『牙狼<GARO>~闇を照らす者~』24話先行上映開催
東京で9月13日深夜放送となった『牙狼<GARO>~闇を照らす者~』の最終決戦回である第24話の先行上映会が新宿バルト9で開催されました。このイベントはバルト9の中でもっとも広いスクリーンで行われましたが、チケットは即日完売。満席の観客となりました。
当日は横山誠総監督と、栗山航さん、青木玄徳さん、南里美希さんが参加され、一緒に第24話を鑑賞、それからトークショーが行われました。
<<上映前のコメント>>
MC:半年間にわたって『牙狼<GARO>~闇を照らす者~』の放送がありましていよいよクライマックス。たくさんの方と一緒に24話を見届けるというのは総監督してはどうですか?
横山監督:先週で力尽きてしまうことのないように、今日の最終決戦を一生懸命作りました。こうした上映会ができるというのは、うれしい反面、ちょっと緊張してますね。ドキドキもしています。気に入っていただけるといいなと思っておりますが。懸命に作りましたのでご期待ください。
MC:キャストのみなさんは舞台そでで緊張するとおっしゃってましたけど、緊張は取れましたか?
栗山さん:いやぁ緊張してますね。いつまで経っても慣れないですね、この感じは。こないだ「魔界ノ宴」のときは朝起きたときから緊張してたんです。朝起きたときに今日は緊張してないんでだいじょうぶかなと思ったら、やっぱり舞台そででドキドキドキドキ。
MC:これから最終決戦を迎えるわけですが、今のお気持ちは?
栗山さん:寂しい気持ちもありますけど、早く観ていただきたい気持ちがいま一番強いかなと思います。
青木さん:僕自身、初めて観るんでドキドキワクワクです。
南里さん:24話もアフレコがあって、そこでちょこちょこは観ていたんですけど、全体仕上がった形で観るのは初めなので、みなさんと同じくらいワクワクしています。
<<4人、観客席へ移動して第24話上映。上映後再びステージへ。栗山さん、南里さんの目には涙>>
MC:それではお一人ずつお伺いしたいと思います。栗山さん、すばらしい活躍でした。
栗山さん:ありがとうございます。これ言うと怒られちゃうかも知れないんですけど、ほんとに撮影中はプレッシャーを感じてなくて。一番最初にプレッシャーを感じたのは、第1話が放送されてオープニングに「栗山航」という名前が一番最初にドカンと載ったときに、これはたいへんなことをしてしまったなと(笑)
横山監督:犯罪者じゃないんだから(笑)
栗山さん:そこから回を追うごとに、徐々に、前シリーズから観てた方、応援してくださってた方がどう思うのかなとすごく思ってたんですけど、こうやって多くの方々に最後まで応援していただいてほんとにうれしいです。
24話を終わって、ほんとにさみしい気持ちもありますが、こうやって最後を迎えられたことをほんとにうれしく思いますし、最後のセリフにもあったように「まだまだこれからだ」と勝手に思っています。
青木さん:僕はほんとに終わっちゃうんだねと。まあまだ1話ありますが、ほんとに栗ちゃんがひっぱってきてくれたなと思いますね。ほんとに流牙を演じてきてくれてありがとう。すごい感動でした。
哀吏空役はなかなか難しいことが多かったです。武器も弓矢で、接近戦が難しかったりとか、いろいろと苦労しました。メガネをつけての芝居とか、表情、なかなかいきてくれないなと悩んだときもありましたし、それでもここにいるキャストの皆さん、横山監督をはじめとするスタッフのみなさんが常に支え続けてくれたから、最後までやり続けられたなと思います。
南里さん:初めてドラマの撮影で、こんなたくさん過激なアクションがある作品で、撮影前もアクション練習もやって、そこからハードな7ヵ月間、撮影も終わって、今回24話が終わって、たくさんたいへんなことがありましたけど、すごく終わって、やっぱり寂しいです。
ほんとにここまでがんばってこれたのは、このキャストのメンバーでやれたからというのもありますし、今日すごく残念なんですけど、池田君が来られなくて、今日の24話、たくさん池田君ががんばってるシーンがあったので、今日一緒にこれ観られなかったのが残念です。
MC:横山監督、今日いらっしゃってるお三方の変化、成長ぶりをお聞かせいただけますでしょうか。
横山監督:いま一緒に観ててですね、流牙かっこよかったよね。哀吏空もなかなか成長したんじゃないですかね。
牙狼のキャストは泣き虫が多いんで、小西君とか舞台挨拶の度に泣いてたんですけど、その達成感を与えられないと、そこは監督として失格だなと思ってたんです。でも今日来ていただいた皆さんのおかげで達成感を与えることができました。ありがとうございます。なんかありがとうございますというのが僕の今の心境ですね。
MC:今だから言える撮影エピソードなどがありましたらお聞かせください。
栗山さん:今だから言える……南里ちゃんがよくこけた。
横山監督:7回くらいかな。
南里さん:なんでですかね?
