『マダガスカル3』のエリック・ダーネル監督が特別講義を開催！

記録づくしの世界No.1大ヒット！
動物も、アフロも、感動も飛び出す面白さ！
この夏一番の3Dアクション・アドベンチャー、日本上陸！！
『マダガスカル3』

世界No.1ヒットシリーズのエリック・ダーネル監督がCGクリエイターを目指す学生へ特別講義を開催！
パラマウント ピクチャーズ配給、日本の夏休みファミリー映画大本命の3Dアニメーション大作『マダガスカル3』が、8月1日(水)より全国公開します。全米をはじめ、全世界でNo.1スタートとなったのは44ヵ国、すでに累計興収約3億6600万ドル（約293億円）を記録、世界中で“マダガスカル旋風”を巻き起こしております。
この度、本作の日本公開に先駆け、本作の監督を務めたエリック・ダーネル氏が来日し、CGクリエイターを目指す学生たちへむけた“特別講義”を開講いたしました。

参加したのは、デジタルの本場ハリウッドを目指し、未来の日本のCG界を担うデジタルハリウッド大学の学生たち。熱いクリエイター魂がぶつかりあう白熱した講義を開講しました。また、デジタルハリウッド大学では世界中に多くの卒業生を輩出しており、ドリームワークスアニメーションPDIスタジオで働く卒業生も、『マダガスカル3』の製作に参加しています。

開講前に実際に数々の賞を受賞、映画やゲームソフトのCGを数多く手掛け、本学の准教授でもある小倉以索氏より、「子供の頃、少年野球をやっていたら、プロ野球選手が実際に指導をしてくれました。その時小さい子供は“僕もこんなプロ野球選手になれたらいいな”と思って練習して、実際に野球選手になった人がいます。この中から5年、10年後に監督とお仕事をする学生が出てきたら、監督自身も嬉しいのではないでしょうか？」と話があると、学生たちは目を輝かせました。その熱い想いに応えるべく、小倉准教授や学生から質問が及ぶと監督からは、本作についてだけでなく、日本のアニメについてのエピソードも飛び出しました。
●エリック・ダーネル監督コメント
Q：作品について教えてください。
『マダガスカル3』は、シリーズ第3弾で、ニューヨークの動物園の動物たちが旅を完結させる物語です。
Q：本作で新しく挑戦したことはありますか？
最も大きな挑戦は、初の3D作品を制作したということです。過去2作を観てこのシリーズを考え、3Dに向いているということに気がつきました。監督をするとどの作品にも言えますが［素晴らしい物語を上手く伝える苦労］、［たくさんの方が感情移入して愛してくれるキャラクターをつくる苦労］をしないと、3Dが素晴らしく、どんなに技術が美しく、アニメーションが優れても“ただの美しい画”で終わってしまって、みなさんの心に残らないものになってしまいます。
Q：今までは、大自然が舞台でしたが、本作はヨーロッパの美しい町並みが舞台です。何か、苦労はありましたか？
実際に視覚的に風景を実現するのは、各ロケーションを舞台として描かなくてはいけません。旅をする映画だということを描かなければなりませんでした。ロケ地を表現するために実際に全て訪れてリサーチして、映画の中で描いている舞台は全て訪れて資料として、何万枚もの写真を撮影して、ビデオを録画してスタジオに持ち帰って、それらを参考に作り上げました。
ローマのコロッセオを訪れた際は、多くの観光客が美しい写真を撮影している中、僕らは、マンホールやレンガやゴミ箱を撮影移していたので、周りの観光客からは、どうしてこんなものを撮影しているのか不思議がられました(笑)
そして、私たちの作風にはルールがあります。その一つは、平行の線をつくらず、必ず軸から少し外します。また、ロケーション自体もキャラクターの一部になっています。例えば、モンテカルロの町を登場させましたが、青い光、地中海、反射する影、町の情景がとてもアクションシーンには向いています。そして、ローマは、色味としては、レンジやテラコッタが魔法のようなロマンスに適した場所なのでジュリアンと熊が恋に落ちる部分を描いています。

Q：日本では、昨年3月に震災が起きて、誰もが「絆」の大切さに気づかされました。本作にもこのテーマを感じましたが、なぜ「絆」をテーマとして設定したのですか？
人生において何が大切かということ、自分が物理的におかれている場所に対して、自分がとても大切に思っている人たち、そして自分が持っている情熱とは何かということ。
1作目で語っている内容は、［仲間といるならどこにいようと関係ない］、2作目は、［自分らしさを大切にする（他人の期待に応えようとせず、自分らしくあること）］、本作は［自分がハッピーで満たされた生活するためには、自分の持っている情熱を追及すること］。ラルフ・ワルド・エマーソンの言葉で「人生は旅であり、目的地ではない」という言葉を私たちは、よく本作を表現する際によく引用しています。
【学生が事前に作成した本作のロゴアニメーションの講評】
経験上アニメーションは1秒であっても簡単ではないと承知してます。
拝見した作品全てに明確にアイディアがあって、集中して作業を行っているということが伝わってくる作品でした。

【学生からの質問】
Q：20代半ばからCGの勉強をはじめたのですが、ドリームワークスのような会社で働けますか？
僕も本格的にアニメーションを学び始めたのが、27歳位でした。遅すぎるということはないと思います。なぜなら、自分が何を愛しているかに気がついているわけですし、残りの人生を掛けて好きなことを追求することにはルールも年齢制限も無いと思います。
Q：日本のアニメに対してどのような印象を持たれていますか？　また、影響を受けた作品はありますか？
もちろん、日本の作品は好きですし、影響を受けています。アメリカの子供なら、多くがそうであったのと同様に私も子供時代『鉄腕アトム』、『マッハGOGOGO』を観て育ちました。その後も『AKIRA』や宮崎駿監督作品を観ましたし、とても好きです。
そして、私の娘も宮崎監督作品が大好きで、私が日本に出発する数日前に宮崎監督作品のDVDを全て並べて『天空の城ラピュタ』を観ていました。
そして、アメリカのアニメーション業界も宮崎監督から学べることは多くあると思いますが、女性の主人公を多く登場させる事が一つ挙げられます。

●『マダガスカル3』
『マダガスカル3』は、ヨーロッパで指名手配されてしまったアレックスと仲間たちが、おんぼろサーカスに逃げ込んで大騒動に。果たしてアレックスたちはサーカスを立て直し、故郷ニューヨークに帰れるのか？
3Dになってパワーアップした本作は、モンテカルロ、ローマ、ロンドンとヨーロッパを舞台にした、感動とスリルに満ちた3Dアクション・アドベンチャー。
スタッフ
監督：エリック・ダーネルトム・マクグラス／コンラッド・ヴァーノン
日本語吹替版声優：アレックス：玉木宏、マーティ：柳沢慎吾、メルマン：岡田義徳、グロリア：高島礼子、キング・ジュリアン：小木博明、モーリス：矢作兼
日本語字幕版声優：アレックス：ベン・スティラー、マーティ：クリス・ロック、メルマン：デヴィッド・シュワイマー、グロリア：ジェイダ・ピンケット＝スミス
ドリームワークス アニメーション提供／PDI・ドリームワークス作品
配給＆宣伝：パラマウント ピクチャーズ ジャパン
オフィシャルTwitter：madaga_jp
©2011 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.
『マダガスカル3』
8月1日（水）映画ファーストデー 新宿ピカデリーほか全国3D/2D同時公開！
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