もっと、普通の女の子になりたい『RDG レッドデータガール』角川文庫創刊65周年記念作
岸田メル×P.A.WORKS×角川書店
人気作家 荻原規子が贈る、現代ファンタジーの最高傑作『RDG レッドデータガール』待望の映像化!
変わりたい、変えたい。私も、未来も―――
世界遺産に認定される熊野古道、そこにひっそりとたつ玉倉神社。
鈴原泉水子は、神社の宮司である祖父に育てられ、外の世界をほとんど知らない。
長いお下げ髪、めがね、引っ込み思案。
泉水子がさわるとパソコンも携帯もなぜかフリーズしてしまう。
「もっと、普通の女の子になりたい」
周りと違う自分に悩んでいた、そんなある日、幼なじみの相楽深行が玉倉神社に現れて、泉水子の通う中学校に転校してくることになるが―――!?
―――泉水子自身もまだ知らない大きな運命が、静かに動き始める!
<RDG レッドデータガールとは>
絶滅危惧種の少女。絶滅のおそれのある野生生物の情報を取りまとめた本レッドデータブック【英】Red Data Book [略]RDB に由来している。あらゆる人々が手に入れたいと思うほど、唯一無二の不思議な力を持つ存在。
●登場人物紹介
・鈴原泉水子(すずはら いずみこ)
世間知らずで極度の人見知り。両親の仕事の都合で、熊野・玉倉神社の宮司である祖父に育てられた15歳。長いお下げ髪には秘密があって…。
・相楽深行(さがら みゆき)
泉水子の幼なじみで同級生。成績優秀、端正な容姿で女子から人気があるが、泉水子に対する態度は頑なで…。山伏の家系で、本人も修行中。
・宗田真響(そうだ まゆら)
泉水子のルームメイト。美少女でトップクラスの成績。弟の真夏が何よりも大切な存在。
・宗田真夏(そうだ まなつ)
真響の弟。勉強嫌いだが、明るく元気。人よりも馬が好きで、馬術部に所属している。
・和宮さとる(わみや さとる)
泉水子が通う粟谷中学校の同級生。
・相楽雪政(さがら ゆきまさ)
深行の父親。泉水子の両親とは昔からの友人で、泉水子の面倒もみている。見た目が非常に若く、だれもが見とれる美男子。
・鈴原紫子、大成(すずはら ゆかりこ、だいせい)
泉水子の両親。紫子は警視庁公安部、大成は天才プログラマー。仕事の都合で泉水子とは一緒に住んでいない、謎の多い人たち。
●メインキャスト&監督インタビュー
福山潤、早見沙織、内山昂輝、篠原俊哉監督
Q:この作品に初めて触れたときの印象はいかがでしたか。
早見:作品全体を包んでいる独特で繊細な優しい空気を「日本的」と感じました。
内山:熊野から始まる、日本を舞台にしたファンタジー要素が満載の現代劇で……という点に、不思議な感触を受けました。
福山:第一印象としてはちょっとヘンかもしれませんが、ひとことで言うと「懐かしさ」という言葉がしっくり来るかな。
篠原監督:丁寧に描かれていくキャラクターの心情に先ずは惹かれていったのですが、同時に壮大なスケールで、先の読めないワクワクするような物語が展開していく。そのどちらにも大きな魅力がある、重層的な読み方がいくらでもできる作品という印象です。
Q:ご自身の役どころを教えてください。
早見:泉水子は人里離れた場所に暮しているんです。なので学校の同じクラスでも、普通に町に住んでいる女の子たちと比べて結構ズレた部分があって。本人にはそれがコンプレックスになっている一方で、だからこその純粋さ、真っ直ぐな気持ちや優しさも併せ持っている。「変わりたい」と願う女の子が、人々との出会いを通じて、一歩ずつ成長していく。物語の始まりでは、ちょっと引っ込み思案ですが、いろいろな面で可能性に満ちた女の子です。
内山:深行は父親の雪政に虐げられている子供です(笑)。いきなり別の中学に転入させられたり、自分のしたいことよりも親の意向や環境に振り回されていて。そんな理不尽な状況に対して、ものすごい憤りを感じている、怒れる若者です。ただそんな部分は、普段は上手く隠しているんです。うわべだけの社交性を身に付けていて、周りの大人たちに自分を「とっても素直な優等生」に見せる器用さがある。
福山:相楽雪政は深行の父親であり、鈴原大成や紫子と共に、ずっと泉水子を見守り続けてきた存在です。雪政は、自分自身……というよりは、自分の属している組織のほうかな……が持っている目的に対して、とてつもなく強い信念があるんでしょうね。実の息子に対してさえ、理不尽な態度を取り続けているくらいですから。自分の人生や家族よりも、目的や大義が優先する組織特有の、険しい部分や覚悟を持ちながらも、周りの雰囲気と隔絶されたような明るさを併せ持つ、ちょっと掴みどころのない人物かもしれませんね。
Q:これまでアフレコをされた手応えはいかがでしょうか?
