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Vol.90 『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)) 1』

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)) 1完成披露試写にて『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)) 1』観賞。『機動戦士ガンダム』シリーズ最新作OVAの第1巻。
完成披露試写自体は今月初旬に行われたのですが、いろいろあっていままで書きませんでした。OVAなのでここに書くかどうか迷ったのですが、新宿ピカデリーのスクリーンで観たし、2月20日からプレミアレビューも始まったので書いておこうかと……私の前の席では原作者の福井晴敏さんが観賞していました。


『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』から3年後を描いた、いわゆる宇宙世紀の正統な続編となる作品。全6巻が予定されているOVAの1巻目なので話はまだまだ序盤で、様々な謎・未登場のキャラクター名などが飛び交い、2巻目以降を期待させる内容になっています。
この作品の冒頭では西暦が終わり宇宙世紀を迎えるというシーンがあるのですが、これまで語られることのなかった宇宙世紀の始まり、そしてそこから始まる謎・ラプラスの箱の存在が、これまでにない壮大な物語を予感させます。原作はあえて読んでいないのでこの後どのような話になるのかまったく知らないのですが、とても続きが気になります。
本作のヒロインであるオードリー・バーンの名前はオードリー・ヘップバーンから取っているとのことですが、スペースコロニーの中で『ローマの休日』らしき看板が出てきたりするのはスタッフの遊び心でしょうか。こういうさりげない遊びは私は大好きです。
ガンダムの名を冠し、しかも宇宙世紀の物語ということでプレッシャーも大きいとは思いますが、それに十分応えられるだけのクォリティに仕上がっています。特にモビルスーツのアクションがすばらしい。クシャトリヤの動きは想像以上でしたし、ユニコーンのデストロイモードも動きがつくことでそのデザインの良さが引き立ちますね。
またコクピットの内部がこれまで観たことのないディテールになっていました。シャアの反乱から3年であれだけの進歩をするというのはちょっと考えにくいですが、逆に昔の作品をいまの技術で描いたらどうなんだろうなぁという気はしました。海外では数十年経った名作をリメイクするということはよくありますが、日本ではなぜかその続きを作るんですよね。
ファーストガンダムからすでに30年以上が経過しているのですから、当然アニメという技術も進化しているわけで、いまの技術でその話を作り直したらいいのになぁとも思います。『ジ・オリジン』のアニメ化でもいいんですがねぇ。
まあそれはともかく、このクォリティで残りを作り上げるのにどのぐらいの時間が必要なのかなぁというのが少々気になるところです。当初の発売予定がずれたのも納得できるできばえな分、完結するまで相当かかりそうな気がします。話としての評価もやはり完結してみないとなんとも言えませんが、まずは続きを観てみたいという気持ちにさせられる第1話でした。
『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)) 1』は全国5大都市にて2週間限定プレミアレビュー中です。
バンダイチャンネルでは冒頭7分の動画を2月26日まで観ることができます。
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HGUC 1/144 クシャトリヤ
HGUC 1/144 クシャトリヤ
おすすめ平均
starsクイン・マンサへのオマージュ
stars思ったより、完成は速かった
starsあんまり…
starsバンダイの本気
starsかなり良好な出来です

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