『コードギアス 復活のルルーシュ』初日&大ヒット御礼舞台挨拶レポート
2月9日から公開され、大ヒットを記録している『コードギアス 復活のルルーシュ』。
その公開初日にTOHOシネマズ上野で行われた舞台挨拶と、大ヒットを記念して開催された御礼舞台挨拶のオフィシャルレポートが届きました。
本レポートには『コードギアス 復活のルルーシュ』の内容やラストシーンについての話が含まれております。未見の方はご注意ください。
●TOHOシネマズ 上野初日舞台挨拶
日程:2月9日(土)
登壇:福山潤(ルルーシュ役)、櫻井孝宏(スザク役)、村瀬歩(シャリオ役)、島﨑信長(シェスタール役)谷口悟朗(監督)、サンキュータツオ(司会)
TOHOシネマズ 上野からはシェスタール役の島﨑信長さんが登壇し、福山さん、櫻井さん、村瀬さん、谷口監督とともに会場を盛り上げます。まず福山さんが「プロジェクトが発表されて以降、しきりに私が出るかすらわからないと今日まで言い続けて、ようやっと出てましたと言えました」と、内容に関して情報統制を貫いてきたプロモーションにかけて笑いを誘います。
続いて監督は、「みなさんの一声一声の後押しがなければひとつの作品から始まり、それがシリーズとなり12年間も続くというのはなかなかないことです」と話し、「作品を支え続け、なおかつ今日、公開初日のこの場に駆けつけてくださったみなさん一人一人は、私たちと同じくスタッフと呼べる存在であろうと、私は思っています」と『コードギアス』シリーズを支え続けてきたファンへの感謝を言葉にしました。
続く櫻井さんは、「たとえばTVシリーズが終わって、すぐこのプロジェクトが始まって『復活のルルーシュ』を観るのと、やはり12年経った今続きを観るのって相当重みが違うんですよね」と歩んできた年月の長さを感慨深げに思い出します。その上で「あのラストシーンを観ると、ここからまた大河のような何か旅が始まるのかななんて、どうしても想像してしまうのですが……」とこれからの『コードギアス』に思いを馳せました。
そんな中、村瀬さんは「一ギアスファンとして、みなさんに愛され長く続くシリーズだとわかっているからこその緊張感がありました」と喜びと共に重圧があったと明かします。そして、シリーズのこの先を暗示した櫻井さんに重ねつつ、「もし続きがあったとしてもシャリオは……」と濁すと、すかさず島﨑さんが「Cの世界でなら登場できるかも!」と救いの手を伸ばし、同じく高校時代から『コードギアス』を観てきたという二人で盛り上がる一幕も。
「実は『亡国のアキト』に出演していてその時も早く死んだんですけど……」と口を開いた島﨑さんは、「今回は高校生の時にまさに観ていた、ルルーシュの物語に関わらせていただけたことがすごく嬉しかったです。ルルーシュと指令を出しながらやり合ったり、『この知略戦の感じ「コードギアス」だ』とテンションが上がりました。」と興奮気味に今作への思いを語りました。
今作の見どころについては、「二回目、三回目と観ても耐えられるように各キャラクターのそれぞれの思惑を表情や行動に落とし、細かく演出しています」と谷口監督が語ると、福山さんが「僕が好きだったシーンは、ルルーシュと扇が会話しているところで二人の間に微妙な空気が漂っているところ。その空気感がたまらなく好きなんです」と明かしました。一方の櫻井さんは、スザクがルルーシュを殴るシーンが今作での自身のピークだと話し会場を笑いに誘いつつも、「とにかくきれいに言わなくてもいい、うわぁーみたいな叫びでという監督からのオーダーもあり印象深かったですね」と続けます。さらに福山さん、櫻井さんは、村瀬さん、島﨑さんに関して「堂々としているし、役にもぴったりとはまっている」と口を揃え絶賛しました。
最後はファンに向けてメッセージを残した。監督はファンへの感謝を述べつつ、「何度も観て、いろいろ再発見していただけると嬉しいです」とコメント。続いて島﨑さんは、「ルルーシュと戦い、散ったシェスタールとして『復活のルルーシュ』に少しでもお力添えできていたら嬉しいなと思います」と話すと、村瀬さんは「シャムナがどういう気持ちでシャリオと接しているのか、各キャラクター一人一人にスポットを当てていろいろな見方を楽しんでほしい」と監督のコメントに重ね語りました。
