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ポール・ポッツ来日、荒川静香、藤澤ノリマサ登壇『ワン チャンス』

奇跡の《逆転》男!ポール・ポッツ来日!
教会オペラ付き来日『ワン チャンス』プレミア試写会であの名曲「誰も寝てはならぬ」を熱唱、荒川静香・鳥肌ものの感動!
同曲で金メダルを手にした荒川静香さんと、ポップオペラ歌手藤澤ノリマサさんがゲスト登壇!

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ゴールデン・グローブ賞主題歌賞ノミネートなど、各所で注目を集めている映画『ワン チャンス』(3月21日公開)。世界中で一大センセーションを巻き起こしたオペラ歌手、ポール・ポッツの波乱に満ちた半生を、そして運命のオーディションの興奮を、『プラダを来た悪魔』の監督×『最高の人生の見つけ方』の脚本家で描く話題作です。
この度、日本公開を記念して本作のモデルとなり、楽曲吹き替えを担当したポール・ポッツがデヴィッド・フランケル監督と共に来日。震災直後の2011年4月以来、約3年ぶりの来日となります。
プレミアでは彼を一躍有名にした英国のオーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」で歌い一躍スターとなったプッチーニの名曲「誰も寝てはならぬ」を教会で高らかに披露して頂きました。
また本作のミュージックアンバサダーであるポップオペラの貴公子・藤澤ノリマサさんとの豪華デュエットも実現。さらに同曲「誰も寝てはならぬ」で06年トリノ五輪フィギュアスケート金メダルに輝いた荒川静香さんが花束ゲストとして応援に駆けつけてくださいました。
「誰も寝てはならぬ」という二人に共通の“運命を変えた曲”を持つふたりが考える人生の“ワン チャンス”をつかむ秘訣とは!?
●映画 『ワン チャンス』来日プレミアイベント
日程:3月12日(水)
場所:キリスト品川教会 グローリア・チャペル
登壇者:ポール・ポッツ、デヴィッド・フランケル監督
共演ゲスト:藤澤ノリマサさん
花束ゲスト:荒川静香さん
MC:本日は映画『ワン チャンス』の来日プレミアイベントにお越しいただきありがとうございます。すでに皆さんには映画をご覧いただいており、気分も盛り上がっているかとは思いますが、本日は素敵なライブもご用意しておりますので最後まで楽しんでいただければと思います。
それでは早速お呼びいたしましょう本作の原案となったまさに本人、ポール・ポッツさんとデヴィッド・フランケル監督です。どうぞお入りください。
それでは一言ずつご挨拶いただきましょう。
ポール・ポッツ:こんばんは、ありがとうございます。(※ここまで日本語で)
すでに映画を楽しんでいただいたと思います。私とても楽しんで観させていただきました。今日はどうぞよろしくお願いします。
デヴッド・フランケル監督:こんにちはしか日本語わかりません。
本作のモデルとなったポール・ポッツさんとこの壇上に立てて光栄です。
楽しんでいただけたでしょうか?
(会場から拍手)
ありがとうございます。
MC:ポッツさん作品をご覧になって、どの辺が良かったですか?
ポッツ:笑えて、温かい気持ちになる素晴らしい映画だと思いました。
でも自分の半生が普通は死んだ後に映画化されるものだと思うので、映画になるのは少し不思議な気分です(笑)。
MC:劇中のエピソードなんかはポッツさんと相談しながら進めたんですか?
フランケル監督:ユーモラスなところを出すように心がけました。
ポッツさんには生まれ育ったところを案内してもらったり、人生のツアーガイドをしてもらいました。
天気が悪くて恐縮してましたが、ポールさんの住んでた地方は年中天気が悪いところだったので、それもポールさんの辿ってきた人生なんだなと思いました。
ポッツ:才能ある方々とディスカッションしながら創り上げていくのは、映画づくりの醍醐味だなと思いました。
MC:この作品を通して伝えたいこと、感じてほしいことなどありますか?
ポッツ:一番届けたいことは、チャンスをつかむためには周りにサポートしてくれる人あってのこと。
そしてなにより諦めないことだと思います。
フランケル監督:ポッツさんの言ったことと同じなのですが、この映画はラブストーリーでもあるんです。
信じあって支えあいながら夢をかなえる物語だなと感じていただければ嬉しいです。
MC:さあここでポール・ポッツさんが夢をつかんだ際に歌った曲「誰も寝てはならぬ」がきっかけで同じくチャンスをつかむこととなったゲストの方をお呼びしましょう。
2006年のトリノオリンピック、フィギュアスケートで金メダルに輝かれました荒川静香さんです。
※花束を持ち登場、監督、ポッツ氏に手渡す。
荒川静香さん:みなさんこんにちは。この場に同席させていただき大変光栄です。
「誰も寝てはならぬ」の歌唱ででチャンスをつかまれたポッツさんは、オーディション番組の頃から注目してました。動画サイトなどでも映像を拝見させていただいたり、その素晴らしい歌声だけでなく、バックグラウンドを知っていくうちにとてもドラマティックだなと思いました。
この「誰も寝てはならぬ」には私も2度運命を変えてもらいました。
2004年の世界選手権でチャンピオンになった時、この曲で滑りました。
大学4年で現役最後かもしれないと思い滑ったこの大会でチャンピオンになれたことで、そこから2年オリンピックまで続けることができ、そしてトリノのオリンピックで金メダルを取ることができたんです。
ポッツさんもこの曲でチャンスをつかまれたということで嬉しい縁だなと感じています。
劇中では俳優さんが歌っているのかと思うほどマッチした歌声だったのでポールさんご自身が歌っているというのをきいてびっくりしました。
ストーリーの進行と共に歌い方も変えているとおっしゃっていたので、そこも注目だと思います。耳で、目で、そして心で楽しめる作品だと思います。
私も大好きです。
MC:ありがとうございます。
ポッツさんはオーディションの時、なぜこの曲を選ばれたのですか?
ポッツ:曲の持つ意味を考えて……と言いたいこところなのですが、詳しい意味は後から知ったんです。
とにかく素晴らしい歌、曲なので選んだんです。
「何があっても勝つ!」というアリアだということを後から知って良かったです(笑)。
MC:先ほどお話にでましたが、夢を諦めないで現役を続けようと思ったのはなぜですか?
荒川さん:アスリートは失敗することの方が多くて落ち込むことも多いんです。
それでも続けられたのは、友人や家族だったり周りの方のサポート、応援があったからこそだと思います。応援してくれた人が、誰一人として欠けていたら続けられていないと思います。
世界選手権で優勝する前年、大舞台に立ちながらスピンでミスをしてしまって、出ることはできてもチャンスをつかむ運がないのかなと思ったこともありました。
でも翌年に世界選手権で優勝できて、周りからはオリンピックを目指した方が良いと言っていただき、そもそもオリンピックにも出られるかわからない中で続けることができたんです。
そして、オリンピックでは自分の好きな曲で滑りたいと思い「誰も寝てはならぬ」で金メダルを獲ることができました。私にとってパワーソングです。
私も曲の意味を知ったのは後からだったので、狙っていなくて良かったと思います。
プロスケーターとなった今は歌入りの曲で滑れるので色々な方のバージョンで滑っています。
オペラの曲調と私の滑りがマッチしているんだと思います。
MC:ありがとうございます。それではここでなんとポール・ポッツさんに「誰も寝てはならぬ」を披露していただきましょう。

