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『ヘルタースケルター』蜷川実花監督&沢尻エリカ韓国上陸

『ヘルタースケルター』続々とアジア進出!!
蜷川実花監督&沢尻エリカ韓国上陸大熱狂!
映画『ヘルタースケルター』の韓国公開がいよいよ始まります。韓国の大手映画配給会社コンテンツ・ゲートにより、5月2日から公開。そこで現地の熱望を受けて蜷川実花監督と主演の沢尻エリカが訪韓を果たしました。

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蜷川実花監督は前作『さくらん』が韓国で大ヒットを記録。沢尻エリカは『パッチギ!』韓国公開で若い男女共に人気急上昇し、同作で訪れて以来、約7年ぶりの韓国上陸となります。
二人は4月16日現地入り。到着した金浦空港でも30を超える現地マスコミと大勢のファンが駆け付け、ちょっとしたパニックに。同日からTV、雑誌、新聞、45媒体以上の取材をこなしつつ、4月17日に“韓国プレミア・イベント”で上映後登壇。ムービー約30台、スチル約50人、記者約100人の現地マスコミが結集。さらには、沢尻エリカの「現地ファン・クラブ」の会員も参加し、興奮冷めやらぬ熱烈歓迎を受け、大きな盛り上がりを見せました。4月18日帰国予定。
●韓国プレミア上映イベントでのQ&Aレポート
場所:カンナム
COEXメガボックス8300席をマスコミ150人、ファンクラブ会員150人で埋め尽くした。
沢尻:アニョハセヨ。エリカイムニダ。
蜷川:アニョハセヨ。蜷川実花イムニダ。
舞台に上がると、たくさん韓国のファンが花束やお菓子を渡して、訪韓を歓迎。
Q:韓国の印象はいかがですか? 韓国の好きなものはありますか?
蜷川:まず韓国で上映できることをうれしく思っています。昨日も焼肉食べたり買い物行ったり楽しんでいます。つい先日なんですがBIGBANGをみてファンになって仕事してみたいなと思っています。
沢尻:みなさん本当にありがとうございます。韓国に来るのは『パッチギ!』以来約7年ぶりで想い深いです。韓国料理が好きなので、色々食べて楽しんで帰りたいと思います。
Q:沢尻エリカさんに質問です。『ヘルタースケルター』は、約5年ぶりの映画ですね。この作品を選んだ理由をお聞かせください。
沢尻:4年前くらいに実花さんから原作をもらって読んだ時に、この役は本当にすごいなと思い、作品に吸い込まれ、この役を絶対に挑戦したいなと思いました。
Q:『ヘルタースケルター』ではハードな演技、感情の起伏が激しい役に挑戦されましたが、たいへんだったと思いますが、いかがでしたか?
沢尻:みなさん御覧になって放心状態だと思いますけど、撮影も同じで毎日没頭してやっていました。なにより実際演じるためには、いままでにやってきた役とはまるで違うアプローチが必要な役で、演じるというよりも、その人になっていかないといけない役でした。役をやり終えて、いろんな人の感想を聞いて、挑戦してよかったなと思いましたし、自信にもなりました。私が目指している役者は、1つのイメージに固執しないで、作品ごとにいろんな役ができる人です。りりこという役に出会えて本当に良かったです。ちょっとずつ階段をのぼるように、役者して1作品1作品成長していきたいです。
Q:蜷川実花さんは写真家ですが、映画を撮ることに写真家としての活動が役に立ちましたか?
蜷川:私は写真を撮っていて、こういう色味や密度感が好きで、私にとっては呼吸するように自然なもの。たとえば、主人公りりこの部屋の家具や美術に驚かれるのですが、本当に私はあの部屋みたいなところに住んでいます。(笑)
Q:監督に質問です。この題材を選んだ理由は?
蜷川:原作の岡崎京子さんが好きで。女性の心情を深く描いている方。特に『ヘルタースケルター』は、女の強さも、弱さも入ってる。ずっと映画化したいなと思っていました。いろんな方が映画化をされたかったようなのですが、それを私がやることができて本当にうれしいです。

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Q:監督に整形の後遺症の恐怖とかを描いているだけではなく、大衆やマスコミの恐怖というものを描いているように感じたのですが、いかがですか?
蜷川:そうですね。整形の後遺症で悩むということよりも、大衆の無責任さや、スターは欲望の塊を引き受けていることを描きたかったですし、女性の美に執着するさま、女性にとっての美しさ、幸せなども問題提起したかったです。そして何より、りりこは美しければ幸せになると(最初)信じていますが、最後には自分の力で別の場所にたどりつく姿を描きたかったです。
Q:妹のちかこは重要なキャラクターだと思ったのですが、最後に整形して出てくる必要があったのでしょうか? 韓国では美容整形が社会的な現象なだけにお聞きしたいです。
蜷川:脚本段階から、どうしても残したいと思ったシーンです。この映画においては、美容整形の善し悪しではなく、妹のちかこも整形をして美しさを手にすることで、自分に自信を持つことができ、幸せを感じている様を描きたかったのです。また、その場所が渋谷であるということも、若い女性が多い街なので、小さなりりこは、どんな女性の中にも住んでいることを描きたかったのです。
Q:たくさんのファンに会いましたが、いかがでしたか?
沢尻:韓国に、こんなにファンの方々がいることにビックリしました。本当にうれしいです。ぜひこの映画も応援してくださいね。
Q:エリカさん、映画の中でお気にいりのシーンはありますか?
沢尻:気にいったシーンはいくつもあるんです。本当に好きなシーンばかりで。例えば、りりこの部屋で寺島さんとの冒頭のシーンも好きですし、同じく最後の2人のやりあい、その緊迫感と迫力は思い出に残っています。あのシーンで寺島さんを殴り倒すお芝居をしてるんですが、実は後から妊娠されていたのを聞いて、本当に女優魂がある人だと驚きましたし、役者として尊敬しています。
Q:今後の抱負
沢尻:役者業を中心にして、幅広い役柄を演じて、みなさまに新しい作品を届けたいなと思っています。
蜷川:近いうちに新しい映画を作って、また韓国に来たいなと思いますし、エリカともまた新しい役を通して出会いたいなと思っています。
Q:最後に
沢尻:韓国の方が御覧になってどう思うのか、今から本当に楽しみです。ワクワクです。
蜷川:韓国のお客さんにも1人でも多くの方に観てもらえたらうれしいです。 ———
『ヘルタースケルター』

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・キャスト
沢尻エリカ
大森南朋 寺島しのぶ 綾野剛 水原希子 新井浩文
鈴木杏(友情出演)/寺島進/哀川翔
窪塚洋介(友情出演) 原田美枝子 桃井かおり
・スタッフ
監督:蜷川実花
原作:岡崎京子「ヘルタースケルター」祥伝社フィールコミックス
脚本:金子ありさ
音楽:上野耕路
テーマソング浜崎あゆみ「evolution」(avex trax)
エンディングテーマAA= 「The Klock」(SPEEDSTAR RECORDS)
・商品レンタル情報
DVD&Blu-rayレンタル発売:アスミック
レンタル販売:TCエンタテインメント
©2012映画『ヘルタースケルター』製作委員会 ©岡崎京子/祥伝社.
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