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『THE CODE/暗号』初日舞台挨拶レポート

『THE CODE/暗号』
5月9日(土)初日舞台挨拶コメントレポート
歌舞伎界のプリンス=尾上菊之助が、本格アクションに挑んだ現代劇初主演作。ヒロイン・美蘭を演じた稲森いずみは、悪女へのチャレンジで見事新境地を開拓。本作の鍵となる会長500には「エースのジョー」こと宍戸錠が扮し、往年の日活アクションが復活! 東映のスター松方弘樹とのガン対決はまさにファン垂涎の一戦。そのほか松岡俊介、斎藤洋介ら日本映画界に欠かせない演技派の役者が脇を固める。監督は国内外から注目され続ける鬼才・林海象。息もつかせないストーリーをさらに深みのある物語へと昇華した一級のエンタテインメント大作が誕生!!
5月9日(月)に行われました初日舞台挨拶のレポートです。
■日時:5月9日(土) 10:00
■会場:丸の内TOEI2(東京都中央区銀座3-2-17)
■登壇者:林海象監督(51)、尾上菊之助(31)、稲森いずみ(37)、宍戸錠(75)、松方弘樹(66)


ついに初日を迎えた『THE CODE/暗号』。丸の内TOEI2には公開を待ちに待ったお客様が駆けつけ、満員御礼!
大きな拍手が贈られる中、舞台挨拶は始りました。(会場から黄色い声が飛び交い)
菊之助:やっと初日を迎えることができました。監督が描かれる探偵は「依頼者を家族と思え」「人を信じることから始めよ」を信条として、探偵というよりも家族のように人に接している探偵たちなんですね。その仲間になれたことが光栄です。(宍戸が耳元でささやいて)美人が多いんですよね。目移りして大変でした(笑)見所満載ですので、またご家族お友達お誘い合わせの上、ぜひご覧ください。ありがとうございます。
稲森:美しい蘭と書いて美蘭(メイラン)を演じました。上海の歌姫でマフィアの女という今までにない役。撮影前、妖しくて妖艶な悲しい女をつくろうと監督と話していたんですね。現場に入ってからは海象ワールドを感じて、その世界に入れば妖しい雰囲気がだせるなぁと思いました。特にお手本はなくて、ずっと上海に住んでいる女の雰囲気も醸し出せたらいいなと思っていました。楽しんでください。
宍戸:この映画の宣伝のためにあちこち回っているけれど、今日が一番お客さん多いね!嬉しいです。映画は完成しても、観てもらわなければなんにもならない。僕はできれば旭や裕次郎、トニーがいて、ちょっと錠がいる、そんな娯楽大活劇が好きです。その点でこの映画はいい。観て面白いな!と思ったら、普段映画をみない人にも「あれだけはみてこいよ」「菊之助さんがいい。松方さんがいい。稲森さんがいい」小声で言ってください。僕はいいので(会場笑)
松方:中国の上海に長期ロケにいきました。撮影は暑さや蚊など過酷なものでしたが、中国ってやっぱりスケールが大きくて、スタジオの中で迷子になるくらい広かったんですよ。そんな中錠さんとガンアクションをやりました。年寄りの冷や水です(笑)。ついこの間も「天地人」で入れ違いになったりもしましたが、お互いに歳とってきたなというのが正直なところ。でも錠さんは相変わらず飲んでてたくましいな。僕は卒業しちゃったんですけど楽しい映画になっています。みなさんの応援、よろしくお願いします。
監督:個人的には25年前初めて撮った映画「夢みるように眠りたい」をとにかく上映してもらいたくて、フィルムを持って東映本社に来たことがあったんですね。その映画の一部が『THE CODE/暗号』の中でかかっています。25年を経て、こうしてここで上映されることにも感激している。この映画には2つの決闘シーンがあります。ひとつは友情をかけた決闘シーン。錠さんと松方さんが素晴らしいガンアクションをみせてくれます。もうひとつは愛情を挟んだ人の解放をかけた決闘シーン。これは菊之助さんと稲森さんが魅せます。この2つの決闘をぜひ映画の中でみてほしいです。アクションもさながら演技もじっくり楽しんでください。
尾上菊之助 稲森いずみ 松岡俊介 斎藤洋介 佐野史郎 テイ龍進 貫地谷しほり 柏原収史 上原 歩 津田寛治 宮迫博之 夏生ゆうな 鈴木リョウジ 虎牙光揮 吹越 満 坂井真紀 窪塚俊介 成宮寛貴 宍戸 錠 松方弘樹
監督:林海象
脚本:林海象 徳永富彦 久万真路
製作:大和田廣樹
撮影:柴主高秀
照明:蒔苗友一郎
美術:愛甲悦子
音楽:めいなCo.
製作:THE CODEプロジェクト
配給:日活
宣伝協力:DROP.
2008年/カラー/35mm/ヴィスタ/ドルビーデジタル/124分
『THE CODE/暗号』
丸の内TOEI2ほか、全国にて絶賛公開中!