櫻井さんは、「キャラクターたちは本当に生きているんだなと思いました。この『復活のルルーシュ』まで、彼らはどうなったのかなと、僕の中で時計が止まっていた。今作では、キャラクターたちの成長や変化があって、その時間が彼らにあったことを感じました」と長きに渡り愛されるシリーズだからこその感慨を言葉にします。
最後は福山さんが、「ひとつの答えとしてこの作品をみなさんに観ていただき、そして受け止めてもらえたというこの事実が何よりも重要だなと感じております。この『復活のルルーシュ』を長く長く愛していただければ幸いです。ありがとうございました」とまとめ、幕を閉じました。
●大ヒット御礼舞台挨拶
実施日:3月2日(土)
実施劇場:ユナイテッド・シネマアクアシティお台場
実施劇場:9:30の回上映終了後/12:30の回上映開始前
登壇者:福山潤(ルルーシュ役)、櫻井孝宏(スザク役)、ゆかな(C.C.役)、小清水亜美(カレン役)、村瀬歩(シャリオ役)、谷口悟朗(監督)
大ヒット上映中の『コードギアス 復活のルルーシュ』。3月2日(土)にユナイテッド・シネマアクアシティお台場にて大ヒット御礼舞台挨拶が行われました。
まず、MCから劇場動員50万人突破、そして公開館数120館ながら、3週連続で週末の興行収入ランキングTOP10入りが明かされると、会場からは大きな拍手が起こります。その上で、谷口悟朗監督が「本当にとても嬉しいです」と率直な気持ちを述べると、ルルーシュ役福山潤さんは「大ヒット御礼ということでみなさんの前にまた立っています。実感はあるのですが、『復活のルルーシュ』がみなさんに受け入れてもらえるかどうかというのは、実際に公開してみないとわからなかったので、こうして50万人の方に見ていただけたことに感謝でいっぱいです」と嬉しさを言葉にしました。
続いてスザク役櫻井孝宏さんは「公開初日の舞台挨拶のときに、福山くん、それから村瀬くんと、島﨑信長くんと話していたんですが、良いスタートを切れたなという気持ちでいました。何度か観ていただくと、何か違ったことが見えてきたり、気付けるんだってことをすでに実践して下さっている方もいるようで、ありがとうございます」と振り返り語っました。
それを受けC.C.役のゆかなさんは「私も大変嬉しいです。何よりも、ご覧いただいたみなさんに今日直接お会い出来て、そしてこのメンバーでこの場に立つことができて本当に嬉しいです。これはみなさんが応援してくれたからこそで。本当にありがとうございます」と感謝を述べます。カレン役の小清水さんは「当時から好きだったお客様、そして最近好きになったお客様もいる中で、時を経てこうして直接お会い出来て嬉しいです」とゆかなさんに重ね喜びを語りました。
最後にシャリオ役村瀬さんは「学生時代から好きだった、当時夢中になっていた作品に関わらせていただいて嬉しいです。新しいキャラクターとして入って行って、受け入れられるかな、大丈夫かな、と思っていたんですが、今日50万人突破というすごい数字を聞いて、『復活のルルーシュ』の中に入った自分も受け入れられた感じがして嬉しいです」と改めて大ヒットとなった本作への感慨を言葉にしました。
続いて印象に残ったシーンを聞かれた村瀬さんは「姉のシャムナのラストシーンで、Cの世界で黒く怨念のようなものが現れるところ。未来だけを見て、Cの世界の先に行こうとしていたシャムナが、シャリオのことも考えて心を残さないようにしていたのに、最終的には色々心残りがあった。そのシーンを見て、人間というものから抜け出すのは難しいんだなと感じました。戸田さんのお芝居も含めて、あのシーンはすごく印象に残っていますね。自分の心の奥に残ってゾッとしました」と関係の深い姉・シャムナについて語ります。
小清水さんは「ラストのC.C.との会話のシーンです。TVシリーズからずっとやってきた集大成という感じがした。C.C.のことやっぱ好きやねんっていう。もうちょっと側にいたかったんだなって」と答えると、「(本当は別々の収録の予定だったが)どうしてもとお願いして二人で一緒に録らせていただきました。もちろん劇中で話しているのはカレンなんですけど、ちょっと小清水亜美が入っているというか……」とゆかなさんが返し、会場からは笑いが起こります。
