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『ソロモンの偽証 後篇』初日舞台挨拶。涙の卒業証書授与

映画『ソロモンの偽証 後篇・裁判』初日舞台挨拶で遂に“ソロモン”卒業!
佐々木&夏川&監督からのサプライズに藤野涼子号泣!?
初日舞台挨拶開催

宮部みゆきの傑作長編を原作とした、ヒューマン・ミステリー超大作『ソロモンの偽証』、その完結編『後篇・裁判』が遂に4月11日(土)に初日を迎えました。

前篇・事件を鑑賞した方からは、「早く後篇・裁判が観たい!」との声があがっていた本作がいよいよ封切られ、公開初日を記念して舞台挨拶が実施されました。

ソロモンの偽証 後篇

役名で女優デビューを果たし、演技初挑戦ながらその高い実力に前篇・事件を観た方からも感嘆の声があがっていた、主演・藤野涼子をはじめ1万人の中から選び抜かれた新鋭7名に加え、佐々木蔵之介、夏川結衣ら日本を代表する豪華俳優陣が登壇しました!

全てサプライズで行われた、成島監督による中学生キャストへの卒業証書贈呈と、両親役の佐々木蔵之介&夏川結衣からの藤野涼子への花束贈呈。演技派中学生も思わず涙がキラリと輝きました!?

オーディションから1年を超える撮影・プロモーションの期間を終え、本作では重責を担い、これからの日本映画界を背負っていく新鋭キャスト達が満席の会場で安堵の表情をみせ会場が一体となった大盛り上がりの舞台挨拶となりました。

●『ソロモンの偽証 後篇・裁判』 初日舞台挨拶
日程: 4月11日(土)
場所:新宿ピカデリー スクリーン1
登壇者:藤野涼子、板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生、前田航基、望月歩、佐々木蔵之介、夏川結衣/成島出監督

藤野涼子さん:作品はいかがでしたか?(会場より拍手)
前篇・事件をご覧いただいてから今までの間のモヤモヤがすっきりしたと思います。

(成島監督からの卒業証書授与時のコメント) ※卒業証書を受け取るあたりから感極まり涙
成島監督:本日で卒業ということですが、初めはお芝居ができなくて辛い思いもしたと思います。けど頑張ってやりきった結果は皆さんご覧いただいているのでおわかりのことでしょう(会場から拍手)。 これからもたくさんの苦難が待ち受けていると思いますがその時はこのソロモンの偽証をやりきった勇気と仲間たちのことを思い出して、がんばってもらえればと思います。ありがとう。

ソロモンの偽証 後篇

藤野涼子さん:この舞台挨拶で皆とお別れなのは凄く寂しいですが、これからも頑張っていこうと思います。ソロモンの偽証は卒業してしまい、寂しいですがここまで成長できたのは周りの皆さんに支えていただいたおかげです。ありがとうございました。

板垣瑞生さん:後篇・裁判には僕らのすべてが詰まっていますのでご覧いただきありがとうございました。

(成島監督からの卒業証書授与時のコメント)
成島監督:板垣君もはじめはお芝居ができませんでした。藤野さんと二人、お芝居はできなかったけれど真っ直ぐな眼差しと、瞳にかけて重要な役をやってもらいました。難しいエチュードを鼻水たらしながらやってもらったり、苦しい芝居を乗り越えて、しっかりとやり気ってくれました。ありがとう。

石井杏奈さん:後篇・裁判は私たちの集大成であり、スタートだと思います。
皆さんの心の中に一生残り続ける作品になることを願っています。

(成島監督からの卒業証書授与時のコメント)
成島監督:樹理は難しい役どころで、普段の本人とは全然違うけれどそのギャップを見事に埋めてくれました。皆も知っているようにE-girlsのメンバーで忙しい中、ツアーも休んで映画に参加してくれました。母親を演じた永作博美さんが、日本を代表する女優になったように石井さんにもそこを目指してほしいと思います。ありがとう。

