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『TOKYO!』完成記念記者会見

本年度カンヌ国際映画祭<ある視点>部門正式出品『TOKYO!』
7月2日完成記念記者会見 実施のご報告
世界最高のクリエーター“ミシェル・ゴンドリー×レオス・カラックス×ポン・ジュノ”奇跡のコラボレーション!
強烈なオリジナリティをもつ3人の監督が、豪華キャストを迎え、“世界で最もクールな都市”TOKYOを舞台に、新たなる日本映画を誕生させる。
7月2日(水)
セルリアンタワー東急ホテル
登壇者:ポン・ジュノ監督、香川照之、蒼井優、藤谷文子、加瀬亮
--この企画を最初に聞いたときの印象や、実際に参加されてのご感動をお聞かせください。
ポン・ジュノ監督:東京は、他の海外の都市よりも頻繁に来ている都市です。撮影できる機会を持つことが出来て嬉しいしワクワクしました。他の2人の監督が自分とどのように違っているかにも興味がありました。


香川照之さん:たくさんの方々に足をお運びいただき、ありがとうございます。ここまで来れて感無量です。世界で一番会いたくて、一緒に仕事したかった監督である、ポン・ジュノ監督と1本仕事をできたのが自分の財産となりました。
蒼井優さん:香川さんと仕事が出来るなんて夢のようです。さらに大好きなポンさんが監督だなんて、本当に夢のようです。目の前に、この二人がいることがずっと信じられませんでした。あっという間の1週間でした。作品を観て、参加した日本のスタッフのみんなの熱ややる気がつまった作品になり、幸せな気持ちです。
藤谷文子さん:企画を聞いた時、なんてクレイジーな企画を立てる人がいるんだろうと思いました。でも、共演したいと思っていた方々と仕事が出来たし、ここに来て、香川さん、蒼井さん、ポン監督がいらっしゃって、カンヌ映画祭で3人の監督がいた時の興奮をまた実感しています。
加瀬亮さん:一人だけでもスゴイ!と思う監督が3人も集まってワクワクする企画を立ち上げて、そこの参加できて嬉しいです。奇妙で面白い作品ができました。ぜひ観ていただきたいです。
--(香川さんと蒼井さんに)ポン監督とのお仕事はいかがでしたでしょうか?
香川さん:ポン監督は、撮影では、3ミリ単位のことを要求されるんです。ジェットコースターに乗っているような撮影でした。言い切れないくらい沢山のエピソードがあります。
蒼井さん:撮影は結構大変だったりするのですが、でも「今しかない!」と思って、自分の出来る全てを出し切りたいと思いました。映画を作る熱を久々に熱く感じた現場で、夢みたいでした。
--(藤谷さんと加瀬さんに)ゴンドリー監督とのお仕事は如何でしたでしょうか?
藤谷さん:ずっとカメラが回っていました。何度も同じ芝居を繰り返したりするんですけれど、やっていくうちに余分な緊張感が削ぎ落とされていって、気持ちの良い状態になるんです。
加瀬さん:とにかく大変です。朝からカメラが回り、その日にゴンドリーが思いついたアイデアが出てきます。そして、通訳している間にまた別のアイデアが出てくるんです! かわいくて憎めない人です。僕の役は監督自身が投影だと思い、それを表せたら、とがんばりました。
--みなさんにとっての“東京”とは?
加瀬さん:これだけ人が(外国人含めて)出入りしている都市は他にないと思います。風通しの良さを拾える刺激的な街です。
藤谷さん:いろんな表情があって、心地の良い街です。(東京の)いろんな所に行って、自分の気分に合わせることができる、ステキな街です。
蒼井さん:福岡出身の私にとって、福岡は休む所、東京はステキなものがたくさんあって深呼吸する所です。
香川さん:ホッとする家のような所です。
映画『TOKYO!』作品概要
最先端のポップカルチャーにあふれ、今“世界で最もCOOLな都市”として、世界中の人々から熱い視線と羨望を浴びる街、東京。<MANGA><OTAKU><ZEN>「カワイイ」など空前の日本ブームに世界が揺れる中、NY、パリ、ソウルという大都市で活躍する3人の鬼才が、独自の視点と強烈な個性で東京を読み解く。本年度のカンヌ国際映画祭でも熱狂的な支持を集めた『TOKYO!』3部作が、ついにその全貌を現す!
『TOKYO!』
◆「TOKYO!<インテリア・デザイン>」
監督・共同脚本:ミシェル・ゴンドリー(『エターナル・サンシャイン』
出演:藤谷文子、加瀬亮、伊藤歩、大森南朋、妻夫木聡、でんでん 他
◆「TOKYO!<メルド>」
監督・脚本:レオス・カラックス(『ポンヌフの恋人』)
出演:ドゥニ・ラヴァン、ジャン=フランソワ・バルメール、石橋蓮司、北見敏之、嶋田久作 他
◆「TOKYO!<シェイキング東京>」
監督・脚本:ポン・ジュノ(『殺人の追憶』
出演:香川照之、蒼井優、竹中直人、荒川良々、山本浩司、松重豊 他
仏=日=韓=独合作映画
製作:comme des cinemas(仏)
共同製作:Bitters End(日)=Arte France (仏)=Sponge Ent.(韓)=Coin Film, WDR/Arte(独)
提供:ビターズ・エンド/バップ/博報堂DYMP/WOWOW/朝日放送/ピクニック
Supported by MTV JAPAN
©2008「TOKYO!」
『TOKYO!』
晩夏、シネマライズ、シネ・リーブル池袋 ほか、世界先行ロードショー!!