さらにゆかなさんは「役者としてもキャラクターとしても12年間のいろんな気持ちがあのシーンにのっている気がして、私もすごくそこが好きで。カレンがC.C.のことを、はじめて“ルルーシュのおまけ”じゃなくてC.C.自体を見て、情をうつしてくれたのかなという印象がありました」と『復活のルルーシュ』の中でもとりわけ関係性に変化のあった二人について熱く語りました。それに対し小清水さんも「今まで気が付かなかった、気にもしていなかった感情にやっと気付いた感じ」とゆかなさんと向き合い思いを語り合います。
櫻井さんは印象的なシーンとして咲世子と玉城を挙げた。この二人のキャラクターが本作の展開で重要であると話し、「玉城が通信で泣きついてきて、『その手があったか!』っていうところとか」とシーンを挙げると、すかさず福山さんが「“バカは常人の三倍の行動力がある”ってことだね」と返し会場から笑いと拍手が起こります。
続いて福山さんは「どうも、“元ルルーシュ”です。」と挨拶し笑いを誘いつつ、「『復活のルルーシュ』ではTVシリーズを踏襲したシーンがいっぱいあった。なので最後、一人で旅立つC.C.をルルーシュが追いかけたシーンの収録テストで、C.C.が話している間ずっとハァハァ(と息切れの芝居を)してたんですよ。そしたらそれはやめろって言われて」と体力面に難ありのルルーシュならではの芝居付けにNGを出されたことを明かしました。その上で「口げんかみたいになるところは、これまでのC.C.とルルーシュの関係性を一歩踏み込んだ関係になったなと、ゆかなさんと話した覚えがあります。そういったことも含めてそのシーンはすごく感慨深いです。」と続け、これまでTVシリーズから共犯関係と言われてきた二人の変化を語りました。
ここでMCから会場に本作の鑑賞回数を質問したところ、2回以上鑑賞されているお客様が9割以上。この結果を受けて、2回目以降の鑑賞ポイントを聞かれた監督は、「私の監督としての師匠、高橋良輔さんが原画を担当してくれたシーンがあります。ひとつは玉城のお店のパーティーシーンで、酔っぱらって扇に絡む玉城の奥にいる藤堂さんが持っている日本酒のラベルの文字。それから戦いの後、逃げていくジルクスタンの人々を見ている玉城の酒瓶のラベルの文字、この二つを高橋さんが担当しています」と細かくこだわり設定したシーンを明かすと会場からは驚きとともに拍手が起こった。福山さんからは「そのラベル入りのボトルを発売しましょう!!」と提案が。
さらに冒頭のC.C.のが乗っていたトラックが故障し修理を依頼しているシーンでのお金は、ブリタニアの古い時代の貨幣としてデザインをしており、詳細な設定では神聖ブリタニア帝国第一皇子だったオデュッセウスの肖像が描かれていると明かし、2回目以降も楽しめる要素をたくさん入れ込んであると語りました。
最後はファンのみなさんへのメッセージとして谷口監督は「総集編3部作から、もしくは『復活のルルーシュ』から新しいファンの方にも入っていただき、このように支持していただいたということで、スタッフおよびキャストが誠心誠意頑張ってきた甲斐があったと思っています。これからもよろしくお願い致します」長きに渡り応援してくれたファンへのひとつのお返しとして『復活のルルーシュ』を届けることができたと改めての思いを言葉にします。
続いて村瀬さんは「10年前の自分に今こうしてシャリオとして『コードギアス』に関わっていると言ったら、『すごいな!』と驚くと思います。それくらい自分の中では伝説的な作品であり、本当にたくさんの人に愛されている作品に素敵な役で出演させていただいて。結果的に死んじゃったんですけど、それも嬉しかったんです。何よりもアフレコ現場で、キャスト・スタッフ含め、物作りをしているなとひしひしと感じられて、フィルムができてからも音楽も映像も本当に素晴らしかったので、そういう作品に自分も参加できたことが何よりも幸せでした。これからもぜひ2回3回と観に行っていただければ本当に嬉しいです。本日は本当にありがとうございました」とギアスファンとしての喜びと『復活
のルルーシュ』に関わるスタッフ・キャストの熱量を熱く語りました。
小清水さんは「『復活のルルーシュ』をやると初めに聞いた時、TVシリーズ、そして総集編3部作でカレンにとってはハッピーな感じで終わっていたのに、次こそはカレンの命が危ないんじゃないかって。でも無事に生き延びて良かったです」と『復活のルルーシュ』でも引き続きの活躍を見せたカレンの身を案じていたことを明かしました。しかし「今回はスザクと共闘ということで、もしここぞってピンチの時にスザクが助けに来てくれても、本当に危ないとスザクが感じれば『生きろ』のギアスが発動して、急に身を引いてカレンが犠牲になるんじゃないかって! 『助けにきたんじゃないのー!?』って未来がね……」とスザクとの共闘シーンであったかもしれないまさかの自体を想像していたと話し、会場からは大きな笑いが起こります。それに対し櫻井さんも「『ごめん、カレン…』って言いそう」と返し盛り上がる一幕も。
