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『わたしはロランス』やまだないとさん描き下ろしイラスト公開!

9月7日より新宿シネマカリテにて公開の映画『わたしはロランス』。
弱冠24歳のカナダ人監督グザヴィエ・ドランによる本作は、メルヴィル・プポー演じる「女性になりたい男」ロランスと、その恋人フレッドの歩む長い年月を描いたラブ・ストーリーで、昨年度のカンヌ国際映画祭ある視点部門に正式出品され、高い評価を得ました。また、ドラン監督の才能に惚れ込んだガス・ヴァン・サント監督が6月26日からの全米公開時のプロデューサーを務め、話題を呼んでいます。

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その公開にむけ、漫画家のやまだないとさん描き下ろしたイラストが公開となりました。また、コメントが届いています。
「おとこにうまれたから、おんなのひとを愛するんだろうか。おんなにうまれたから、おとこのひとを愛するんだろうか。」―やまだないと(漫画家)

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やまだないとさん以外にも、華道家の假屋崎省吾さん、小説家の江國香織さん、映画監督の黒沢清さん、Pefume、サカナクションのPVを手掛けた映像ディレクターの関和亮さん、写真家の大橋仁さんなど、多くのクリエイターが絶賛の声をあげている。
●クリエイターコメント
トランスセクシャルであることをカミングアウトしたロランスは「君が望むものは全部あげる」とフレッドに言うが、現実は誰にも殆どなにもあげられない。その苛立ち、悲しみ、諦念……。様々な「普通」という概念を懸命に超えながら進んでゆくストーリーの中で、際立ってくるのはむしろ、越えられない母性ではないだろうか。その越えられない境界でもがく人々は、皆それぞれに美しい。─ 青野賢一(BEAMS クリエイティブディレクター)
誠実で知的なアプローチによって実現した、シンプルでエモーショナルな映画。
ここには豊かな哀しみがある。
哀しいのに幸福感のある映画。
人生とおなじだ。幾つかのセリフ、幾つかの場面は忘れがたい。
生命力があり、全編そのライブ感にいろどられている。─ 江國香織(小説家)
私はこう生きる。
監督の人生への強い姿勢表明を感じる。
誰もが各々の出方を伺いながら生き形作られる世の中、黙ってひっそりと他人に迷惑をかけない人生を送る事が調和だと誰もが言い聞かせ合っている。そんなものは調和ではない、鎖だ。牽制し合う鎖つきの調和などいらない、ぶつかり合う調和が欲しい。この映画を見てそう思った。─ 大橋仁(写真家)
とてもシュールですこぶる官能的な映像美に酔いしれながらドラン監督のトリックによっていまだかつてない壮大なラブストーリーにぐいぐいとのめりこまされてしまった。─ 假屋崎省吾(華道家)
果たして二人は愛を貫き通せるのか?
…このシンプルで深遠なテーマに、意表をつく設定でいどむ若き作者に脱帽。
現代のメロドラマは多分こういうスタイルで語られるのがひとつの理想なのだろう。─黒沢清(映画監督)
“人間の生き方” “愛の在り方”すべてに正解は無いのだと、色鮮やかに確信しました。
そして、スザンヌ・クレマンの女性としての魅力は、女性にしか分からない妖艶さがありました。本当にかっこいい。鮮やかな膨らんだ風船を割るような驚きと確信、革命を胸に。─ 酒井景都(アーティスト/モデル/デザイナー)
美しいものには刺があると言います。
映画の上映が始まってから終わるまで、ずーっとドキドキしていた。この綺麗な映像の中には触れてはいけないような毒棘が存在します。見終わる頃には毒は全身をまわって身体がフワフワしたような気持ちにさせられた。
そんな刺激的な体験をさせてくれるこの作品とドランの才能に、感動と嫉妬を感じずにはいられません。─ 関和亮(映像ディレクター)
Facebook:https:www.facebook.com/laurenceanywaysJP
Twitter:@Laurence_JP
『わたしはロランス』
9月7日(土)より、新宿シネマカリテほか全国順次公開
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