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『SHORT PEACE』から『九十九』がアカデミー賞にノミネート

第86回米国アカデミー賞短編アニメーション部門
オムニバス映画『SHORT PEACE』より森田修平監督作品『九十九』(つくも)がノミネート!
2014年1月16日、第86回米国アカデミー賞のノミネート作品が発表され、2013年7月20日より全国公開されたオムニバス映画『SHORT PEACE』より、森田修平監督の短編アニメーション『九十九』が、日本監督としては5年ぶりとなる、短編アニメーション部門のノミネート作品として選出されました。

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『九十九』は、森田修平監督による14分の短編アニメーションです。昨年の紫綬褒章の受賞で記憶に新しい、大友克洋監督作品(『火要鎮』(ひのようじん))を含む4編の短編映画で構成された中の1本。18世紀の日本を舞台に、「ものに魂が宿る」というテーマのもと、モノノケと人間の男の交流を描いた作品で、日本画的な表現と3DCGを融合させた、これまでにない斬新な映像美を表現しています。
本作は、2012年アヌシー国際アニメーション映画祭ショートフィルム部門に選出され、また第16回文化庁メディア芸術祭ではアニメーション部門の推薦作品に選定されるなど、すでに国内外で高く評価されています。
第86回米国アカデミー賞の各賞が発表となる授賞式は、3月3日に米国・ハリウッドにて行われます。

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●森田修平監督の喜びの声!
『九十九』は“自分らしい作品とは何か?”と、ここ数年迷い考えた末、やっと素直に描けたと実感した作品です。日本では、この様なショートの作品はなかなか陽の目を見ることが難しく、制作も困難な状況の中、こうしてノミネートされ注目を浴びることができ、一人でも多くの人に観てもらえる事を嬉しく思います。
●『九十九』映画『SHORT PEACE』より
(英語タイトル:「POSSESSIONS」/14分)

・ストーリー
18世紀。嵐の夜、深い山中で男が道に迷っていた。そこで見つけた小さな祠。中に入るとその空間は突然別世界の部屋に変化する。そこに次々と現れたのは捨てられた傘や、着てもらえなくなった着物などのモノノケ達。
男はその怨念を秘めた古い道具たちを丁寧に修理し、慰めてやる。
・スタッフ
脚本/監督:森田修平
ストーリー原案/コンセプトデザイン:岸啓介
キャラクターデザイン:桟敷大祐
CGI監督:坂本隆輔
美術:中村豪希
作画:堀内博之
音楽:北里玲二
・キャスト
男:山寺宏一
反物小町:悠木 碧
蛇の目蛙:草尾毅
製作:SHORT PEACE製作委員会
公式サイト:http://shortpeace-movie.com/
©SHORT PEACE COMMITTEE
©KATSUHIRO OTOMO/MASH・ROOM/SHORT PEACE COMMITTEE
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