ゆかなさんは「今日は御礼の回ということで、12年という長い間を本当に一緒に歩んでくれてありがとうございます。それからね」と福山さん、櫻井さん、小清水さんを見て御礼を述べ、さらに村瀬さんに「参加してくれてありがとう」、谷口監督に「見つけてくれてありがとうございます」と同じ檀上で肩を並べたキャスト・監督への感謝を述べます。「急にどうしたの、泣いちゃうじゃん」と櫻井さんがすかさず突っ込むと、会場を見渡し真摯な表情で「もしかしたら、みんなで檀上に並ぶことってこれで最後かもしれない。今日は私も来られて良かったし、みなさんにも来ていただいて本当に良かったです。これからもコードギアスをよろしくお願い致します」と繋ぐと温かい拍手が起こりました。
続いて櫻井さんは「僕らだと、客観的に作品を観れなくなっているところがあると思うんです。みなさんのほうが、コードギアスについて詳しかったり、こういうところが味わい深い、という部分を知っているのではないかと思います。みなさん一人一人が思っていることを、みなさんの言葉でどんどん広めていただけると、50万人突破の次は100万人もいけるんじゃないかと思います」と話すと会場からは期待の眼差しが。「こんなことを言いたくなっちゃうくらいこの作品は面白いですし、みなさんあっての作品だと思っています。先程谷口監督が教えてくれた2回目以降のポイントも、劇場に確認しに行ってくれたら本当に嬉しいなと思います」と『復活のルルーシュ』を味わい楽しんでほしいと語りました。
最後に福山さんは「この作品に関わってきた中で、見たことない景色、感じたことのないようないろんな思いを作品の中で自分も感じて、そして表に出して、そしてみなさまに受け取ってもらってというのを繰り返してきました。本当に長い時間、みなさまと一緒に過ごしてきたような感じがします。こうやって『復活のルルーシュ』の大ヒット御礼舞台挨拶をさせていただくにあたり、多くの方々に受け入れていただいて、そして複数回観ていただいた方も今日初めて観ていただいた方も、このひとつの作品を通して多くの気持ちが集うことができた作品だなということを改めて痛感しております。あらかじめ想定していたわけではないですが、50万人という数字は本当にすごいです。ただただひとえにみなさんに楽しんでいただくために、作り続けてきた結果、こういう幸せな景色を見せていただくことができました。そして、『コードギアス』と100万人という言葉は、やっぱりなじみが深いなと思います。TVシリーズで“100万人のゼロ”をやりましたので、是非とも『復活のルルーシュ』では“100万人のナム・ジャラ・ラタック”、そういう見出しをみたくないですか?」と会場に問いかけると割れんばかりの拍手が。
「そういった幸せな瞬間っていうのはまた何度も訪れてもいいのではないかと言うくらい、我々のなかでもスペシャルなひとつの作品になったと思います。この作品がみなさまに愛し続けていただけることを願っております。みなさま本当にどうもありがとうございました」と完全新作として送りだされた『復活のルルーシュ』がキャストにとってもそしてファンにとっても特別な一作であることへの思いを言葉にし、大ヒット御礼舞台挨拶は幕を閉じました。
●第4週・第5週来場者特典
第4週:木村貴宏描き下ろしポストカード
配布期間:3月2日(土)~3月8日(金)
第5週:メインアニメーター描き下ろしコースター全4種(ランダム配布)
配布期間:3月9日(土)~3月15日(金) ※ランダム配布のため絵柄はお選び頂けません。
『コードギアス 復活のルルーシュ』
大ヒット上映中!
公式Twitter:@GEASSPROJECT
©SUNRISE/PROJECT L-GEASS Character Design ©2006-2018 CLAMP・ST
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