MOVIEW SNS:Bluesky Threads Twitter Instagram YouTube

『オブリビオン』トム・クルーズ来日会見&ジャパンプレミアレポート

トム・クルーズ、日本への想いと映画の魅力を熱く語る!
去る5月初旬、5月31日公開の映画『オブリビオン』プロモーションのため、主演のトム・クルーズ、ヒロイン役のオルガ・キュリレンコ、ジョセフ・コシンスキー監督が来日し、記者会見とジャパンプレミアが行われました。

oblivion1.jpg


●『オブリビオン』来日記者会見
実施日:5月7日(火)
登壇者:トム・クルーズ、オルガ・キュリレンコ、ジョセフ・コシンスキー監督
場所:ザ・リッツ・カールトン東京
会場に登場した3人は取材陣に対し笑顔で挨拶し、トムは紺のセーターにデニム姿、オルガはグレー、イエロー、ブラックのシックなワンピース姿で会場を魅了しました。マスコミの質問に笑顔で答える3人ですが、アクションシーンの撮影について話が及ぶと、トムとオルガが当時を思い出しふざけあうシーンも。
すでに19回も来日しているトムですが、「あと19回日本に来てもいいくらい!」と日本への想いを熱く語っていました。最後は紳士らしく、トムがオルガをエスコートして退場しました。

oblivion2.jpg

MC:まずご登壇者の皆様、ごあいさつをお願いいたします。
トム・クルーズ(以下トム):とてもいい天気の中、日本に来ることができてとても嬉しいです。『オブリビオン』は私たちが誇りを持って日本のみなさんにお見せできる作品です。みなさんのあたたかい歓迎にいつも感謝しています。
オルガ・キュリレンコ(以下オルガ):日本に戻って来られて嬉しいです。
日本は大好きな国なんです! 私は10日間日本に滞在し、『オブリビオン』を携えて各地を回る予定です。
この作品は自分の出演した中でも最高の映画で、トム、ジョセフという敬意を表するべき方たちと一緒に参加できたことを嬉しく思います。
ジョセフ・コシンスキー監督(以下監督):みなさん本日はありがとうございます。この映画ができるまで、私は8年もの旅をしました。日本が最後の公開国になりますが、この素晴らしい作品を楽しんでください。
MC:みなさんからご質問をいただく前に私の方からいくつか質問させて頂きたいと思います。まずはトム・クルーズさん、久々のSF超大作ということですが圧倒的なスケールと驚愕の内容で、今回もメガヒットの予感です。本作は、どんなところがズバ抜けてるんでしょうか?
トム:映像が本当に素晴らしいです。そして人間性がよくとらえられていますし、ロマンスも含まれており、何層にも重なってできている作品なんです。私は何度かSF作品に出ていますが、『オブリビオン』はこれまでとは全く異なる作品になっています。
全体にロマンスが満ちあふれた素晴らしい作品です。

