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『ささやくように恋を唄う』第8話 志帆としっかりと向き合うことを決意する亜季

好評放送中のTVアニメ『ささやくように恋を唄う』。
その第8話の場面カットが届きました。

また、水口未希役 古賀葵さんへのインタビューも掲載しています。

ささやくように恋を唄う

●第8話「かつての夢と、友だちと。」
志帆が率いるバンド「ローレライ」による学園祭ライブのオーディションでのパフォーマンスは圧倒的だった。「SSGIRLS」「ローレライ」ともにオーディションに合格するが、亜季は演奏後の志帆からかけられた言葉に動揺する。

ささやくように恋を唄う

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しかし依から、志帆は今よりも「SSGIRLS」にいた時の方が楽しそうな顔をしていたと励まされた亜季は、志帆としっかりと向き合うことを決意して――。

ささやくように恋を唄う

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●「ささ恋インタビュー」水口未希役 古賀葵さん
本作の魅力をキャストへの取材を通して掘り下げていく「ささ恋インタビュー」がスタート。第7回は、水口未希役 古賀葵さんに、ひまりの幼なじみで、ひまりにとって頼れる親友である未希を、どのようにとらえ、どのように演じているのかを伺いました。

ささやくように恋を唄う

――未希はひまりの幼なじみにして相談役というポジションですね。

古賀葵さん:実はひまりちゃんと同い年の子って、今のところ未希ちゃんしか出てきていないんです。そういう部分でひまりちゃんと距離感が近く、依先輩とは違う親密度、友情、愛のカタチを出せたらいいなと思いながら演じました。原作を読ませていただいたときに、未希ちゃんが友達にいたら楽しそうな印象も受けたので、隣にいたら心が楽になれる子になってほしいという願望も込めています。

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――言われてみれば、ひまりのまわりってお姉さんばかりですね。

古賀さん:そうなんです。敬語を使うシーンがたくさんあるひまりちゃんも、未希ちゃんにだけは友人同士の気兼ねない会話をするので、私もひまりちゃんが心を許せるようなお芝居を目指しました。

――ひまりが未希に甘えてくる場面も結構ありますよね?

古賀さん:亜季ちゃんの妹という「妹キャラ」ではあるんですが、ひまりちゃんの前では「やれやれ」とか「よしよし」って、ひまりちゃんをなだめるようなお姉さんっぽいところが出るんです。その関係性もすごくいいなと思い、お姉さんっぽさも意識するようにしました。ただ、基本的には亜季ちゃん大好きマンで、お姉ちゃんのことになるとすぐ「お姉ちゃんオタク」になるのが面白いです。

――第6話のライブでは「今日こそお姉ちゃんを見てよ」と、ひまりに迫っていましたね(笑)。

古賀さん:第1話でもライブが終わった途端、「うちのお姉ちゃんどうだった?」と聞いていて(笑)。シスコンを超えたお姉ちゃんオタクという感じがかわいいです。

――第3話では、ひまりに恋の相談をされる場面がありました。

古賀さん:演じながら甘酸っぱい気持ちになったシーンです。ひまりちゃんは恋をしたことがなく、そういう悩みもなかったはずなのに、思い悩んだ様子で自分から恋バナを振ってくる。だぶん、未希ちゃんとしても初めての経験だったと思うので、びっくりしたと思います。でも、ひまりちゃんが話してくれたのが嬉しかったんでしょうね。しっかり悩みに応えてあげようとする姿がいいなと思いましたし、素敵な友人関係だなと羨ましくなりました。

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――青春って感じがしますよね。

古賀さん:恋愛の“好き”がわからない、未希ちゃんへの“好き”と何が違うのか…。恋に悩む姿にキュンキュンしましたし、未希ちゃんとひまりちゃんの関係値が見えたのもよかったです。恋愛の悩みを打ち明けるのって勇気がいることだと思うんです。でも、ひまりちゃんは真剣に未希ちゃんを頼り、未希ちゃんも真摯に相談に乗ってあげる。なんて、いい関係なんだろうって。自分のことを聞かれて気恥ずかしそうにしながらも、他人の相談には前のめりになれる未希ちゃんには、すごく共感できました。

――古賀さんも相談に乗るタイプなんですか?

古賀さん:そうですね。相談されることが結構あります(笑)。

――(笑)。恋バナに限らず、振り返ると未希はいろいろな場面でひまりの道しるべになることが多かった印象です。

古賀さん:そうなんです。最初のライブに連れていったのも未希ちゃんですし、依先輩のことを調べ、ひまりちゃんの背中を押してあげたのも未希ちゃん。恋のキューピッドのように、ひまりちゃんをサポートしているんです。ただ、部活を勧めたのも未希ちゃんなので、SSGIRLSと志帆さんたちとの関係を思うと、少し複雑な思いもあります(笑)。

未希ちゃん役としては、どうしても亜季ちゃんの気持ちを考えてしまうんです。お姉ちゃんと志帆さんに何かあったことは知っているようですし、ひまりちゃんがうまく取りなしてくれたらいいなと思いますが……。

――亜季の気持ちを考えてしまうということは、亜季がひまりに自分の気持ちを明かした第4、5話は気が気でなかったのでは……?

古賀さん:お姉ちゃんの気持ちを考えると、すごく複雑でした! お姉ちゃんも応援したいし、ひまりちゃんの力にもなってあげたい。一つ救いだったのは、未希ちゃんが亜季ちゃんの気持ちに気づいてなさそうなところ。「そのまま気づかないで~!」と思いながら、演じていました。

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――未希を演じるうえで、音響監督から何かディレクションはありましたか?

