雷牙、涙々の『牙狼<GARO>-魔戒ノ花-』最終回上映イベント
半年に渡って放送されてきた『牙狼<GARO>-魔戒ノ花-』。その最終回が放送される9月26日、雨宮慶太監督とキャストが登壇する先行上映イベント「最終決戦プレミアム上映&トークイベント」が新宿バルト9を開催。
当日は放送を待ちきれない多くの牙狼ファンが集まり、第22話~第24話の振り返り上映、最終回「天命」先行上映、そして監督・キャストのトークを楽しみました。
まず、第24話までの振り返り上映の後、雨宮監督、中山麻聖さん、哀川翔さんが登壇。魔戒騎士のコートの重さの話や、哀川さんが撮影がないのに現場にきて釣りをしていたといった、ここでしか聞けないエピソードを披露。
中山さんは「この最終回をファンの方々と巨大なスクリーンで観られるのが夢のよう」と語り、いよいよ最終回「天命」の上映。そして、その興奮冷めやらぬ中、監督・キャストの方々が登壇し、トークイベントとなりました。
開催日:9月26日
場所:新宿バルト9
登壇者:雨宮慶太総監督、中山麻聖、石橋菜津美、水石亜飛夢、哀川翔、秋元才加
最終回を見終え、中山さんは「最終回なんだなという実感がようやく湧いてきました。」と今の心境を語り、オーディションで合格後、冴島雷牙という役名をもらったときに感じたその重さについて振り返り、水石さんは受験勉強と並行して撮影に臨んでいたというエピソードを披露。牙狼の撮影について「ドラマというものがこれだけ多くのスタッフが携わってできているというのを知らなかったし、その数やカメラの大きさに圧倒されてしまいましたが、スタッフ・キャストに支えられてここまでこられた。」と撮影についての感想を述べました。
その撮影については「監督の演技プランはすごい。その言うことを聞かないとわからないし、家で自主練できない」と、どのような映像になるかを想像しながらの撮影であったことを哀川さんが披露。そして「現場はアナログで目の前のものしかない手探り状態ですが、監督の世界を感じ取って、どこまで達成できるか、違う道に行かないようにがんばった。」とのこと。
石橋さんも「自分ではどう成長しているのかなと思っていたけど、オンエアを観て、いろいろな要素が集まって成長しているようにみえた。」と素直な感想を述べました。秋元さんはオンエアをみて「これがこうなっているんだ!というのがすごく多かった。最終回、“はっ!”がこんなに大きな役目になっていた。」と自身の演じた媚空の役割に少し驚いた様子でした。
本作について雨宮監督は「死という結末を迎えるのは楽な方法ですが、普通は観客が納得する死をもって完結するであろう人物が、最終回の後もきちんと活きていく物語。」にしたかったと語り、登場人物について「次への展開が膨らむキャラクターを作るのが楽しい。媚空もエイジも役者さんの力でそれが表現できた。」と言うと、哀川さん、秋元さんは「合格点もらえたよ!」と大盛り上がり。
主役の3人について雨宮監督は「クロウは亜飛夢を見てイメージができたキャラ。菜津美はオーディションのときの笑顔がチャーミングだったので、その笑顔を最終回に撮れるようにしたかった。」と、そのキャラクター創造について語り、雷牙については絶狼・藤田さんとクラスメイトであった中山さんのことを前々から聞いていて「時代を作ってきた両親の子どもということが雷牙に近いと思い、それを活かして撮影した。麻聖とは監督と役者という立場だけど、自分としてはすごく大きい収穫だった。」と語りました。
これを聞いて中山さんは「名前で呼ばれた。すっごいうれしい。」と感激。「亜飛夢、菜津美ちゃんの二人が名前で呼ばれているのに僕だけ中山と呼ばれていた。」と涙ぐみながら、そのうれしさをにじませる場面も。
笑いあり、涙ありのトークイベントもあっという間に時間となり、最後に登壇者のみなさんからメッセージが述べられ、盛り上がりの中終了しました。
哀川さん:今日はファンの方々の思い、これまでやってきた映像の世界を観る目とは違う、すごい愛を感じました。もっとがんばらないといけないなと。「今日あったことを忘れたくない(笑)」。
秋元さん:牙狼に参加できたことをうれしいなと思っています。媚空も今後呼んでもらえるように、哀川さんの何百倍もがんばらないといけないですね。
石橋さん:マユリという役に出会えたことに感謝します。最終回はさみしいですが、最後、雷牙と笑顔で終わったのですが、今後もあるかも知れませんし、どう成長していくかが楽しみです。牙狼ファミリーに加えさせていただいたのが幸せで、雷牙とパートナーになれてうれしかったです。
水石さん:牙狼に携われたことが幸せでした。たくさんの出会いをくれた牙狼に感謝しています。未熟な自分を暖かく見守っていただけてありがとうございました。
中山さん:みなさんと最終回を見られて、肌でその熱を感じられるこの機会はとてもいい時間でした。いつの日か雨宮監督に雷牙の続編とるぞと言われてもいいように準備を整えておきたいなと思います。みなさんの期待値に応えられるように精進していききます。
ありがとうございました。
雨宮監督:これまでずっと言っているように、牙狼は応援してくれてるファンに支えられて成立してきたコンテンツです。観ています、応援していますと言ってくださるのとてもうれしいです。世の中にはいろんな形の応援があります。「スマホ、Amazon、クリック」、この3つのキーワードを覚えてもらって、友達にも教えてもらえるとうれしい。
トークイベントの後、11月23日に金狼感謝祭が今年も開催されることが発表されました。今年は観客を入れないオンエアのみとなり、ファミリー劇場、ニコニコ生放送で配信されるとのことでした。
公式サイト:http://garo-project.jp/TV4
©2014 雨宮慶太/東北新社
→『牙狼<GARO>』特設ページ
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