『殺し愛』大西沙織さん&下野紘さんオフィシャルインタビュー#2が公開
好評放送中のTVアニメ『殺し愛』。
1月19日に放送された第2話の魅力を、大西沙織さん&下野紘さんが語るオフィシャルインタビューが公開されました。
●二人の前に現れた“過去の因縁”がドラマを加速させる
――第2話が放送されましたが、第1、2話と演じられての感触はいかがですか?
下野さん:思った以上に、リャンハの感情の振れ幅が少ないなと感じました。リャンハにはクールで真剣な部分とおどけた振る舞いをする部分という、異なる二つの側面があるのですが、演じてみると急に切り替わるというよりも、細かく刻んで切り替えていくような感覚があったんです。
――より細かなニュアンスづけが必要になるということですか?
下野さん:そうですね。最初、おどけるシーンをコミカルに演じてみたら、音響監督さんから「おどけた感じを少し抑えてください」と、ディレクションをいただいたんです。コミカルすぎるのも違うのかと、そのときに気づくことができて。今も、そのさじ加減を探っているような状態です。
大西さん:けっして、お調子者というわけではないんですよね。
下野さん:そうそう、お調子者ではなく飄々としているのがリャンハなんです。
大西さん:でも、その飄々としているところも含めて、リャンハはすべてを計算して行動しているようにも見えたんです。この場面ならこういう対応をしておこう……という感じで。ある意味、リャンハ自身も何かを演じているところがあるのかなと感じました。
――では、大西さんはいかがですか?
大西さん:シャトーも感情の起伏が少ない子なので、なるべくクールにクールにと思いながら演じています。ただ、静かなキャラクターを演じるときに、ちゃんと感情があるはずなのにクールだからといって感情を抑えようとすると、知らないうちにただセリフを読んでいるだけののっぺりしたお芝居になってしまうことがあるんです。
そうならないよう意識的に感情を乗せてみるのですが、そうすると今度は「ちょっと抑えてください」と、下野さんと同じディレクションをいただくことがあって。シャトーも案配を探るのが大変です。
下野さん:無感情ではない、でも感情を込めすぎてもいけないという、本当にちょうどいいところを狙っていかないといけないから、お互い大変だよね。
大西さん:二人で感情のつまみを調整しながら、一緒に演じているような状態です(笑)
――第2話では新キャラクターのホーが登場しました。
下野さん:“ヤバいヤツ”が来たね(笑)
大西さん:来ましたね(笑)
下野さん:シャトーからすれば、本当にいきなりだったもんね。普通だったらシャトーみたいに、いろいろと対処できないと思いますよ。
大西さん:車を運転していて、いきなりバイクに銃撃されるなんて恐怖しかないです。しかも頑張って対処したのに、まさか崖から転落するなんて……。よく生きていたなと安心しました。
下野さん:でも、ホーが登場したことで、作品全体に流れる感情に大きな起伏が出たなと感じました。
大西さん:確かに、ホーはリャンハに落とし前をつけさせようとしている、目的が明確なキャラクターですからね。強い感情に突き動かされているからこそ、よりドラマチックになった印象があります。それから、ホーが登場して少しホッとしたんです。
――それはどうしてでしょうか?
大西さん:とにかくこの作品のアフレコ現場は人が少ないんです。登場人物もけっして多いわけではなく、セリフも全体的に少なめなので、特に第1話は、私史上一番静かなアフレコだったかもなと感じたくらいでした。もちろん、皆さんがご覧になるときは音楽や効果音がついているので、静かすぎるということはないと思いますが、純粋に登場人物が一人増えたことで、作品も現場もさらに熱量が上がったような気がしました。
下野さん:「ホッとする」という意味では、やっぱり社長とジムの存在は大きいですね。本当に同じ世界線の人かなと思うくらい、癒し成分が強くて。
大西さん:二人ともかわいらしいんです。
下野さん:ギャグっぽい描かれ方も多いしね。シャトーに振り回されていますが、めげずに頑張ってほしいです。
――第2話後半では、シャトーとリャンハがモーテルの一室で過ごすシーンもありました。
下野さん:セリフとしてあったわけではないのですが、リャンハはシャトーに対して優しさや愛おしさをもって接しているんだなと感じました。彼の表情からも伝わってきましたし、その意味では、第1話よりもリャンハの感情がわかりやすく描かれていたと思います。
大西さん:私はすごくテンション高く演じられました!