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荒川さん:鳥肌が立ちましたね! パワーの中にまろやかさがあって、体が包み込まれるようでした。
ポッツ:スケートしたくなりませんか??
MC:さあここで、もう人からゲストをお呼びしております。
本作のミュージックアンバサダーをつとめていただいております、ポップオペラの貴公子藤澤ノリマサさんにお越しいただいております!
藤澤ノリマサさん:よろしくお願いいたします。
本当にポッツさんの大ファンでまさかご一緒できるとは夢にも思っていませんでした。
改めて、『ワン チャンス』のミュージックアンバサダーをつとめております、藤澤ノリマサです。
デビューして6年、オーディションを受けても思うようにいかず前を向くことができない時もありました。
この作品は音楽に限らず、受験、就職、そしていろんな夢を描いている人々に、音楽を超えて希望の光になる作品だと思います。
MC:さあ、ここでポール・ポッツさんと藤澤ノリマサさんによるデュエットで「ムーン・リバー」を披露していただきましょう!

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MC:すごかったですね! ご一緒されていかがでした?
ポッツ:デュエットできて光栄です。
ミュージックアンバサダーをつとめていただきありがとうございます。
藤澤さん:まさに、ワンチャンスですね! 興奮して二日くらい前に熱をだしてしまいました。
まだまだ興奮冷めやらないです。一生の思い出になりました!
荒川さん:豪華なコラボレーションでした。
お互いの個性がありながら見事に調和していますね。素晴らしい機会をありがとうございます。
MC:ありがとうございます。本当に素晴らしかったですね。
まだまだお話を伺いたいところですが、お時間になってしまいますので最後に監督から日本の観客にコメントをお願いいたします。
フランケル監督:本当にステージの上にいる方々はドラマティックに夢をつかんだ方々なので、私も続編をつくらなきゃなと思いました(笑)。
愛する人、そして周りのいろいろな人に愛されて生きていくことを描いていますので、人生いろいろあって七転び八起ですが、この作品からインスピレーションを受けて、自分を高めるのに役立ててもえらえればと思います。
すでに今日ご覧になっている方で、気に入っていたら是非お友達にも勧めてくださいね。
※以下荒川静香さんの囲み取材
Q:本日イベントに参加されていかがでしたか?
荒川さん:本当に素晴らしい機会でした、オーディションの時から注目していましたので、まさか本人にお会いできるとは。
諦めないことがチャンスをつかむ原動力になるということを教えてくれる映画を観て、そしてご本人にお会いしてさらに感動しました。
ポール・ポッツさんご本人はユニークで「道を歩いているだけで転んじゃうからスケートは向いていないな」と言ってました。
Q:本日もきらびやかな衣装ですが、ファッションのポイントはありますか?
荒川さん:ファッションのポイントはスケートの時のような質感のドレスと曲にマッチしたものを意識しました。
Q:今後どのようなチャンスをつかんでいきたいですか?
荒川さん:2004年の世界選手権、2006年のトリノオリンピックと「誰も寝てはならぬ」でチャンスをつかみました。
アマチュア時代からプロの世界を見据えてはいましたけれど、世界選手権、オリンピックで勝てたことが後にもつながっています。
その時描いていたものと多少違う方向に進んでいたりしますが、目の前のことをがむしゃらにこなすことが次の道を切り拓く、チャンスをつかむことにつながると思います。

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『ワン チャンス』
3月21日(金・祝) TOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー
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