無茶振り?『牙狼<GARO>-炎の刻印-』第15話のゲスト声優は……
黄金騎士ガロの鎧が、主人公レオンから王子アルフォンソに変移する……という衝撃の展開から、2クール目の新章に突入した『牙狼<GARO>-炎の刻印-』。その本編ゲストに『ウイングマン』、『電影少女』、『I”s』、『ZETMAN』など数多くのヒット作を世に送り出してきた人気漫画家・桂正和が、声優として第15話に出演しています。
今回は、同じ美術専門学校の出身であり旧知の間柄である『牙狼<GARO>』シリーズ原作・雨宮慶太の“強引な無茶振り”により今回の企画が実行された。『牙狼<GARO>-炎の刻印-』監督の林祐一郎も桂正和の大ファンであり、オファーOKの知らせを受け非常に喜んだそうです。
第15話「職人 -PROJECT G-」では、第6話で師匠のジョルディを失った武器職人の少年・フリオ(声:山口勝平)が再登場。彼を中心に、街の職人たちが集まり、伝説の“光の騎士”の鎧を完成させようと奮闘するエピソードです。
桂が演じるのは、ベテラン職人のひとりで、眼鏡屋のブルーノ。小柄さと持ち前の運動神経ゆえ、伝説の“光りの騎士”の鎧を自ら着ることになる人物。そう、桂に対して用意されたのはメインゲストといっても過言ではない、重要な役柄だったです。当然、全編にわたって台詞も多い。
アフレコが行われたのは、昨年11月末。時間通りに収録現場を訪れた桂でしたが、役の大きさや台詞の分量に、さすがに緊張気味。「これは素人にやらせる役じゃないよ(苦笑)。」とこぼしつつも、引き受けたからには責任を果たさなければと、真剣そのものの表情でアフレコに臨む桂。奇しくも、本作のメインキャストである浪川大輔は『ZETMAN』のジン役(少年時代役は朴ロ美)、野村勝人は『I”s Pure』の瀬戸一貴役と、縁の深い声優陣が顔をそろえていたこともあり、収録の合間には彼らにもアドバイスを求めていました。
ブルーノの人物像にマッチした声のトーンを探り当てるまでは試行錯誤があったものの、徐々に感覚をつかみ、叫び声など高度な技術を要求される演技にも見事対応。最終的には林監督や久保宗一朗音響監督らも絶賛するほどの熱演を見せました。とはいえ、演じた本人としては、自信を持てるまでには至らなかったようで……。
「当たり前だけど、やっぱりプロの声優さんたちはすごい。今回はそれをあらためて感じましたね。一生懸命やりましたけど、自分の芝居が浮きまくっていないか、オンエアが今から心配です」と語り、収録後には『無茶振り』とのコメント入り色紙を残した桂でしたが、アフレコに立ち会ったスタッフたちから好評を得ていたのは事実。劇中でのブルーノの活躍と、桂の演技は必見です。
『牙狼<GARO>-炎の刻印-』公式サイト:http://garo-project.jp/ANIME
公式twitter:@anime_garo
©2014「炎の刻印」 雨宮慶太/東北新社
→『牙狼<GARO>』特設ページ
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2015/01/23 18:00 MOVIEW