下野さん:え、落ち着いたシーンだと思ったけど?(笑)
大西さん:もちろん、シャトーとしてはクールに演じましたよ。でも、大西沙織としては「目の前にリャンハがいる~!」と、心の中で興奮していました(笑)
――(笑)。ほかに気になったシーンはありますか?
大西さん:第1話も含めて、全体的にシャトーとリャンハの距離が近くて、リャンハのささやきが意外と多いんです。ただ、男性キャラクターが女性に何かをささやくときって、どこか甘いニュアンスが含まれていることが多いですよね?
下野さん:うんうん。
大西さん:でも、リャンハにはその“甘さ”がないんです。それがリャンハの特徴なのかなと思いました。
下野さん:確かに、
その“甘さ”のニュアンスは入れられなかった。入れてみようかなという思いはあるんです。でも、リャンハの場合はどうしても「違うな」と思ってしまって……。
大西さん:もちろん、リャンハの気持ちがちょっと緩んだかなと感じるときはあるんです。でも、その緩み方のベクトルが恋人を相手にした緩み方ではなく、何か子どもを安心させるかのようなベクトルだったので、それがすごく素敵でした。
下野さん:いやぁ、ありがたい限りです。
――では、『殺し愛』のタイトルにかけまして、お二人の「最近、愛してやまないもの」を教えていただけますか?
大西さん:私は、飼っている猫ちゃんです。スコティッシュ・フォールドの男の子で、むぎまるといいます。もうかわいくて、かわいくて仕方ないですね。人によっては子猫の頃が一番かわいいと言う方もいらっしゃると思いますが、全然そんなことはなくて、毎日が一番かわいいんです。いつか皆さんにも見ていただきたい! ただ、私はSNSをまったくやっていないので、どこかで連載企画があったらよろしくお願いします!
下野さん:まさかの営業!?(笑) そうですね……僕が最近、心から愛して止まないのは、健康な体と睡眠です。昨年は、とにかく体をいたわること、丈夫であることが大事だなと実感させられた1年でしたから。
大西さん:睡眠のゴールデンタイムは、午後10時から午前2時とよく言われますよね。そういうのを意識するんですか?
下野さん:美容、ダイエット関係でよく言われるよね。でも、ゴールデンタイムに関係なく、単純に体を休ませることが大事だなと思うようになったんです。ちゃんと寝ないとダメだと肝に銘じています。
――ありがとうございます。では、第3話以降の見どころを聞かせてください。
下野さん:まずは第2話に登場したホーとリャンハがどのように出会うのか。そして、過去にどのような因縁があったのか。明かされていく真相を楽しみにしていただきつつ、その因縁に巻き込まれたシャトーの行動にも期待していただけたら嬉しいです。もちろん、リャンハとシャトーの関係も少しずつ変化していくので、その変化も楽しみにしていてください。
大西さん:シャトーとしては、ところどころに出てくるシャトーの子ども時代ですね。シャトーの過去はいったい何を意味しているのか、今のシャトーやリャンハの関係性に関わってくるのか。ぜひ注目してください。また今後、新しいキャラクターもどんどん登場しますので、どんな活躍を見せてくれるのか期待してお待ちください。よろしくお願いします!
公式サイト:https://love-of-kill.com/
公式Twitter:@LoveofKill_info
©2022 Fe/KADOKAWA/殺し愛製作委員会
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