スパイクたちが帰ってきた!『COWBOY BEBOP』Night Selection開催
『カウボーイビバップ』Blu-rayボックス発売記念!!
「COWBOY BEBOP」Night Selection オフィシャルレポート
2012年10月13日(土)TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン7
出演: 山寺宏一(『カウボーイビバップ』役)、石塚運昇(ジェット役)、林原めぐみ(フェイ役) 、多田葵(エド)、佐藤大(舞台設定)
『カウボーイビバップ』のBlu-ray ボックス発売を記念した「『COWBOY BEBOP』Night Selection」が13日、東京・六本木のTOHO シネマズ 六本木ヒルズで開かれた。冒頭のトークショーに登壇したのは、スパイク役・山寺宏一さん、ジェット役・石塚運昇さん、フェイ役・林原めぐみさん、エド役・多田葵さん、舞台設定を担当した脚本家の佐藤大さんの5人。当時を振り返りつつ、変わらぬチームワークの良さで楽しいトークを約1時間繰り広げた。
まず山寺が「以前、僕は、ビバップを観てイイと思えない人は、友だちとはいえないと言っていました。(会場にいる)みなさんを友達と思っていいですか!」と挨拶。会場から大きな拍手が送られ、トークが開幕した。
イベントの直前に今回のBlu-rayボックス用にオーディオコメンタリーを収録していたという4人。一堂に会するのは久しぶりにもかかわらずその呼吸はぴったり。山寺が盛り上げ、石塚がボケ、林原がツッコむと、多田がまとめる、という絶妙のコンビネーションでトークは進行した。
オールナイトのラインナップは、スパイクとビシャスの因縁にまつわるエピソードは少なく『カウボーイビバップ』の振り幅の広さを実感させるエピソードが並んだ。第1位に選ばれた『カウボーイ・ファンク』の話題になると、山寺は「これってアンディ人気なんだよね」とちょっと悔しそうな表情。
佐藤が「こういう箸休め的エピソードなのに、シリーズ構成の信本(敬子)さんが脚本書いて、作画枚数が最終話(『ザ・リアル・フォークブルース(後編)』)よりも増えてしまうという“本気”の出し方が『ビバップ』の現場らしい」と解説。
では、山寺が1本選ぶとしたらどの話数? と問いかけられると「うーん、選べねぇ~」と一言。
同じ質問を投げかけられた林原もまずは「うーん、選べねぇ~(笑)」と重ねる展開。そこから上映話数である『スピーク・ライク・ア・チャイルド』のラストに出てくる、高校生のフェイの「フレー、フレー、私」のシーンに話題がとび、林原と多田が、あのシーンは「恥ずかしすぎてありえない(笑)」と意気投合する場面もあった。
多田も「うーん、選べねぇ~(笑)」と“お約束”で天丼した後、『マッシュルーム・サンバ』をセレクト。佐藤曰く「エドとアインは平和の印」だそうで、エドとアインが画面上にいる時はひどいことは起きない、というのが当時のスタッフの暗黙の了解事項だったという。
一方、第10話の『ガニメデ慕情』のこと以外あまり覚えていないという石塚は「どうして入っていないの?」と逆質問。「入っていないのは、みんなが子供だからかな(笑)」と冗談でまとめた。
放送直前までまったく注目されていないタイトルだったこと、スタッフ・キャスト含め今振り返ると豪華なメンバーが揃っていたことなど、当時を振り返り話題は多岐にわたった。『ビバップ』放送当時、山寺と石塚がクリスマスの夜を一緒に過ごしたという衝撃(?)のエピソード(タクシーで移動中、表参道で渋滞に巻き込まれ、イルミネーションで照らされながら長時間過ごした、というのが真相)が暴露されたり、林原がフェイの役に入り込んだ結果、アフレコ現場でジュリア役の高島雅羅にまで距離をとっていたという打ち明け話などが披露された。また、話題がビシャス役の若本規夫になった時には、山寺が即興で若本のモノマネをして笑いを取る一幕もあった。
さらにこのトークでファンを驚かせたのは、Blu-rayボックスに映像特典として収録される渡辺信一郎監督ディレクション・クリップの内容の一部が明らかになったこと。
上映されたのはスタッフがクリップ撮影現場に赴き、取材してきたという映像。それを見ると、どうやら渡辺監督が制作しているのはショートの実写映像の様子。モデルの太田莉菜らが出演し銃撃戦を繰り広げていた。そして最後に出てきたタイトルは『木更津ビバップ(仮)』で、会場のファンを驚かせていた。 また、その映像に山寺が即興でナレーションをつけ、ファンを大いに盛り上げていた。
(※『木更津ビバップ(仮)』は取材映像上のタイトルで、実際の特典で収録される渡辺信一郎監督のディレクションクリップのタイトルとは異なります)
最後に山寺は「『カウボーイビバップ』の仕事が決まる直前に、やりたかったとある仕事がなくなって落ち込んでいた時期でした。その時に出会った、この作品が、やってよかったと思える作品で、10何年も後の今でも、でもこうやってファンの皆さんと一緒に感動できる作品になっていることを嬉しく思います」と締めくくった。 フォトセッションでは、山寺が「『Tank!』でも歌いますか」というと、壇上もファンも『Tank!』を口ずさみ、中には「さすらいのカウボーイ」(『Tank!』に歌詞をつけて多田が歌ったバージョン)を歌う人もいた。和気藹々の雰囲気でトークは締めくくられた。
●COWBOY BEBOP Blu-ray BOX
初回限定版 税込価格:36,750円/ 通常版 税込価格:26,250円
2012年12月21日発売
発売・販売元:バンダイビジュアル
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公式サイト:http://www.cowboy-bebop.net/
©サンライズ
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2012/10/20 01:20 MOVIEW