oblivion3.jpg

MC:オルガ・キュリレンコさんは、今回ヒロインを演じられたわけですがトム・クルーズさんとの共演はいかがでしたか?
オルガ:この作品でトム、監督とご一緒できて嬉しいです。この作品はトムがいなければできなかった作品だと思っています。
特にスタントシーンは経験豊富な彼がいてくれたから、安心して演じることが出来ました。
毎日仕事に行くのが楽しい現場だったので、機会があれば何度でもご一緒したいと思っています。
MC:それでは、監督にお伺いします、冒頭から最後まで自然の美しさとCGがマッチして、現代人の私たちが、本来なら目にすることはできない近未来の地球を先に体感させてもらったような感覚になりました。この映像美についてお伺いしたいのですが、一番留意された点は、どういうところですか?
監督:今回は現場でビジュアルをつくりあげるという点に注力を注ぎました。ブルースクリーンだけの映画にはしたくなかったからです。そのためにロケハンも行い、その時に撮影した映像はプロジェクションスクリーンに投影させて、スカイタワーから望める背景として使用しました。あとからCGを足したりせず、出来るだけ地に足の着いたリアルな映像に見えるようにしています。
トム:監督はこれが2作品目になるのですが、自分のビジョンを持っている方です。デザインや発想力などのクリエイトする力が素晴らしいです。自分の想像する世界を見事に作り上げるその手腕に感激しました。
また、映像だけでなく、演技の細かい部分まで気を配り俳優を指導してくれます。
<ここからマスコミの質疑応答>
Q:本作は先の読めないストーリーが見所ですが、トム・クルーズさんのこれまでの人生で予想外の展開が起きたことはありますか?
トム:人生はいつも驚きに満ちていますよ(笑)。それが人生が素晴らしいところです。
驚きの展開が続くので、一映画ファンの僕も楽しめる映画です。
Q:監督に伺いたいのですが、この映画には『2001年宇宙の旅』を思わせるシーンが多くあると思いますがいかがですか?
また、プロジェクションスクリーンを使用した撮影について教えてください。
監督:『2001年宇宙の旅』の冒頭に写真をプロジェクションで投影しているシーンがありますが、私はあの技術をアップデートし、この作品で使用しました。『2001年宇宙の旅』は私が最も影響を受けてる作品です。
『オブリビオン』の中では、いかに困難な状況の中で勝利するかというテーマを決めていました。
Q:トム・クルーズさんにお聞きします。空中戦のシーンの迫力がすごいですが、自分で提案したシーンや、好きなシーンはありますか?
トム:ファイティングシーンなどはもちろん監督がデザインしていますが、その中でもバブルシップでの飛行シーンは監督と長いディスカッションを重ねました。『トップガン』の時のコクピットのシーンがよく出来ていたので、あの時のように、いかに重力と戦いながら演技をするか、テイクごとに話し合いました。
MC:オルガさんは飛行シーンの思い出などありますか?
オルガ:私は絶対操縦したくありません! トムと一緒に乗れたのは嬉しかったけど、それ以上はもういいです(笑)。
バイクで滑走するシーンは自分で運転しようとしたんです。どっちが運転するかけんかしたわ(笑)。
トム:危険だからって言っているのに、彼女は二人乗りの後ろから操縦管を握ろうとするんだよ。僕がいれば安全なのに!
70マイルも出てたから殺されると思ったよ(笑)。
オルガ:これでもう私のことを忘れないでしょ(笑)。
Q:今回が19回目の来日となるトム・クルーズさんですが、もし日本で映画を撮影するとしたら、どこで撮影したいですか?
トム:本当に日本は美しい国ですからここで映画を撮るのは私の夢でもあります。
私はもう19回も日本にお邪魔していますが、あと19回来てもいいくらい! それほど大好きな国です。
MC:皆様ありがとうございました。
●『オブリビオン』ジャパンプレミア
実施日:5月8日(水)
登壇者:トム・クルーズ、オルガ・キュリレンコ、ジョセフ・コシンスキー監督
場所:六本木ヒルズアリーナ、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン7
本作に登場する高度 1,000m上空にそびえたつ60年後のモダン住居“スカイタワー”の一部が再現された六本木ヒルズアリーナには、600人のファンと100人以上のマスコミが集結。さながら六本木ヒルズアリーナが空の上に存在しているかのような情景に、会場からは驚きと興奮の声が上がりました。
そして、“スカイタワー”の真っ白なランウェイを歩いて、トム・クルーズ、オルガ・キュリレンコ、ジョセフ・コシンスキー監督が登場すると、会場は大熱狂! トムは日本のファンに向かって「ありがとう、ジャパン!」と言葉を贈りました。
会場のボルテージが最高潮に達する中、3人は作品の世界観をイメージした真っ白なホワイトカーペットへ。集まったファンの熱い歓声を受けながら約2時間かけてファンサービスを行い、六本木が『オブリビオン』一色に染まりました。
続いて行われた舞台挨拶でもファンに大拍手で迎えられた3人。
トムは会場に向けて「みんなを愛しています!」と精一杯の感謝の気持ちを伝え、映画の魅力を存分に語りました。

