『フィッシュストーリー』完成披露試写会 舞台挨拶レポート
映画『フィッシュストーリー』
完成披露試写会レポート
11/18(火)に映画『フィッシュストーリー』(監督:中村義洋、原作:伊坂幸太郎)の完成披露試写会が行われました。以下、出演者のコメントです。
映画『フィッシュストーリー』 完成披露試写会舞台挨拶
日時:11/18(火)18:40~19:00
会場:有楽町朝日ホール
登壇者:中村義洋監督、伊藤淳史、高良健吾、多部未華子、濱田岳、大森南朋
伊藤淳史(1970年代のパンクバンドリーダー:繁樹 役)
今日はお忙しい中お越しいただき嬉しいです。台本を頂いた時にタイトルから、魚の話かな? と想像したら全く違っていて、台本を読み進めるうちに、色々な出来事が起きて、とても楽しく読みました。すごく贅沢な映画になったと思いますので、みなさんもぜひ楽しんで下さい。僕たちの演じるバンドは、2~3ヵ月間、ずっと練習をしていました。
そのおかげで、僕たちは一つになれたと思います。僕個人の見どころは、とてもかわいらしい多部さんです(笑)。みなさん、僕たちの音楽がどのように世界を救うのか、ぜひ楽しんでご覧ください。
高良健吾(1970年代のパンクバンドボーカル:五郎 役)
無茶苦茶楽しい現場でした。自分の時代(70年代)を読んでいた時は、どういう風につながるのか、と思っていたけど全部を知って、とてもすっきりしました。この爽快感はぜひ味わっていただきたいです。2ヵ月間、バンドをやっていて、この4人なら何でもできる、と思えるようになりました。役者というより、バンド生活の延長線上に現場があったんだな、と思います。そしてこの映画は、全部がつながっていく映画です。つながることから産まれるものはすごい! みなさんにも、届いてほしいと思います。
多部未華子(2009年の女子高生:麻美 役)
頭がいいのだけれど、ちょっとドジな女子高生を演じています。お話をいただいたとき、まず大好きな伊坂幸太郎さんの作品ということで、とてもうれしかったです。そして、大好きな中村監督からオファーをいただけて、迷わずOKしました。私の現場は、船の上ということで、みんな酔い止めを飲みながらがんばっていました(苦笑)。森山未來さんのアクションシーンは見ものです! そして、この映画はラストで、とにかくスッキリする映画です! とにかく楽しんで観てください。
濱田岳(1980年代の大学生:雅史 役)
聖子ちゃんカットで、気弱な大学生を演じました(笑)。監督からお話をもらった時に、いろんな役がある中で、「気弱な大学生」の役があると聞いて、間違いなくボクのことだと思いました(笑)。僕と役の共通点としては、気の弱いところです。情けない大学生と昔の時代のコラボレーションをぜひ楽しんでください。
大森南朋(2012年、レコード店 店長 役)
原作をもともと読んでいて、すごいと思っていた作品だけに、オファーを頂いた時にすぐさま、出たい、と思いました。(2012年、地球が滅びようとしている時の役を演じており、MCからあと5時間で地球が滅びるとしたら何をしたい?という質問に対し)ふて寝します(笑)、ふてくされて寝ます。静かに死んでいきたいです。こういうシチュエーションのある映画は観た事がありません。僕にとって大好きな作品です、みなさんもぜひ楽しんでください。
中村義洋監督
この映画は、2年くらい時間かけて、じっくり作った映画です。最後までご覧ください。
伊坂さんとのタッグは、(『アヒルと鴨のコインロッカー』以来)2度目ですが、原作を読んだとき、『アヒルと鴨のコインロッカー』とは全く違うになると思いました。原作の世界観をそこねることなく、作りました。熱さもあるけれど、静かに深い映画になったと思います。5つの時代を撮ったため、(今日のような舞台挨拶の場で役者が揃うと)役者同士にちょっとしたよそよそしさがありました(笑)。けれど、そのよそよそしさも、映画を通してつながっている、というのがすごくうれしく思いました。みなさんぜひ、楽しんでご覧ください。
原作:伊坂幸太郎×監督:中村義洋×音楽プロデュース:斉藤和義
『アヒルと鴨のコインロッカー』のチームが贈る、伊坂幸太郎ワールド第2弾!
多くの熱烈なファンを生み出した映画『アヒルと鴨のコインロッカー』。同作の監督中村義洋に、伊坂幸太郎自身が次回作として託した最新作が『フィッシュストーリー』だ。
現在最も注目を集める人気小説家と、その確かな演出力でヒット作を送り出している俊英監督の最強タッグにより、新たな傑作が生み出された。
出演には、『陰日向に咲く』やTVドラマ「チーム・バチスタの栄光」(CX)などの伊藤淳史、『蛇にピアス』の高良健吾、NHK朝の連続テレビ小説「つばさ」を控える多部未華子、『アヒルと鴨のコインロッカー』に続く濱田岳、と若手実力派キャストに加え、森山未來、大森南朋ほか日本映画界を牽引する演技派キャストが集結した。また、パンクバンド“逆鱗”が歌うテーマ曲「FISH STORY」は、伊坂幸太郎との“絆”も強いミュージシャン斉藤和義がプロデュース。さらにエンディングテーマも担当し、伊坂×斉藤の最高のコラボレーションで生まれたパワフルな楽曲が、作品の世界観を際立たせている。
1975年 売れないパンクバンドが最後に放った1曲が
2012年 地球滅亡の危機を救う!?
【1975年】セックス・ピストルズデビューの1年前。最後のレコーディングで「FISH STORY」を放った、早すぎたパンクバンド“逆鱗”。【1982年】いつか世界を救うと予言された、気弱な大学生。【2009年】シージャックに巻き込まれた、女子高生と正義の味方になりたかったフェリーのコック。
まったく接点のない彼らが、「FISH STORY」を通して“つながり”【2012年】地球滅亡の危機を救う!
伊藤淳史 高良健吾 多部未華子 濱田 岳 森山未來 大森南朋
監督:中村義洋
原作:伊坂幸太郎『フィッシュストーリー』(新潮社刊「フィッシュストーリー」所収)
音楽プロデュース:斉藤和義
脚本:林民夫
撮影:小松高志
照明:松岡泰彦
録音:高野泰雄
美術:仲前智治
協力:スピードスターレコーズ
撮影協力:GOK SOUND/エスパルスドリームフェリー
企画協力:新潮社
制作:ダブ 製作:「フィッシュストーリー」製作委員会
配給:ショウゲート
宣伝:ミラクルヴォイス
(2009年/日本/カラー/ビスタ/DTS/112分)
(c)2009「フィッシュストーリー」製作委員会
『フィッシュストーリー』
2009年3月、渋谷シネクイント、シネ・リーブル池袋 ほか全国ロードショー
2008年の映画ニュース, 映画ニュース
2008/11/20 04:20 MOVIEW