横山監督:しょうがないよね。男の子がいっぱいいて走るシーンが多いんで。全力でこけてたよね。
南里さん:第6話のシンにピックを渡すシーンで、歩いてるのに豪快にこけましたね。
横山監督:じゃあねぇ~って歩いてって後ろ姿でポテっとこけたよね。あれBlu-rayに入れたほうがいいかも知れない(笑)
南里さん:やめてください。
栗山さん:他の裏話をすると、これ横山監督も知らないんじゃないかなと思うんですけど、24話の滔星と対峙するシーンの構えは、倉田保昭さんから教えていただいた構えなんです。23話の撮影の時に、みんな教えてもらったんだよね。銃の構え方とか。
青木さん:僕も弓の構え方とか。
横山監督:それでか……なんか変だなと(笑) 最初、倉田さんが怖くて皆近寄れなかったんです。まあ確かに怖いよね。まあスキンシップがすごかったからね。撮影時のアクションシーンで、栗ちゃんだいじょうぶかぁ?って言ったんですけどなんにも返してくれないんです。まあ天然ボケだからこんなもんかなぁと思ってたんですけど、ふらふらしてて。どうした?っていったらチョップが当たって、意識が朦朧としてましたって(笑) 倉田さんにやりました?って聞いたら「ごめん」って(笑)
倉田さん、反射的に思い切り打っちゃったんだよね。それは本編で使ってますんで、どこだか探してみてください。
栗山さん:本編で使ってるといえば、モノレール編、全部当たってますからね。
横山監督:あのとき、倉田さんと80年代の香港映画ってよかったですよね、全部当ててて。そんな話をしてたんだよね(笑)
<<ここでスペシャルゲスト 雨宮慶太監督登場>>
MC:『牙狼<GARO>~闇を照らす者~』最終決戦まで見届けて、いまどんなお気持ちでしょうか。
雨宮監督:すごく牙狼らしい着地というか、お疲れさまでしたという感じなんですけど、すごく満足しています。
MC:雨宮監督はキャストの最終オーディションのときもいらっしゃったということなんですけど、オーディションのときの印象と現在の印象をお聞かせいただければと思うんですが。
雨宮監督:南里はよくわからなかったんだけど、すごくガッツがあるというか、男前なところがすごくいいなと思っていいんじゃないですかというお話しをしました。
青木はちょっと知ってたんで、(『牙狼<GARO>』涼邑零役)藤田の横になんかかっこいいやつがいるなって思ってて、今回はぴったりだったんでぜひとお願いしました。
栗山はですね、横山監督と次の主役は笑顔の似合う魔戒騎士がいいねという話をしてて。前の人(『牙狼<GARO>』冴島鋼牙)がすごく笑わなかったので。それで笑顔が決め手になりました。
MC:来週25話はスペシャルエピソードが放送されるわけですが、どういった話になるんでしょうか。
横山監督:ちょっと前の話になるのかな。これを観てもらうと、『闇を照らす者~』がもっと深くわかってくれるかなと。ちょっと反省点で、説明不足が多かったななんて思ってるところもありまして、それを補う部分もありますけど、より深くわかるんじゃないかなというエピソードになってますのでぜひ観てください。
MC:最後にメッセージをお願いします。
南里さん:すごく長い準備期間と撮影期間で、ほんとにたいへんなことばかりだったんですけど、最後の最後に皆さんに喜んでもらえて、本当にやっててよかったなと思いました。
青木さん:正直なことを言うと、もう1回そこの観客席で観たいですね。映画館で観られることなんてないですからね。テレビで観るのとまた違った感じに衝撃を受けて、スクリーンで観るとかっこいいなぁと。1話から全部観たいですよね。
栗山さん:観たいねぇ!(観客席からも期待の大拍手)
栗山さん:最後まで応援していただいて本当にありがとうございました。最初はどうなるか不安でしたが、皆さんの暖かい声援のおかげで最後まで僕たちが画面の中でがんばれたんじゃないかなと思います。ホントにありがとうございました。来週もありますので最後まで見届けてください。
横山監督:栗ちゃんこんな感じなんで、最初だいじょぶかなって(笑) これ成長期だよな、だいじょぶだ(笑)って思いつつ、鋼牙でできないことをやろうと。それで牙狼の鎧は受け継いでるんですが、強くなっていく話を作ってみたかったんです。気分的には反省する部分もあるし、成功したなと思う部分もあるんですけど。
牙狼って看板が思っていたよりでかくなっちゃったんで、いろいろご心配をおかけしましたけどこんな作品ができました。ぜひ流牙の話もしっかり覚えておいてください。
『牙狼<GARO>~闇を照らす者~』公式サイト:garo-yami.jp
©2013 雨宮慶太/東北新社
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