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荻上直子監督最新作『レンタネコ』ベルリン国際映画祭正式出品決定

荻上直子監督の最新作、映画『レンタネコ』が5月に銀座テアトルシネマ他にて全国公開することが決定しました。また、第62回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門にて本作の正式出品が決定しました。
荻上監督作品のベルリン映画祭参加は、劇場長編デビュー作の『バーバー吉野』(2003)、『めがね』(2007)に続いて3度目の出品となります。


●荻上直子監督プロフィール、過去のベルリン国際映画祭受賞歴について
☆『バーバー吉野』 (2003年公開) 第54回ベルリン国際映画祭児童映画部門出品 特別賞受賞
☆『めがね』(2007年公開) 第58回ベルリン国際映画祭パノラマ部門出品 ザルツゲーバー賞受賞
監督プロフィール:荻上直子(おぎがみなおこ)
1972年、千葉県出身。大学卒業後渡米。南カリフォルニア大学大学院映画学科で映画製作を学び、帰国。自主映画『星ノくん・夢ノくん』が2001年度PFFアワードで音楽賞を受賞。長編スカラシップ作品の権利を得て、『バーバー吉野』(2003年)を発表し、ベルリン映画祭児童映画部門特別賞を受賞。
俳句選手権の高校生達を描いた『恋は五・七・五!』(2005年)を経て、フィンランドのヘルシンキでオールロケ敢行した『かもめ食堂』(2006年)が大ヒットし、新しい日本映画のスタイルを確立。『めがね』(2007年)でベルリン国際映画祭パノラマ部門にてザルツゲーバー賞を受賞、『トイレット』(2010年)では第61回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞するなど、国内外から高い評価を得ている。
●『レンタネコ』
さみしいまま、なんてゼッタイいけません。
「寂しいヒトに、猫、貸します」と呼びかけながら、人と猫の出会いを手伝う主人公、サヨコ。でも、誰にでもレンタルできるわけではありません。“猫を貸すことにふさわしい条件が揃っているか”の審査付き。幼い頃から、猫に好かれていたサヨコは、彼らの気持ちを汲んで、心寂しい人たちと猫を引き合わせていきます。
猫を貸し出して回るサヨコと、夫と愛猫に先立たれた老婦人、単身赴任中の中年男、自分の存在意義に疑問を感じるレンタカー屋の受付嬢、サヨコと浅からぬ因縁を持ち、今はとある組織から追われる男など、彼女が出会う人々が繰り広げる物語。
主人公サヨコに扮するのは、数々のテレビドラマ、映画、CM、雑誌などで活躍する女優・市川実日子。大人の女性になりきる一歩手前の少年っぽさを残した佇まいで、正体不明の 「レンタネコ」屋をコミカルかつスタイリッシュに演じます。そして、ネコをレンタルする人たちに、草村礼子、光石研、 山田真歩、田中圭、謎の隣人に小林克也と、実力派の出演者が物語を固めます。
<レンターネコ、ネコ、ネコ。寂しいヒトに、猫、貸します>
都会の片隅でひっそりと営まれる、1軒のレンタネコ屋が、今日もあなたに「レンタネコ」を届けます。
出演:市川実日子 草村礼子 光石研 山田真歩 田中圭 小林克也
製作:VAP/BS日テレ/パラダイス・カフェ/スールキートス/Yahoo! JAPAN
配給:スールキートス
2011年/日本/カラー/110分
(C)2012 レンタネコ製作委員会
『レンタネコ』
5月、銀座テアトルシネマ、テアトル新宿他にて、全国公開
→『レンタネコ』を探す