篠原監督:オーディションでの声と演技を聞いたときから、「このキャラクターにはこのキャストさんがピッタリだな」という印象でここにいる皆さんに出演をお願いしたわけです。2話まで収録を終えた今、その選択が正しかったことを感じています。
Q:アニメ版『RDG レッドデータガール』の魅力を踏まえて、視聴者の皆さまにメッセージをお願いします。
早見:アニメ版では綺麗な映像、美しい音楽と一緒にドキドキのストーリーを体験することができますので、先ずはその点を楽しみにしていてください。第1話から怒涛の展開が始まり、最後まで目の離せない作品になると思います。加えてカッコいい、可愛い、それぞれに魅力的なキャラクターたちがたくさん登場しますので、お気に入りのキャラクターも絶対に見つかると思います。
内山:小説には小説だけが持てる面白さがありますし、アニメにもアニメならではの面白さがあるはずです。そういった意味ではストーリー展開や表現方法の違いがどうなっているか、楽しみにしてご覧いただきたいです。また、最近のアニメにはない、不思議な肌触りも感じていただければと思います。ご期待ください。
福山:作品のストーリーやキャラクターの魅力もさることながら、この作品を通じて、日本の自然や伝統的な価値観のよさを見直してもらえる機会にもなるんじゃないかと思います。是非、ご覧ください。
篠原監督:鈴原泉水子は、極端に引っ込み思案で自己肯定感の弱い子なんです。そんな女の子の、周囲の人々に支えられながらも、自分の生き方を前向きに捉えていこう、と成長していく姿をなんとかアニメとして描いていきたいと思います。スタッフ一同頑張りますので、是非ご覧ください。
●スタッフ
原作:荻原規子(角川書店/カドカワ 銀のさじシリーズ・角川文庫刊)
監督:篠原俊哉
シリーズ構成・脚本:横手美智子
キャラクター原案:岸田メル
キャラクターデザイン:芝 美奈子
美術監督:東 潤一
色彩設計:中野尚美
撮影監督:梶原幸代
編集:野川 仁
3D監督:山崎嘉雅
特殊効果:加藤千恵
音響監督:若林和弘
音響効果:森川永子
音楽:myu&伊藤真澄
音楽制作:ランティス
アニメーション制作:P.A.WORKS
製作:「RDG」製作委員会
●キャスト
鈴原泉水子:早見沙織
相楽深行:内山昂輝
宗田真響:米澤円
宗田真夏:石川界人
宗田真澄:木村良平
相楽雪政:福山潤
和宮さとる:釘宮理恵
高柳一条:野島裕史
如月・ジーン・仄香:ブリドカット セーラ 恵美
村上穂高:石田彰
鈴原紫子:朴 ろ美
鈴原大成:井上和彦
●放送局(予定)
TOKYO MX、テレ玉、チバテレビ、tvk、サンテレビ、北日本放送、三重テレビ放送、岐阜放送、TVQ九州放送、BS11、キッズステーション
※編成の都合により放送曜日、時間、開始日が変更になる可能性がございます。予めご了承ください。
4月3日(水)よりTOKYO MX、キッズステーションほかにて放送スタート予定!
3月16日(土)23:30よりニコニコ生放送先行配信スタート予定!
6月28日(金)よりBlu-ray & DVDリリース開始!
テレビアニメ『RDG レッドデータガール』公式サイト:http://rdg-anime.jp/
©2013 荻原規子・角川書店/「RDG」製作委員会
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