園子温監督最新作『冷たい熱帯魚』ベネチア国際映画祭 オリゾンティ部門正式出品
『愛のむきだし』の鬼才・園子温監督 最新作
『冷たい熱帯魚』
(英題:COLD FISH)
第67回ベネチア国際映画祭
オリゾンティ部門正式出品決定のお知らせ
この度、来年日活配給作品 園子温監督最新作『冷たい熱帯魚』が9月1日から11日まで開催されます第67回ベネチア国際映画祭のオリゾンティ部門に正式出品されることとなりました。オリゾンティ部門は塚本晋也や三池崇史、青山真治ほか世界の才能を輩出してきた実績があり(詳しくは下記をご参照ください)早くも本作は、フランス・ドイツでの公開も決定しております。
本作は実際に起きた幾つかの連続猟奇殺人事件からインスパイアされた人間の狂気と極限の愛を紡ぎあげた『愛のむきだし』に続く全世界待望の作品です。出演は吹越満、でんでん、黒沢あすか、神楽坂恵。役者陣の想像を絶する競演、映画史を塗り替える演技にもご注目ください。
●園子温監督コメント
私の作品は、いつも自分の人生とを切離して作れません。言い換えれば本作は自分の作品の中でも、とてもプライベートに近い作品といえます。同時にこの作品によって、自分は癒されました。この部門に選ばれてとても嬉しいです。
園子温・・・愛知県豊川市生まれ。1987年、『男の花道』でぴあフィルムフェスティバルグランプリを受賞。PFFスカラシップとして制作された『自転車吐息』がベルリン国際映画祭で正式招待作品となる。代表作に『自殺サークル』(2001)、『紀子の食卓』(2006)、そして『愛のむきだし』(2008)で第59回ベルリン映画祭フォーラム部門に正式出品され「国際批評家連盟賞」「カリガリ賞」を受賞し、第9回フィルメックス“アニエスベー・アワード”(観客賞)も受賞。国内外で注目を集め、熱狂的な観客の支持を受けた。
●『冷たい熱帯魚』(英題:「COLD FISH」)作品紹介
家庭不和の中、熱帯魚屋を営む主人公が、ある日出会った同業者の手伝いを行ううちに、想像を絶する猟奇殺人事件に巻き込まれていく…。
監督・脚本:園子温『自殺サークル』、『愛のむきだし』、『ちゃんと伝える』
主演:吹越満
出演:でんでん 黒沢あすか 神楽坂恵 梶原ひかり
製作・配給・宣伝:日活
●ベネチア国際映画祭 オリゾンティ部門について
先鋭的であり、革新的な才能を発掘する事を目的にした部門で、ドキュメンタリーや短編作品も含まれ、過去の日本からの出品作品は2004年『ヴィタール』(塚本晋也監督)、『IZO』(三池崇史監督)、2006年『こおろぎ』(青山真治監督)、『立喰師列伝』(押井守監督)、2007年『サッド・ヴァケイション』(青山真治監督)などがあり今年より「オリゾンティ・アワード」も創設され、本作が受賞すれば世界初の作品となる。
『冷たい熱帯魚』
2011年 正月第二弾 テアトル新宿ほか全国順次ロードショー
→『冷たい熱帯魚』の記事を探す
2010年の映画ニュース, 映画ニュース
2010/08/01 19:09 MOVIEW