に」を観賞。5月17日からイベント上映されるOVA『機動戦士ガンダムUC』第7弾にして完結編。
「ラプラスの箱」を巡る、宇宙世紀新章もいよいよこのエピソードで終了。この物語は、ガンダムExpoでの発表取材からのつきあいなのでかれこれ5年になりますねぇ。前回のepisode 6から1年以上も経過しているので、ファンの方にはまさしく待望の最終話になるんじゃないでしょうか。
地球連邦政府が転覆する可能性すら秘めた「ラプラスの箱」の謎とは何か? バンシィ・ノルンとユニコーンの戦いの行方、そしてフル・フロンタルとの決着は? 今回は盛りだくさんというか、これまでより長い尺となり、見応え十分でした。


ガンダムですから、モビルスーツの戦闘シーンももちろんありますが、それよりも語る語る。本編の前に宇宙世紀を総括する特別映像が入りますが、それも含めて、宇宙世紀について、そしてニュータイプについてが、ラプラスの箱を核としていろいろ紐解かれます。なるほどねぇ、という部分あり、さらにサプライズ的なこともあり、宇宙世紀の物語を観てきた人には去来することがあるんじゃないですかねぇ。
それにしても、その特別映像でプルやプルツーが出てくるのに、マリーダ・クルスとのつながりはこの話では出てきませんでした。まあ、前にそういう話があったからいいのかも知れませんが、あのZZを持ち出したというのにそのへんを語らないのはもったいなかったというか……。本筋ではないといっても、重要な役回りなのにねぇ。
モビルスーツとしては、ネオ・ジオングがどういう活躍をするのかなぁと期待していたのですが、ジオングの名前を持つ機体ではないというか、想像とはまったく違ったので少々残念な感じがしました。「ファーストではジオング推し!」の身としては、あれだけの機体だけに、違う活躍の仕方があったんじゃないかという気がしてなりません。

機動戦士ガンダムUC

作画クォリティなどはもう言うに及ばず、映像としてはとても見応えのある作品でした。特に旧作シーンが描き起こされていたりするのですが、何十年も前の絵とは比べ物にならないですよね。あの絵を観て、「ジ・オリジン」が楽しみになりました。今年秋からスタートでしたっけ。また長いつきあいになりそうですねw
箱の守人、サイアム・ビスト。この声は先日亡くなった永井一郎さんが務めています。TVシリーズ第1作のナレーションから、この宇宙世紀の物語の集大成となる今作まで、何か宇宙世紀の始まりから幕引きまで務められたという気がしますね。一つの区切りとでもいいましょうか。
特別映像が入っているものの、宇宙世紀全体の話でもありますし、episode 6までのダイジェストはないので、このepisode 7だけ観るとちょっとつらいと思います。今度TV放送もあるようですし、これまでのおさらいをしてから観るのがいいでしょう。
『機動戦士ガンダムUC』episode 7「虹の彼方に」は5月17日から6月13日、全国35館にてイベント上映されます。
©創通・サンライズ
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