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『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』週刊文春ミステリーベスト10 第1位

映画原作本『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』
週刊文春ミステリーベスト10ミステリが読みたい! 2010年版 ダブル受賞で第1位!
年度末3大ミステリー大賞独占の期待、ヨーロッパ各国で記録的大ヒット!
年末恒例の3大ミステリーランキングで、「ミレニアム」3部作シリーズがダブル受賞となりましたので、ご報告します。
なお、全国の日本推理作家協会会員および文芸評論家、ミステリー系作家、書店員、大学ミステリー研究会が選ぶ、第33回目週刊文春ミステリーベスト10の選評は下記の通りです。


●書評
池上冬樹氏
ベスト1なのは当然だろう。ラーソンは3部作にミステリーのジャンルのすべてを注ぎ込んだ。本格、警察小説、ハードボイルド、スパイ小説を味わうことができるうえに資本主義の矛盾やジャーナリズムの正当性、女性への暴力といった社会的な主題も強力に捉えている。ジャンルを超えた現代小説の豊穣さと、現代社会の混沌とした闇を盛り込んで、たっぷりと読ませる。2009年度のベスト・ミステリーではなく、21世紀のベスト・ミステリーの1つだろう
大森望氏
この10年でナンバー1のエンターテイメント。3作それぞれ趣向が違い、なおかつハイレベル
田中芳樹氏
最多投票が予想される作品に1票を加えるのは趣味ではないけれど、今回はもうしょうがない。傑作です、はい
古屋美登里氏
ヒロインのリスベットがとにかく格好良い。紛うことなき最高級の作品
平岡敦氏
21世紀のオールタイムベストたりうる傑作
小山正氏
ミステリーのあらゆる面白さが詰まった、巨大複合型謎解き小説
間室道子氏(青山ブックセンター六本木店)
1の上巻さえ買ってもらえれば、と思った通りになり、まとめ買い続出
直井明氏
しかし、第4部はないのかと溜息が出る
「週刊文春2009ミステリーベスト10」 第1位(12月3日発売、海外部門)
「ミステリが読みたい!2010年度版」 第1位(11月25日発売、海外部門、早川書房)
なお、受賞作品は下記の通りになります。
<海外部門>
1位 「ミレニアム」3部作シリーズ
2位 犬の力
3位 ソウルコレクター
<国内部門>
1位 新参者(東野圭吾)
2位 ダブルジョーカー(柳広司)
3位 鷲と雪(北村薫)
また、翌週発表される「このミステリーがすごい!2010年」(12月10日発売、宝島社)でも、上位ランクインの呼び声が高く、初のトリプル受賞という快挙が期待されています。
ノオミ・ラパスが演じるヒロイン・リスベットは、鼻ピアスにタトゥーに、150センチの華奢な身体の天才ハッカー。映画史上最強のヒロインの誕生に世界が熱狂。謎解きミステリーの面白さ、そして驚愕のクライマックスが観客をとりこにする、北欧発今世紀最高の驚異のミステリー・エンタテインメントです。
●ストーリー
スウェーデン、ストックホルム。大企業ヴァンゲル・グループ一族が住む孤島で、40年前、ひとりの少女が忽然と姿を消した。グループの前会長ヘンリック・ヴァンゲルが事件の調査を依頼したのは、裁判で有罪となり失業中の記者ミカエル。
調査の過程で彼は、鼻ピアスと背中にドラゴンのタトゥーを入れた天才ハッカー・リスベットと出会い、互いに協力することで、さまざまな秘密が明らかになっていく。そして、ひとりの少女失踪事件から、大富豪のヴァンゲル一族の深い闇と、過去に隠されたおぞましい罪があぶりだされていく。
原作:スティーグ・ラーソン『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』(早川書房)
監督:ニールス・アルデン・オプレヴ
出演:ノオミ・ラパス、マイケル・ニクヴィスト(『歓びを歌にのせて』
提供:パラディソ×ギャガ×テレビ朝日×ドリームシェア×デイライト
配給:ギャガ
後援:スウェーデン大使館
『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』
2010年1月シネマライズ他全国順次ロードショー
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