清水尋也さん:最後までご覧いただきすがすがしさを感じてもらえたと思います。
皆と一緒の舞台挨拶は、もう最後と思うと寂しいですが、最後まで楽しんでください。

(成島監督からの卒業証書授与時のコメント)
成島監督:清水君は、本当に優しい子で人を殴ったこともなかったので、キックボクシングのジムに行ってもらいました。役柄上常にイライラさせたり、ムカつかせるような状態にするために現場で一番きついことを言ったかもしれませんが最後までしっかりやりきってくれました。ありがとう。

富田望生さん:清水君が言っていたように皆様の前で話すのが最後というのは寂しいです。後篇・裁判で石井さんが演じる樹理ちゃんを「本当はそんなに悪い子じゃないんだよ」と思ってしまいました。松子と心を一つにして演じられたと思います。

(成島監督からの卒業証書授与時のコメント)
成島監督:松子は一番本人とキャラクターのギャップが無かった役で、素直なところも本当に役と近い。それだから演じにくいところもあったかもしれないけど、しっかりと演じてくれた。これからも頑張っていってください。ありがとう。

前田航基さん:前篇・事件の公開から一カ月あまり、後篇・裁判の公開が待ち遠しくて、人生で一番長い一ヵ月だったと言っても過言ではないと思います(笑)。

(成島監督からの卒業証書授与時のコメント)
成島監督:航基は本当に明るくて、皆がきついときにギャグをいったりして笑わせてくれた。裁判のシーンで集中が途切れるのを注意して大泣きしたこともあり、大変だったと思うけどひっぱってくれてありがとう。

望月歩さん:劇中の神原君(板垣さん)にひどいことを言ってファンの方すいませんでした。後篇・裁判までご覧いただけたので、命の大切さを考えていただけるとありがたいです。

(成島監督からの卒業証書授与時のコメント)
成島監督:なぜあんなダークになってしまったのか理由が描かれていない難しい役を、屋上のシーンでは記憶がなくなるくらい入り込んでしっかりやってくれた。撮影中に背が10cm位伸びたのでつながりが難しかったけど、背と同じようにこれからも人間として・役者としてもどんどん成長していってください。ありがとう。

ソロモンの偽証 後篇

佐々木蔵之介さん:本当にこの子たちが全身全霊で向き合った作品が、公開初日にこんなにたくさんの方にご覧いただけて、親心として嬉しいです。

藤野涼子と父と娘として会えるのは今日が最後だと思うと寂しいですが、誇りに思っています。現場では劇中以上に泣いていて、悔し涙をたくさん流したと思います。

最後は笑顔でお疲れさまでした、という涼子の姿に、キャスト・スタッフ皆が引っ張ってもらったと思います。覚悟をもって藤野涼子という役名を芸名につけて臨んでくれたから他の現場でも涼子と呼べることが楽しみです。

卒業おめでとう、そしてありがとう。

夏川結衣さん:やっと後篇・裁判の公開を迎え、沢山の人にお集まりいただいているので、舞台に上がる前に皆が、「緊張する!」と言っていたのでうつっちゃいました。

本日ご覧いただいて、何か感じていただけたらまだご覧いただいていない人を連れて二度三度と楽しんでいただければと思います。よろしくお願いします。

涼子に対しては佐々木さんが仰っていたことと同じなのですが、本当にこれからも涼子と言えて嬉しいです。

母親として一生懸命頑張っている姿を横で見ていたので、やりきったことを誇りに感じました。

成島出監督:皆様にお詫びと御礼がございます。もともと私は前・後篇の二部作は好きではなくて、できれば一本にしたかったのですが、プロットに起こした段階で映画化したら10時間になってしまうところ、泣く泣く半分くらいにしました。

学生の方も多くきていただいているので、チケットを2回買っていただきありがとうございます。たくさんの方に来ていただき感無量です。

この前安全第一の日本映画界で、高速道路を逆走するような企画だと『ソロモンの偽証』を評してくれたことがありましたが褒め言葉だと思っています。

新人を起用して、二部作という無茶を一人でやるのは怖かったですが、スタッフ・キャストそして関係者の皆さんが全力をつくしてくれたので、この日を迎えることができました。

この子たちのがんばりを観ていただけたと思いますので、これからも応援よろしくお願いします。

『ソロモンの偽証 前篇・事件』
『ソロモンの偽証 後篇・裁判』
大ヒット上映中

©2015 「ソロモンの偽証」製作委員会

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