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『時をかける少女』公開記念!『時かけ映画祭』盛大に開催!

1983年、2006年、そして2010年。 時代を超えて愛される『時をかける少女』、3作品を一挙上映!
3月13日(土)より新宿ピカデリーほか全国ロードショーとなる、2010年版『時をかける少女』の公開を記念して、「時かけ映画祭」が新宿ピカデリーにて行われました。
本映画祭では、原田知世主演、大林宣彦監督の1983年版、そして2006年公開の細田守監督による長編アニメーション版、そして新たなストーリーとヒロインで製作された本作の3作品を、一挙上映。また、トークショーやプレゼント抽選会などのイベントを開催し、往年のファンはもちろん、原作を知らない世代の方にも、お楽しみいただきました。
トークショーには長編アニメーション、そして本作でも主演を務める若手実力派女優・仲 里依紗、2010年版の谷口正晃監督、1983年版の大林宣彦監督、原作の筒井康隆先生が登壇しましたが、お2人から仲さん版『時をかける少女』を大絶賛いただきました。


Q:時かけファミリーの一員になったわけですが、どんなお気持ちですか?
谷口正晃監督(以下、谷口監督):
ビッグタイトルな作品に加えていただき、光栄の極みです。
これまでの作品がそれぞれ素晴らしい作品で、ファンの皆様の宝物だと思いますので、傷を付けないように撮りました。
仲里依紗さん(芳山あかり役。以下、仲):
2006年のアニメ版でも声優をさせていただいて、今回また「時をかけ少女」に携われて嬉しいです。「こいつまたやってるよ」と言われないかと不安だったのですが、がむしゃらに演じました。
Q:筒井先生、大林監督、ご挨拶をお願いします。
筒井康隆先生(以下、筒井先生):
『時をかける少女』を私にとって「金になる少女」です(会場笑い)。
アニメを含めて4回映画化されていますが、川端康成の「雪国」は、6回映画化されているので、まだまだ及ばないです(会場笑い)。
大林宣彦監督(以下、大林監督):
今日は谷口監督の「時かけ」を応援しに筒井先生と来たのですが、ケン・ソゴルになって戻って来た気分です(笑)。私の『時をかける少女』から27年になりますが、お客さんも一緒に時をかけて来たのかなと思いますし、こうやってお客さんと時をかけて再び出会えたことをうれしく思います。
Q:2010年版の『時をかける少女』はどうでしたか?
筒井先生:
『時をかける少女』は、時代をかける少女なので、時代を変えても映画化できるわけです。最初はNHKで「タイムトラベラー」から始まって、1983年版、アニメ版がありましたが、私にとっては全て『時をかける少女』です。
内容がどこまで変わっていくのかも楽しみの1つです。
大林監督:
現代の世相を取り入れつつ、1983年版のいいところも取り入れてくれていたのが良かったと思います。
Q:最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
谷口監督:
歴代の『時をかける少女』と一緒にスクリーンで上映してもらえるのは光栄です。
お祭り(時かけ映画祭)は、皆さんと一緒に作っていくものだと思いますので、最後まで楽しんでください。
仲さん:
「祭り」になるなんて凄いですよね。3本続けてスクリーンで観られるのは、最初で最後だと思いますので、最後まで楽しんでください。
大林監督:
本当に感動したのは、芳山和子と言えば、原田知世だったのですが、今回、和子を演じられた安田さんを見て、「和子が大人になって、子供を生んだら、安田さんのような女性になるんだろう」と思いました。
そして、今を生きている主演の仲さんが素晴らしいです!
●作品情報
出演:仲 里依紗、中尾明慶、安田成美、石丸幹二、青木崇高、石橋杏奈、勝村政信
原作:筒井康隆『時をかける少女』(角川文庫、角川つばさ文庫)
主題歌・挿入歌:いきものがかり(Epic Records Japan)
監督:谷口正晃
脚本:菅野友恵
©映画『時をかける少女』製作委員会2010
『時をかける少女』
2010年3月13日(土より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネスイッチ銀座ほか全国公開
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