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Vol.87 『マッドマックス』

マッドマックス観賞映画振り返りコラムの34回目は『マッドマックス』。前回書いた『エイリアン』を大塚名画座で観た際、同時上映されていた作品。
メル・ギブソン、そしてジョージ・ミラー監督の出世作としても知られる『マッドマックス』。その後シリーズ化され、人気を博したのはご存じの通りですが、1979年の12月に正月映画として公開されたのがこの第1作。公開時はまったく興味がわかず、このときも『エイリアン』目当てで観に行って、同時上映だから観ておくか、ぐらいの感じで観ました。が、これがぐいぐい引き込まれる感じで、すごく得した気分でしたね。


暴走族による凶悪犯罪が多発していた近未来を舞台に、相棒、そして家族を殺された警官マックスの復讐劇を描いた作品。当然のことながらそのアクションは車やバイクによるカーチェイスが中心となります。マックスが駆る車がインターセプターなのですが、スーパーチャージャー搭載の600馬力にチューンされているという設定で、この車がかっこいい。
スーパーチャージャーやターボなどのツィーーンという空気を取り入れる音とともに速度が倍増するかのような、スピード感あふれる映像は迫力満点でした。実際のスピードはどのぐらい出ているのかわかりませんが、飛ばしてる!という感覚を観客に与えるのに十分な演出でしたね。
また、この作品では、暴走族が本当に悪いやつとして描かれていて、妻子を殺されたマックスの姿を見て、そこに否が応でも感情移入してしまいます。復讐に向かうシーンでは、観客の誰もが「よし行け!」という気持ちになっていたんじゃないでしょうか。そこでそれまでとはまったく違うテンポのスピード感あふれる映像となるため、よけいに気持ちが入っていくというところでしょうか。
この後の続編である『マッドマックス2』『マッドマックス/サンダードーム』は核戦争後の話となり、この第1作とはまったく違う作品になってしまいますが、シリーズとしてみたとき、私は評判が高い『マッドマックス2』よりも、ストーリーにまったく破綻のないこの第1作のほうが好きです。
噂では来年、26年振りの続編となる『マッドマックス4』が公開されるらしいですが、この第1作のような渋く、かっこいい作品となることを願っています。
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おすすめ平均
stars真救世主伝説シリーズ最高傑作!!
starsよくもなくわるくもなく
stars完全オリジナルストーリーです
starsエンディングがガッカリ
stars期待~(^o^)/

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