古賀さん:第1話のテスト(リハーサル)は、ひまりと同じ目線を意識しながら演じたんですが、そのときに「ひまりと同い年だけど、ひまりよりお姉さん感が出るようにしてほしい」ということと、「亜季と姉妹だと感じられたほうがいいから、『亜季さん味』を少し加えてほしい」というディレクションをいただいたんです。それで、アフレコでは小松(未可子)さんのお芝居を観察させていただきました。

――そうだったんですね。

古賀さん:直接、お芝居について伺うことはありませんでしたが、ご一緒する機会が何度もあったので、そういうときに「お姉ちゃんってこんな感じなんだ」と勉強させていただいて。亜季ちゃんが依先輩やひまりちゃんをからかうようなところを、未希ちゃんにも取り入れられたらいいなと思いながら参考にさせていただきました。

――確かに、亜季にはいたずらっぽく笑うようなイメージがあります。

古賀さん:それをちょっと匂わせられたらいいなと思いました。

――古賀さんからご覧になった亜季の印象についても伺えますか?

古賀さん:大好きです! この姉妹は二人とも特徴的なほくろがありますよね? 未希ちゃんは口もと、亜季ちゃんは涙ぼくろ。私は特に涙ぼくろのある女の子がどタイプなので(笑)、まずは亜季ちゃんのビジュアルにハマりました。そういう意味でも、お姉ちゃんに憧れる未希ちゃんの気持ちに寄り添いやすかったです。

しかもビジュアルだけではなく、楽器もできて、飄々としながらもまわりが見えているお姉ちゃん…。そりゃ推すよねって(笑)。この二人がお家でどんなやりとりをしているのか見てみたいなって思いました。

――意外と二人が絡むシーンは少ないんですよね。

古賀さん:そうなんです。お姉ちゃんを推しているシーンはたくさんあるのに、二人が仲良くしているシーンやどうしてお姉ちゃんのことが好きになったのかがわかるシーンはまだないので、いつか見てみたいです。

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――古賀さんからご覧になったひまりの印象についても教えていただけますか?

古賀さん:かわいいし、「天然人たらし」感があって、これはもうみんな放っておけなくなるよなと思いました。女の子としても人間としても魅力的なので、依先輩が惹かれるのもわかります。

――「天然人たらし」というのはよくわかります。

古賀さん:ずるい、ですよね(笑)。何も意識せず、満面の笑みで、自然と人をドキッとさせるところがあって。それを依先輩と両思いになってからも続けているので、「あ、これは天性の才能だ……」って思いました。

――(笑)。ちょっと魔性なところがありますよね。

古賀さん:そうなんです。狙っていないところが、より魔性っぽさを際立たせているというか。狙わずしてそんなことができるのかと、末恐ろしさを感じました(笑)。ただ、基本的にひまりちゃんには悪意がなく、善意によって突き動かされているので、それが今後いい方向に働くのではないかなと思います。

――他に気になっているキャラクターはいますか?

古賀さん:私、志帆さんたちローレライのメンバーがすごく好きなんです。これから志帆さんたちのお話が大きく取り上げられることになるんですが、彼女たちもいろいろな矢印を張り巡らせていて、それがまた胸がキュッとなるようなお話で……。志帆さんと亜季ちゃん、ローレライ内部の話と、複雑な人間関係に注目していただきたいですし、ぜひ皆さんにもローレライとSSGIRLSがどうなっていくのか、最後まで見守っていただきたいです。

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――ここまでの志帆の言動を見る限り、もしや悪役なのではと思ってしまいそうですが……。

古賀さん:第7話のラストには驚かされましたし、アニメから入った方はきっと「何、この子!?」と、衝撃を受けたかもしません。でも、この先のお話をご覧になって彼女たちの過去を見てから判断していただきたいです! 彼女たちの過去にも切なさ、儚さがたくさんあるので、いろいろな感情が刺激されると思います。一つ言えるのは、志帆さんもまた不器用な女の子なんだということです。

――では、恒例の「高校時代によく聴いていた音楽」についても伺えますか?

古賀さん:高校時代は軽音部に所属していて、コピーバンドをいっぱいやっていました。部活内でいろいろなバンドを組むんですが、女の子同士だけでやるときはチャットモンチーさん、男女混合のときはDOESさんやRADWIMPSさんの曲が多かったです。ちょうどこの頃は、アニメ『けいおん!』も流行っていて、『けいおん!』の影響で軽音部にきましたという後輩もたくさんいました。私も『けいおん!』の曲をやったことがあります。

――最近“ひとめぼれ”したものについても教えていただけますか?

古賀さん:最近、よくペットショップに立ち寄って、かわいい子たちを眺めているんです。先日はお店に入った瞬間、ブリティッシュショートヘアーの男の子と目が合って、その子に“ひとめぼれ”しちゃいました。一緒に遊んでもらって、かわいいなとは思ったんですが、命を預かることを考えるとやっぱり難しいと思って、血の滲む思いでショップをあとにしたんです。それから毎日、そのペットショップのホームページを確認しては「まだいるかな?」と、そわそわしています。

――ありがとうございます。最後に『ささ恋』の今後の展開で期待してほしいことを教えていただけますか。

古賀さん:まずは、ひまりちゃんと依先輩のラブラブぶりをぜひ見ていただきたいです。ただ、志帆さんたちローレライの登場により、物語としては一筋縄ではいかない状態になってくるので、複雑な人間関係にも注目してください。繰り返しになりますが、ローレライのメンバーも素敵なキャラクターばかりです。お話が進むにつれて、キャラクターの印象も変わってくると思うので、ぜひ彼女たちのことも愛していただけたら嬉しいです。

公式サイト:https://sasakoi-anime.com/
公式Twitter:@sasakoi_anime

©竹嶋えく・一迅社/ささやくように恋を唄う製作委員会

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