oblivion4.jpg

MC:それではみなさんにご挨拶をお願いします。
トム・クルーズ(以下トム):こんばんは! いつもあたたかい歓迎をありがとうございます。
この作品を日本に持ってこられたことを誇りに思います。ありがとう、トーキョー! ありがとう、ジャパン!!
オルガ・キュリレンコ(以下オルガ):みなさんはじめまして、オルガです。
来日は4回目になりますが、日本は大好きな国なの! 今日はお集まりいただきありがとうございます。
ジョセフ・コシンスキー(以下監督):私は東京が2度目になります。
日本は映画好きな方が多いので本当に嬉しいです。
『オブリビオン』はあと数週間で公開になりますので、楽しみにしていてください。
MC:映画の見所をファンのみなさんに教えてください!
トム:まずはアクションがあります。みなさんアクションは好きですよね?
ロマンスも満載ですし、最後の最後まで驚きが詰まった映画です。
できれば2度観て欲しいと思っています。2度目はまた違った驚きが得られると思います。
監督のジョセフはこの作品が2作目とは思えないくらいの素晴らしい能力の持ち主です。
そしてオルガはこの映画で美しい演技を見せてくれました。ぜひ楽しんでくださいね。アリガトウ!

oblivion5.jpg

<舞台挨拶コメント>
オルガ:ミナサン、コンバンワ! 今夜はここに来られて嬉しいです。
日本は大好きな国でこれから何度でも来たいと思っています。女性からの視点で見所を話すと、この映画はラブロマンスが本当に素晴らしいです。このエキサイティングな映画を楽しんでください。ニホン、ダイスキデス!
監督:私の2本目の作品を日本のプレミアで披露できることを誇りに思います。私もトムの映画を観て育った世代で、『トップガン』を観たのは11歳の時でした。トムやオルガなど、素晴らしい俳優たちの演技で成り立っている映画です。どうぞ楽しんでください。
トム:みなさんこんばんは。オルガ、ジョセフ監督と一緒に日本に来られて興奮しています。この映画の世界観は本当に独創的で、人間とはなんだろう、永遠の愛とはなんだろう、というテーマを投げかける作品です。
日本に来るたびに、みなさんに夢が叶えてもらっているので、その感謝の気持ちを伝えるために、これからもベストな映画を作り続けます。
帰りたくないけど帰らなくちゃ。これから来る夏を楽しくお過ごしください!
みんなを愛しています。また必ず戻ってきます!
●ストーリー
人類が去った地球。愛だけが残された。
2077年、エイリアンの攻撃を受け、地球は全壊壊。生き残った人類は、他の惑星へと移住を果たすが、ジャック(トム・クルーズ)は荒廃した地球に残り、高度1,000mにそびえたつスカイタワーを拠点に、パトロール機バブルシップをかり、地球を監視している。
ある日、ジャックは墜落した宇宙船で眠る美女ジュリア(オルガ・キュリレンコ)を発見する。目を覚ました彼女はなぜか逢ったことのないジャックの名を口にした。彼女に不思議な結びつきを感じながら、次第にあらゆる現実に疑問を抱くようになっていくジャック。そして二人に隠された“真実”は謎の男ビーチ(モーガン・フリーマン)によって明かされようとしていた―。

oblivion6.jpg

人類のいない地球に残されたジャックと、突如現れたジュリアの織り成す切ないラブストーリーが誕生した。
監督・原作・製作:ジョセフ・コシンスキー『トロン:レガシー』
製作:ピーター・チャーニン『猿の惑星:創世記』、ディラン・クラーク『猿の惑星:創世記』
出演:トム・クルーズ『ミッション:インポッシブル』シリーズ、モーガン・フリーマン『ダークナイト』シリーズ、オルガ・キュリレンコ『007/慰めの報酬』、メリッサ・レオ『ザ・ファイター』
配給:東宝東和
『オブリビオン』
5月31日(金) TOHO シネマズ日劇他全国ロードショー
©2013 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
→『オブリビオン』の記事を探す
→トム・クルーズの記事を探す